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秋立ちぬ

[アキタチヌ]
1960年上映時間:79分
平均点:7.30 / 10(Review 10人) (点数分布表示)
公開開始日(1960-10-01)
ドラマモノクロ映画青春もの
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タイトル情報更新(2024-05-14)【イニシャルK】さん
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監督成瀬巳喜男
助監督野長瀬三摩地
中野昭慶
キャスト大沢健三郎(男優)深谷秀男
乙羽信子(女優)深谷茂子
藤原釜足(男優)山田常吉
一木双葉(女優)三島順子
賀原夏子(女優)山田さかえ
夏木陽介(男優)山田昭太郎
加東大介(男優)富岡
菅井きん(女優)小母さん
河津清三郎(男優)浅尾
園田あゆみ(女優)女給
草川直也(男優)警官
藤間紫(女優)三島直代
西條康彦(男優)山下
原知佐子(女優)春江
三田照子(女優)政子
脚本笠原良三
音楽斎藤一郎
撮影安本淳
製作成瀬巳喜男
配給東宝
編集大井英史
録音下永尚(整音)
その他キヌタ・ラボラトリー(現像)
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3.「杏っ子」と二本立て。こっちの方が断然面白かったです。当時の銀座の表通り裏通り、デパートの屋上、晴海あたりの当時の風景が克明に描かれていて、古い町並み好きな自分はそれだけで興味津々わくわく。あっという間の79分。ただ、残念ながら肝心の子役二人の使い方については正直イマイチ。『二十四の瞳』等、数々の作品で子役の使い方が抜群に巧かった木下恵介監督に1日の長あり、と思いました。後半、埋立地へ遊びに行くシーンとか、二人だけの芝居になるとちと場が持たない箇所が幾つか散見。ストーリー云々よりもこれは真夏から初秋への季節感、空気感を感じさせてくれる、ありそうでなかなかない作品だと思います。成瀬作品としての世評はあまり高くないのかもしれないけど、この作品自分は好きです。『池袋文芸坐成瀬巳喜男特集』にて鑑賞。
放浪紳士チャーリーさん [映画館(邦画)] 8点(2016-09-08 23:10:56)
2.タイトルから、「風立ちぬ」ふうの悲恋ものかな、などと勝手に想像してたけど、あけてびっくり。子供の世界の話とは。しかも珠玉のように美しい。こういう隠れた小品を発見すると本当に嬉しくなる。小津安二郎にも「おはよう」とか「生まれては見たけれど」みたいな子供映画の傑作があったけど、それとも違う味わい。下のレビュワーさんで、ネオレアリズモにたとえていた人がいたけれど、確かに、日本映画的な子供の描き方とはちょっと一線を画しているかも。描かれているのは明かにあの頃の日本なのだけど、手法は西洋的。というか題材的にはもう一歩のところでヌーヴェルヴァーグだし。ただ、1960年というと、もうヌーヴェルヴァーグが出てきてたから、当時は時代遅れと見られていたかも。でも、今の目で見ると、逆に新鮮だ。こういう丁寧な職人的な意匠を見ていると、「Always」の世界が作り事に見えてきてしまう(あれはあれでよかったけどね)。
いのうえさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2007-03-18 23:22:52)
1.信州から東京へとやってきた少年。彼のことを本当に気にかけてくれる者は誰もいない。いや唯一、気にかけてくれるのは、それはメルヘンチックに言動が浮ついた(?)、まるで絵本から抜け出てきたような少女でした。そういえば、この少女との交流の場面自体が、いかにも絵本のように目を引くものがあります。しかしこのいささか現実離れした少女にすらも、大人の手前勝手な都合による、厳しい現実が待っている。まして少年をや。ブローチのカブトムシを間違えて捕まえようとしてしまうエピソードが妙に心に残りました。少女のためにカブトムシを捕まえること、それは自分の幸せを掴むことでもあろうけれど、カブトムシはニセモノ、夢は儚く散る。それ自体は些細なことかもしれない、しかし、その少年の失敗の様子を見て、いかにも訳知り顔に「罪無く」笑う大人、ユーモラスな場面ではあるけれど、どこか残酷な感じもします。カブトムシのエピソードが、ラストに思わぬドンデン返し(!)につながるのも、印象を強めた一因でしょうか。暖かさと厳しさの同居した、珠玉の作品でした。
鱗歌さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-11-27 22:39:07)
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【点数情報】

Review人数 10人
平均点数 7.30点
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100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
6220.00%
7440.00%
8330.00%
9110.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 6.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review1人
4 音楽評価 6.00点 Review1人
5 感泣評価 3.00点 Review1人
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