4.《ネタバレ》 三隅、雷蔵コンビの剣3部作。
どれも傑作だった。本作も好きだ。
犬の子と馬鹿にされ、花を愛する青年。
しかし剣の天分があり、藩に逆らう剣士の刺客となる。
藩主が人望薄く、雷蔵演じる青年は藩命で、藩を変えようとする仲間すら斬っていく。
花を愛する青年、その裏の面が妖剣を扱う孤高の剣客。
実に面白い。
しかし藩主の突然の死に、事態は一変する。
仲間と壮絶な戦いの末、心許した女性が悲しむ中、身を消していく。
もうね、この3部作で市川雷蔵の魅力を絞り出してる。
これは是非、三隅監督の眠狂四郎も拝見せねばなるまいぞ。