76.《ネタバレ》 冒頭の移民船で、必ず一人が「アメリカー!」と叫ぶシーン、私なんてそこで早くも感無量。なぜってゴッドファーザーPARTⅡとか、ワンスアポンアタイムインアメリカとか、ウエスタンとか、ギャングオブニューヨークとか、それら名作と何となく繋がっちゃって、このシーンだけは単体としての評価ではなく、それらを見た時の感動がかぶさっちゃいました。でもこちらにはギャングは出てきません。海に浮かぶレジャー施設内での夢物語です。アミューズメントパークのような作品だと思いました。音楽はもちろん素晴らしい。そして脚本も素晴らしい。右手が二本だったらどうやって十字を切る?ですって。かっこいい。右手二本だってピアノは弾けるさ、だとかそんな当たり前な事を言わないところが粋だなぁ。 【ちゃか】さん [映画館(字幕)] 8点(2024-03-29 13:41:18) |
《改行表示》75.「イタリア完全版」にて鑑賞 なんと壮大な芸術作品 ロマンあふれるお伽話 点数つけるのが憚られるね。 【愛野弾丸】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2021-07-25 19:08:55) |
《改行表示》74.3度目の鑑賞。最初に観たのは、高校の音楽の授業で観たと思います。 ピアノのロックを外して船が揺れる中演奏するシーンと、ジャズバトルのタバコが凄く印象に残ります。 【へまち】さん [DVD(字幕)] 8点(2018-02-14 21:34:11) |
73.《ネタバレ》 「何で彼は陸に降りないの?陸地はそんなに怖いところじゃないのに」と彼を笑うことは簡単だ。しかし、生まれてから一度も見たことも体験したこともない、そこにないのが当たり前という存在に対する人の無自覚な先入観や忌避感をなめてはいけない。はたして私たちは、本当に陸地から海を見ているのだろうか?全部を見ているつもりでいて、実はずっと船の上にいるだけではないのか?という、これはトルナトーレ監督から観客への挑戦状。●しかし他方で、監督は人間の無限の可能性に対する讃美をも忘れてはいない。それは最後に主人公の口から分かりやすく語られる。ピアノの鍵盤が有限であっても、いやそうであるからこそ、彼は可能性の翼をどこまでもはためかせることができた。だから、彼はそもそも陸地に降りる必要などなかったのだ(すでに、陸地にいる以上の経験をしているから)。したがって、階段の途中で止まった彼は、物語としては、船に戻る以外の選択肢はありえない。●ラストの再会は、どう考えてもマックスの幻想あるいは1900の幽霊なんですけど、「この1900だったら、意地でもこの廃船内で生き残っていた可能性も・・・」と同時に感じさせてくれるのも凄い。●それからこの映画のもう1つの偉大な成果は、92年のソロアルバム以降、何年にもわたって隠遁生活に近い状態だったロジャー・ウォーターズを引っ張り出して主題歌に起用したこと。これが、2000年代の彼の活動再開の幕開けとなります。この点でこの作品には心から感謝です。 【Olias】さん [映画館(字幕)] 8点(2015-11-21 02:05:44) |
《改行表示》72.《ネタバレ》 俺個人は「ニュー・シネマ・パラダイス」よりもコッチの方が好み。 船で生まれ生涯下船しなかったというピアニストの人生を描いた作品。 物心ついた頃から「船」が全てだった主人公。 船から見下ろす海は飽きるほど見たが、陸から海を眺めるという事は知らなかった。 陸から来た人々が求めた「アメリカ(自由)」、 陸で生きてきたトランペット吹きとの友情、 陸でジャズを極めたピアニストとの「決闘」、 陸から海に夢を求めてやってきた父親、 陸で暮らす少女への初恋・・・陸と海が混じる船上の甲板。 一時の交流、そしてまた別れる陸と海・・・主人公には船上しか生きる場所が無かった。 戸籍も無い、陸の上に「存在」すらしていない主人公。 知っているのは船で彼を知った者だけ。 その者だけが語り継ぎ、その者だけが彼の存在を証明した。 薄れゆく思い出の中で・・・。 エンニオ・モリコーネの神曲、揺れる船をピアノで滑るアイデアが最高だった。 ジャズとスウィングの先駆者であるジェリー・ロール・モートンのエピソードを絡めた展開も中々。 陸と海のピアニストの張り合いという構図も良い。 【すかあふえいす】さん [DVD(字幕)] 8点(2014-12-07 16:05:12) |
