1.言葉が時代劇だから意味がよくわからなかったり(それがしってだれをさす代名詞
?)、つぶやく椎名キッペイが聞き取れなかったりで前半いまいち難しかったです
が、後半まで我慢してみてれば何となく全体の流れが把握できるのでよろしい。
四谷怪談だからホラー映画かと思いきや、切ないラブストーリーです。
小雪さんはすごい!和服にあう!
唐沢は笑わない!笑う伊江門なのに笑わない!
椎名はエロい!口元がえろい!
役者の暴れっぷりとか、見下ろす位置のカメラとか、蛇と鼠の感触とか、主役とヒロ
インの存在感とか、蜷川の味はあります。
でも江戸時代とはいえ、もっと蜷川らしさを出して欲しかったです。『蜷川らしさ
・・・前作の青の炎では、いきなり主演の二宮君をからっぽの水槽に入れて下から蛍
光灯であおったり(映画ではなかなか出来ないこと)、誰もいない長いエスカレー
ターで撮影したり(舞台ではなかなか出来ないこと)、共通部分みたいな映像表現。』
蜷川さんあまり明るく朗らかな映画撮りませんが、安価で蜷川を味わえるということ
でこれからも映画には付き合っていこうと思います。
さすがの蜷川も、舞台だけでは儲からなくなってしまったのでしょうか。
映画でお小遣い稼がなきゃ芝居できないのでしょうか。よくわかりませんが。