《改行表示》39.《ネタバレ》 これは面白い。 ストーリーが斬新で、その副産物として映像まで斬新になってる。 記憶を消すというアイデア自体はよくあるパターンかも知れないけど、消去しながら記憶を辿って行くという展開が今までに見たことないような映像感覚だった。 喧嘩ばかりしてた最近の記憶から消去されて行って、どんどん過去に遡り、出会った日に至るというのがロマンチックで良かった。 前振りの消去後の物語が伏線になっていて、記憶を辿りながら回収されていくのも上手かったし、脇役と思ってた病院側のスタッフたちにも物語が用意されていたのは意外性があって感心した。 記憶を消しても結局同じことが繰り返されてしまうというのが皮肉でもあり、感動的でもありました。 【もとや】さん [DVD(字幕)] 8点(2014-07-05 18:43:10) |
《改行表示》38.《ネタバレ》 人間は2回死ぬらしい。1回目は生物学的に。2回目は記憶からなくなった時。殺人ってのは前者だけど、このように記憶を消せるようになったら殺人は減るのかもしれない。科学的にはそろそろ可能になるのでは?って気はするけど。 過去は存在しない。だから忘れてしまうか、思い出さなければ、どうって事はないハズで、問題は記憶があるという事。が、記憶というのは単なる細胞の塊だし、曖昧でもある。 今までたくさんの人と出会って、本当に相性が悪かったのか?単なる誤解だったのか?タイミングが悪かっただけなのか?理由はハッキリしないし、記憶も薄れてくるが、結果として老若男女問わず、いろいろと仲違いしてきた。だけどイチからやり直す事はできないし、やり直したいとも思わない。記憶に関してはあってもなくてもどっちでもいいかな。所詮過去の人だし。 この2人の場合は「子供が欲しい」あたりからオカシクなってきたので、結婚観が違うのだろうなという気はする。この生真面目で自閉症的な男と直情径行的な女では、たぶんやり直しても上手くはいかないだろう。が、「誤解だよ!」って事にして、やり直したいという気持ちもわからないでもない。あんなテープで傷つけあってそのまま別れるというのもツライからね。でも、結局は自分を誤魔化すか、過ちを繰り返すだけだから、別れるというのも勇気のひとつだとは思うが。良くも悪くも人間の愚かさ・弱さを象徴するラストだと思う。 |
《改行表示》37.おもしろい!観てる最中も映像のおもしろさにどんどんひきこまれていきますが、 観終わった後もなかなか考えられる作品で、余韻が残ります。 ジムのシリアスなキャラクターもいいですね。 この人の役の幅を感じさせられました。 話がややこしいのになぜか理解・納得させられるのは脚本のよさでしょうか。 何度でも見たい作品です。 【らんまる】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-07-08 23:35:14) |
《改行表示》36.よくはわからなかったけど内容のあるすごく良い映画だったように思う。消し去りたい記憶と忘れかかった記憶が入り交じって、人を好きになる愛するとは何かをも考えさせられる。ただ映画としては、クレメンタインの髪の毛に象徴されるけばけばしさに着いていけず、集中できなかったけど・・・。ニーチェやアレキサンダー・ポープのことばが非情に印象的。 (再鑑賞して)2度目を見てようやくストーリーがはっきりした。ポイントは髪の色だ。けばけばしい髪の色が現在と過去、現実と脳内とに区別され整理できた。また、3度目になっていろいろな伏線や細かなことが発見できて、よくできた脚本だと気づく。点数もあと1点プラスしよう。私のように最初よく理解できなかった人にももう1度見直すことを薦めたい。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-10-05 17:22:31) |
《改行表示》35.《ネタバレ》 まだ一度しか見てないが、何度か見ようと思ってます。 話が複雑で途中混乱し「難解だなー」と感じたものの最後には落ち着きしっかり感動させる。意図した混乱だったと見終えて気が付きミッシェル・ゴンドリーの偉大さを改めて知った気分。最初の方がミッシェル・ゴンドリーっぽくないのも面白い。大したもんだ。 【reitengo】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-09-01 15:15:28) |
34.ジム・キャリーは苦手だけど、これと『マスク』だけ大好きです。せつないけど可愛い映画。クレメンタインが気性が激しいけど可愛くてたまらない。彼女の髪型やファッションも可愛かった。 【movie海馬】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2012-05-30 23:53:33) |
33.冒頭から映像の素晴らしさに惹きこまれた。ダメな恋愛だってダメな人間だって、それも全てありなんだということを訴えてくる結末も素敵です。 【ashigara】さん [DVD(邦画)] 8点(2011-07-09 14:57:06) |
《改行表示》32.《ネタバレ》 全く予備知識無しで見たため、一瞬、リアル世界かどうか記憶を消すという展開に着いて行くのに苦労しましたが、 結局、どうしようが引かれ合う運命ってあるのかなと思いました。 常に切なくて、どこかやりきれなくて...でも根本は人間的で良い映画でした。 あと主人公達の複雑な感情や繋がっていく過程...経験上分からなくもないです。。。 【sirou92】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-01-27 22:50:13) |
31.夢の持つ不安定さと、ラブロマンスの儚さが奇跡的に融合した名作。これこそ2000年代らしい新しい感覚。何度も見返したくなる。 【j-hitch】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-09-21 20:53:33) |
