1.《ネタバレ》 タイトルの凄さにつられて思わず観てしまった。印象としては、若い女ばかり12~18人を強姦した上殺害し、森の中に埋めた、いわゆる「モンルアルの狼」事件を髣髴とさせるような作品。しかし、看板に偽り有りとまでは言わないけれど、このタイトルだとまるで村中の人間が変態のような印象を受けるが、本当の意味でド変態野郎と言えるのは、あのオヤジ二人だけのような気がしないでもない(もちろん程度の差はあれ他の奴もそれなりにおかしいんだけど)。邦題のつけ方に、もう一工夫欲しかったというところ。あとは、ヨーロッパの森の不気味さと、荒廃した村の雰囲気なんかは、よく出ていたと思う。ストーリーもテンポがよく、登場人物のキャラクター設定も面白い。泣いてばかりいる歌手の兄ちゃんも、非常にイライラさせられて見事狙いどおりはまっている。もしあそこで銃を取って変態オヤジに立ち向かったりしていたら、その辺の三流ホラー映画と同じになってしまう。私的には近頃拾い物の良質ホラーです。