71.これはファンタジーですね。面白いかどうかと聞かれたら微妙、でもそんなこと考えず良い音楽をBGMにある男の、まるでおとぎ話のような生涯を感じる。そんな音楽みたいな映画。嫌いじゃないです。 【ケ66軍曹】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-09-14 06:09:40) |
70.《ネタバレ》 アレッサンドロ・バリッコの小説のうち映画になったのは2本。 これと「シルク」は、その幻想小説か散文詩のような雰囲気をよく伝えていると思う。 名も知らぬ少女への淡い恋は映画用に加えられたエピソードで、嵐の夜ホールを氷上のように優雅に滑るピアノ(「マジック・ワルツ」)や名うてのジャズピアニスト、ジェリー・ロール・モートンとの決闘とともに、ハイライトとして1900(原作ではノヴェチェント)の数奇な人生を彩る。 「ニュー・シネマ・パラダイス」のジュゼッペ・トルナトーレによるイタリア映画だけれども、ティム・ロス主演の英語劇で客船ヴァージニアン号を舞台とし、モリコーネの美しい音楽も情緒過多でないことで無国籍的でもある。 意を決してのニューヨークでの下船が決行されずじまいだったのも、成功を尊ぶアメリカ的な物語ではない象徴、降りない理由も屁理屈っぽいようでいて彼にとっては真実。 彼を気遣うトランペッターの友情も、常人離れしたピアニストを現世につなぎとめるには至らない。 1900の存在そのものが一つの芸術のようだが、芸術とは必ずしも健全なものではなく、甘美なる滅びと隣り合わせでもある気がする。 【レイン】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2011-04-08 00:00:10) |
69.《ネタバレ》 美しい音楽と映像。ピアノの対決シーンなどもよかったと思う。主人公は、一生船から降りれなかったわけで、ある意味引きこもりといえば引きこもりだろう。 ただ、主人公が単なる引きこもり人間と違うところは、ピアノで世界の全てを表現でき、自分で生計を立てていたことだろうか。少女にキスしてもう少しで犯罪者になるところだったけど、ならなくてよかったと思う。船を降りれなかったことが愚かといえばそれまでだが、人間の活動範囲など個人差があるしね。世界を股に掛ける人間からみたら、地方でモグラのように働いている俺なんかも引きこもりだ。あと最後の再会のシーンは1900の服が小奇麗なので、マックスの幻想かなと思ってしまった。 【パオ吉】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-11-08 18:18:36) (良:1票) |
68.《ネタバレ》 嵐の中で動き回るピアノや火がつくほど熱くなるピアノ対決のような興ざめする演出は残念でしたが、ラストはジーンと胸に響いてきました。1900にとって、あの結末は多分幸せだったんでしょう。鑑賞後は、寂しいけど暖かくなれました。 【K】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-05-17 00:26:57) |
67.ピアノを弾きながらフロアを駆けめぐるシーンがとても素敵。1900の隣りに座りたい。 【srprayer】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-05-16 22:03:15) (良:1票) |
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《改行表示》66.《ネタバレ》 なんだか好きになってしまう1900だからこそ、 なんで船から降りないの!?と何度見ても悔しい映画です。 なんか悔しくてボロボロ泣いていました。 降りればいいのに~・・・。全体的に静かで好きです。ニューシネマパラダイスよりも音楽は好きです。 【あさ】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-10-29 20:16:57) |
