《改行表示》9.《ネタバレ》 麻生久美子がいいなあ。ああいう風に、上から目線で「君、君」って言ってもらえたら、ぞくぞくする。(すいません、自分でも気持ちが悪いw) この役柄と麻生久美子のマッチングは奇跡的なパーフェクトだと思う。 あと?ロックとか全然分からないんでw 平成24年11月26日 決して音楽に無縁の生活を送ってるわけじゃなくて、例えば外出の時もデジタルプレイヤーが手放せないくらいなんですが、ただいかんせん好きなジャンルがアイドル系とユーミンとか竹内まりやなどの小奇麗なフォークで、一度たりともロックに関心を持ったことがない人間にとっては、自分にとって全く無縁の人たちが、自分にとって全く関心のないことを熱く語ってる映画で、麻生久美子が出てないシーンは、眠くならないようによそ事をやりながらぼんやりと鑑賞。(ただ熱気にはなんとなく当てられましたけどね) だけれど、この映画の麻生久美子が本当にいい。単にルックスのみならず、たたずまい、声、しゃべり方、何年も知っていて、しかも好きな女優に改めてときめくという稀有な体験をさせてもらいました。こんなふざけた鑑賞法、あるいは採点法はないとは自覚してるんですけれど、それでも+1点 【rhforever】さん [DVD(邦画)] 8点(2010-06-26 16:07:53) (笑:1票) |
《改行表示》8.いや~、すっきゃわーこの映画。 音楽の仕事で食べていこうと京都から出てきて、大学以来15年間、阿佐ヶ谷に住んでた 俺にとって、まるで俺が作った映画か?と思える作品だった。 中央線の香りに胸が締め付けられた。 しかし、なんでまあ、こんなにも中央線沿線に生息する音楽馬鹿どもの生態というか、 習性というか、通じるものがあるのかね・・・ 現在、幸か不幸か音楽と関りの深い仕事をし、阿佐ヶ谷で7年間同棲した彼女と結婚し、 保谷に家を買い、二人の子供に恵まれ、今この映画を通して自分たちの歴史を振り返り・・・ 【ぱぴんぐ】さん [DVD(邦画)] 8点(2009-02-07 23:54:46) |
《改行表示》7.《ネタバレ》 何というか、文化系少年の妄想爆発映画という感じで楽しかったです。(麻生久美子演じるヒロインなんてまさに妄想の産物ですから・・・) 特に、獅童が入院した後の峯田のカッコ良さ、もう「ロックを単なるブームとして扱ったバカどもに捧げる~」のシーンは「これこそロック!」という感じで痺れましたね。 まあ、いろいろなミュージシャンもチョイ役で出ていて、それを探すのも楽しい作品です。 【TM】さん [DVD(邦画)] 8点(2007-05-02 16:04:30) |
《改行表示》6.僕はただ受け入れて、それの味をいろいろほぉほぉ。と楽しみたいタイプです。 この映画は、ロック好きだから困惑なく楽しめました。ボブディランは、ほとんど 聴きません。映画を観てから聴いたけど、いまはまたまったく聴いていません。ただ、みうらさんの中での神様なボブディランはきっと神様だし、ライクアローリングストーンズは時々いい加減に口ずさみます。麻生久美子が好きだから、ロックが好きだから。 ただ、なんか悔しい気持ちになります。少し 【おでんの卵】さん [ビデオ(邦画)] 8点(2007-03-17 02:29:44) |
5.「あなたのやりたいことをやればいい」と、分かったように言われると「でも、やりたいことがわかんない。今やりたいことなんて、結局まわりの影響を受けただけのことじゃないか。僕が本当にやりたいことなんてねえよ。」と言い返したくなる。でもこの映画がきちんと描いているように、例えまわりの影響を受けただけだったり、社会の流行にだまされただけだとしても、「それでも好きなんだからしょうがない」と思えるものこそが答えなんだ。ロックが好きだという思いが、本当に自分自身の中から湧き上がってきたんだと言い切る自信はないけど、でもロックしている時の自分の感情は誰になんと言われようと本物なんだ。同じ話が、好きな恋人との関係にも当てはまる。だからロックをしてない自分に自信がない。そんだけの映画。でもいい映画。 |
4.みうらじゅんの歪んだ女性観と、ロックの神様=ボブ・ディランという論法が気になるが、それ以外はなかなか面白いと思うのだ。 【k】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-06-13 13:23:20) |
3.ロックの精神は好きだが、人を楽しませることは必要なんではないかと思う。俺は俺のやり方を貫くでかまわないが、それに慕って音楽を聴いてくれるファンの人たちに向けて、誠意を伝えないとロックはワガママでしかない。アイデンティティは怪我をしながら形作られていく。彫刻みたい。それにしても麻生久美子はさいこうです |
2.これは観る者を非常に選んでしまう作品だろう。或る者には陳腐な青春群像劇としか映らないだろうし、また或る者にとっては共感を呼びノスタルジーに浸らせ、涙を誘うパワーがある。つまりは今から約十数年前に起こった空前のバンドブームに対するオマージュ作品なのである。当時とある深夜番組でバンドの勝ち抜きコンテストが行われていた。これをきっかけに、バンドブームが日本中に巻き起こった。当時十代・二十代だった若者は誰もが何かしらの形で熱をあげていたものである。(これは作中にもちらりと登場するビデオ画像、友情出演者、はたまたコメントを寄せた人間たちのリストを見れば、この番組がいかにとてつもない影響力をもっていたかが窺える)しかしブームというものはどんなものでもいつかは終焉を迎える。いいようにメディアに利用され、利用価値がなくなった途端捨てられたバンドマンたちは一体どれぐらいいるのだろうか? ただの一ファンだった私ですらそう思うのだから、当人たちは胸が痛くて見ていられないだろう。もしくは「あんな頃もあったな」と笑っていえるのだろうか? ロックとはそもそも反骨精神に満ちた音楽だった。それが商業化され、ビジネスとなった時、ロックの精神は死滅する。同時にロックを愛する者のアイデンティティはぐらぐらと揺らいでいく。真のロックとは何なのか? それをこの映画はスピードウェイという架空のバンドを通し、我々に訴えているのである。軽いようで奥の深い作品。構成面ではややダレる部分があるものの、かつてのバンドブームが思い出の一部である者にとっては忘れ難い一作となるやに違いない。 【HARVEST】さん 8点(2004-08-29 23:55:38) |
1.正直、ツッコみ所は満載。バンド名の「スピードウェイ」とかそのデビュー曲の「悪魔とドライブ」とか、いつの時代だよ!って感じだし、主人公中島の抱くロック観も、何だか古(青)臭くて、ちょっとイタい。ただ、主役を演じる峯田和伸(元GOING STEADY、現銀杏BOYZのメンバー)の朴訥としつつも熱いキャラ(それに比べるとボーカルジョニー役の中村獅童は技巧が目立つ印象があり)はとても良かった。それに話が進むにつれ話に引き込まれてしまうのは、宮藤官九郎の手腕のなせる技なのでしょうか。後半の演奏シーンはかなりグッと来ます。田口トモロヲの演出は正直どうなのか?という気がしなくもありませんが、結果的にはクサくてかっちょ悪くて、でも熱い青春映画に仕上がっていました(ちょっとだけ、泣いた)。あと個人的にニューロティカ(一見イロモノっぽいけど、80年代からしぶとく生き残っているパンクバンド)のメンバーがちらっと出ているのは笑った。それにしても映画館には若い観客(20代前半位)が多かったなあ。 【ぐるぐる】さん 8点(2003-12-29 19:47:56) |