30.《ネタバレ》 記憶を抹消したい程に辛い別れを経験した二人。それは、単に辛さから逃げただけ、とも言える。二人とも出来た人間でもない。しかしラストの「いいさ」「そうね」で泣かされる。結局、二人は人として成長したというハッピーエンド。綺麗な答えが出たわけでもないラストだからこそ切なく温かく気持ちが良い。博士とメアリーのもう一つの関係も伏線となっていて、上手いシナリオだな!と思った。案の定、オスカーを獲ったが。SF的な設定と、記憶を辿るまどろっこしさ、理屈での割切れなさは好みの別れるところだと思う。自分の体験とリンクされる観客、素直に受取れる観客などにとっては深く染み入る作品と思います。役者の演技も総じて良いし、何より、よくぞ書いた脚本に感服です。 【じふぶき】さん [映画館(邦画)] 8点(2008-10-30 09:38:57) |
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29.まず、物語の構成が面白い。よくこんな事思いついたなと、感心してしまう。冒頭はよくわからずに頭をひねってましたが、終わり近くになって物語がつながり、膝を打ってしまいました。それから、思い出として語られるいくつものエピソードが、とってもよくできてます。誰もが似たような経験をしているはず。愛おしかったり、切なかったり、懐かしかったり。細かいパーツを巧くつなぎ合わせた映画でした。ラストシーンだけはちょっともの足りませんけど。 【shoukan】さん [映画館(字幕)] 8点(2008-09-15 23:04:05) |
28.好きです。でもとっつき難い映画ではある。見る人を選ぶ一本ですね。普通の映画の回想で頭が混乱する人は観ない方がいいでしょう。 【ポドルスキ】さん [DVD(吹替)] 8点(2008-01-28 11:34:54) |
27.《ネタバレ》 夢で再現される彼女との思い出は、ただの電子信号です。でも実際に体験した記憶。それを消去するということは、自分の人生の一部を消去することと同じ。大切なのは未来。そのためには過去を捨てよう。その理屈も分かります。実際、捨てなければ生きていられないような辛い記憶もある。未来志向は否定しません。でも未来だけが尊いとも思わない。未来と同等に過去にも価値があります。今自分が在るのは、過去の自分があるから。良い経験もあれば、そうでない経験もある。嬉しい楽しい思い出と一緒に、辛くて悲しい記憶もある。その総てで自分は出来ています。どれが大切で、どれが不要かは分からない。どの経験も大切な心のピースです。心にトゲが刺さったら痛い。最悪、それが元で死ぬこともあります。でもトゲごと包み込んで自分の血肉に換えれば大丈夫。トゲも自分の一部です。主人公と彼女は、もう一度やり直す決心をしました。再び辛い目に合うのは承知の上です。どんなにマイナスが多くても、プラスの魅力には勝てないということ。棘を恐れて薔薇を避けるのは、その美しさを知った人間には出来ないことです。だから経験は何ものにも代え難い。苦味や渋みも旨みのうち。捨てるのは、やっぱりもったいない。嬉しさ半分、苦しさ半分で上等。2人の選択に胸が熱くなるのは、人生を肯定してくれているからだと思います。 【目隠シスト】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-11-06 18:26:07) (良:3票) |
26.なかなか良いのでは無いでしょうか。サスペンスと言うよりは、恋愛ファンタジーと表現するべきでは無いでしょうか?所々中だるみするのですが、最近のハリウッド映画に無い、意表をついた新鮮さがありました。 【お好み焼きは広島風】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2007-09-25 22:05:50) (良:1票) |
25.《ネタバレ》 恋愛映画なのにサスペンスっぽい展開。この手の映画を、「恋愛映画」として作り上げたことが新鮮。記憶を消しても、運命の2人はめぐり合う。ベタベタですが、夢があっていいと思います。ラクーナ社の三角関係のやり取りに関して、不要だと思われた方の気持ちはよくわかりますが、僕はとても重要なシーンだと思っています。あのシーンを観て、「もしかしたら、自分も記憶を消したのかも…それを覚えていないだけかも…」と思った方はいるはず。また、人は記憶を消してもジョエル同様、同じ人に惹かれてしまう…という儚さも暗に描かれていると思います。パトリックも必死でクレメンタインを口説き落とそうとするが、結局上手くいかず。同じ言葉を発しても、やはり言う人によって違うということですね。 【グングニル】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-09-11 18:44:10) (良:1票) |
《改行表示》24.オチが早い段階で判ってしまうことを差し引いても良い映画だった。 嫌いだったジム・キャリーが愛おしく思えたほどに。 【魚】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-04-20 02:58:25) |
23.マルコビッチの穴も大好きなのでチャーリーカウマンと言う名前を覚えておこうと思います 【マーガレット81】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2007-03-18 19:22:14) |
《改行表示》22.《ネタバレ》 結局一度好きになった人は例え記憶がなくなったとしても、またドコかで出会っちゃったら同じように好きになってしまうってことね。 やっぱ最後の「おk」は号泣してしまった・・・。観てヨカッタ・・。 【さら】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-02-05 10:43:07) |
21.適度に複雑な構成になっていて時間軸をいじった割には観やすい作品だったと思います。破天荒なケイト・ウィンスレットがどうしても魅力的な女性に見えなかったのが終始残念でしたが、記憶に最後まで縋ろうとするジム・キャリーには何となく共感できました。忘れたい記憶ってのは忘れたいと思ってるから忘れられないわけで、何を思われることもなく忘れ去られてしまう記憶に比べたら、きっと遥かに忘れたい思い出の方が人の人生には貴重なんだろうか、なんて考えてました。それでもやっぱり忘れたくない思い出が一番でしょうが。 【Thankyou】さん [映画館(字幕)] 8点(2007-01-29 07:35:15) |
【クロエ】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2006-12-24 01:41:44) |