65.《ネタバレ》 ○船上で生まれ育った「1900」の設定はこちらの想像力を膨らませてくれる。ラストは悲しい結末だが、寓話としてみればなかなか面白い。○エンニオ・モリコーネの音楽は相変わらず素晴らしい。日本のサントラ盤にはピアノ対決シーンの音楽が収録されてないのが残念。 【TOSHI】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-08-30 11:17:30) |
64.《ネタバレ》 陸に降りて2を制作してほしかったなぁ~。 【アキラ】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-04-26 23:51:44) |
【ケンジ】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-04-02 21:41:41) |
62.この映画はいいと言うより好き!!って感じです。ジャズピアニストとの対決シーンは本当に素晴らしい。前半で揺れる船の中でピアノを弾くシーンもすごく好き!最後にトランペット吹きと語り合うシーンもかなり感慨深いものがあった。トルナトーレ監督の作品は今んとこ外れなし!! |
《改行表示》61.《ネタバレ》 生まれてから一度も船から降りたことがないっていう所になんだか とても興味の触手をくすぐられた。船の中からピアノと共に想像力を 駆使して世界中を旅する彼の瞳・表情が印象的だw 陸に上がると、世の中選択肢が無限にあり過ぎて恐ろしくて生きて いけないって彼の言葉も そういう特殊な環境に育った人物だから出る 言葉なのかなw 語り役のトランペット奏者の人もいい味出してると 思った。 最後船が爆破されるという時になって、1900ハンドレッドの 身を案じて船を訪れた彼との会話、そして髪の毛を引っ張られるような別れ際の シーン(1900ハンドレッドが何もかも覚悟した上で澄んだ表情をしながら 言うジョークと、涙でくしゃくしゃになりそうなのを我慢しながら 立ち去ろうとする トランペット奏者の対比が泣きそうになった)がせつない。 黒人ジャズマンとの対決シーンは 見ててスゲーッ スッとしたwwお高い奴を やり込める1900ハンドレッド格好いいぜww 1900ハンドレッドの初恋・別れ切なくて涙出そうになった。 なんでレコード渡せなかったんだよ、あと一歩だったろ、もうあとちょっと 声張り上げて出してれば。。。船下りて会いに行けよ、勇気持ってくれよ そう言いたかった。 【アキト】さん [DVD(吹替)] 8点(2004-09-02 13:14:39) (良:1票) |
60.《ネタバレ》 泣きました~…。普通に良い映画だな、と思いました。一生を船の上で過ごすなんて有り得ないような話ですが、その一生の中でも沢山の出会いや別れ、時にはジャズピアニストの決闘という大きなイベントまでもがあの船の中で行われている。"Nineteen hundred"が船から下りようとするときの一言、「果てしが無い」の意味が分かったような気がしました。 【J.ギリガン】さん 8点(2004-07-31 20:15:27) |
《改行表示》59.あり得るようであり得ない、素敵なお話です。 様々なシーンで揺れ動く彼の深い心情が音楽を通して非常によく表れていると思います。 特に対決のシーンで彼は何を思って、あのような行動に出たのか。。。 自分なりに納得するまで何度も観たいですね。この映画は深いです。 【えいざっく】さん 8点(2004-06-24 00:05:41) |
58.もしかして彼には船の外に出て大活躍するという一つの物語もあったかもしれない。他から見ればその人は十分可能性を秘めているようにも見えるかもしれないが、彼自身としては”自分”という枠しか捉えきれていないので自分の可能性というものを信じきれなかったのだろうと思う。あと一歩踏み出せば自分の人生を変えられたかもしれないのに今の自分を捨てきれずにそれが出来なかった。人は自分にしか分からないものを抱えながら生きそして死んでいく。彼が幸せだったのかそれとも不幸せだったのかを判断するのは個人の自由だけど私としては彼の人生は素晴らしいものだったと信じたいです・・・ 【tetsu78】さん 8点(2004-06-05 15:50:16) |
【PAD】さん 8点(2004-06-02 10:28:14) |