サンシャイン 2057のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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サンシャイン 2057

[サンシャインニーゼロゴーナナ]
Sunshine
2007年上映時間:108分
平均点:5.71 / 10(Review 62人) (点数分布表示)
公開開始日(2007-04-14)
ホラーサスペンスSFアドベンチャー
新規登録(2007-03-19)【みんてん】さん
タイトル情報更新(2022-04-15)【イニシャルK】さん
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監督ダニー・ボイル
キャストクリフ・カーティス(男優)サール
キリアン・マーフィ(男優)キャパ
ミシェル・ヨー(女優)コラゾン
真田広之(男優)カネダ
ローズ・バーン(女優)キャシー
ベネディクト・ウォン(男優)ハーヴィー
クリス・エヴァンス〔男優・1981年生〕(男優)メイス
トロイ・ギャリティ(男優)ハーヴィー
マーク・ストロング〔男優・1963年生〕(男優)ピンバッカー
大川透サール(日本語吹き替え版)
田中実キャパ(日本語吹き替え版)
塩田朋子コラゾン(日本語吹き替え版)
真田広之カネダ(日本語吹き替え版)
檀臣幸ハーヴィー(日本語吹き替え版)
園崎未恵イカロス(日本語吹き替え版)
郷田ほづみピンバッカー(日本語吹き替え版)
根本泰彦トレイ(日本語吹き替え版)
宮島依里キャシー(日本語吹き替え版)
脚本アレックス・ガーランド
音楽ジョン・マーフィ〔音楽〕
撮影アルウィン・H・カックラー
製作アンドリュー・マクドナルド〔製作〕
配給20世紀フォックス
特殊メイクマシュー・スミス
ウォルド・メイソン(ノンクレジット)
特撮ムービング・ピクチャー・カンパニー(視覚効果)
ギョーム・ロチェロン(CGアーティスト)
美術マーク・ティルデスリー(プロダクション・デザイン)
衣装スティラット・アン・ラーラーブ
編集クリス・ギル
字幕翻訳戸田奈津子
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7.《ネタバレ》 死にゆく太陽を復活させるというあらすじ、おまけに主要キャストに日本人俳優と聞けば映画の出来がクライシスだった「クライシス2050」を思い出しますが、こちらはハードSFとして相当レベルの高い仕上がりです。破壊的な太陽光と常に隣り合わせで宇宙をポツンと航行しているという、想像するだけで背筋が凍るようなシチュエーションを見事に映像で表現しており、特に前半などは「2001年宇宙の旅」や「エイリアン」などと比較してもまったく遜色ないほどの仕上がり。人間関係がひたすら淡々としていることも、かえって不気味さを煽ります。「地球を救うために絶望的なミッションを引き受けたクルーはどうなっていくのか?」ということを突き詰めて考えた結果がこれなのでしょうが、いちいち心情の説明をしてもらわないと話を理解できないような客層をはっきりと切り捨て、終始ドライに徹することで作品の味を保っていると言えます。また科学考証についても同様で、かなり厳密な科学考証に基づいて書かれた隙のない脚本ですが、説明的な描写が入らないので知的好奇心の高い人でないとついてくることは難しいのではと思います。このように明らかに客を選ぶ映画であり、娯楽という呪縛から解き放たれたおかげでハードSFとしては成功しているのです。そして、クールな前半から一転して後半は演出・脚本・編集のすべてが大暴走をはじめ、観念的な世界に突入します。監督&脚本家の前作「28日後…」同様ここで一気に作品が崩壊をはじめるのですが、本作ではより確信犯的に作り手たちが作品を破綻させています。要は「イベント・ホライゾン」とまったく同じ末路なのですが、「5人いる…」から一気にテンションを上げてこの見せ方というのが実にうまい。娯楽的なわかりやすさを徹底的に排除することで、作品が陳腐になることを回避できているのです。一応はミッションの成功という形で締めくくられますが、イカロス2号であれほどの事があったとは知らず太陽の恵みを受ける地球の人々を描くことで、見終わった後もいろいろ考えさせる映画になっているのも見事。SF好きは要チェックの映画だと思います。
ザ・チャンバラさん [映画館(字幕)] 8点(2007-04-20 16:01:53)(良:7票)
6.《ネタバレ》 死に行く太陽に核爆弾を落すミッション。それは、地球の命運が掛けられた人類最後の賭け。筋立ては実にシンプルです。一つの計画変更から次々と歯車が狂っていく定番のパターン。これが実にいい。緊張感の途切れない展開でグイグイ物語に引き込まれました。テーマは神との語らい。海が母のイメージならば、太陽はもっと生命の根源に迫るもの。生を許さぬ灼熱の太陽の中に命を感じるのだから不思議です。陳腐な言い方ですが、生命はそれだけで奇跡だと痛感しました。生きるためにあまりにも多くのモノを必要とする人間。空気、水、食料、太陽。何が欠けても生きていられない。人間にとって太陽は何なのか?普段意識することすらありません。それほどに遠く、そして全てを超越した偉大な存在。その強大な力を目の当たりにしたイカロス1号のキャプテンが、錯乱したとしても全然オカシク無い。神に対する畏怖の念。それは生きるもの全てのDNAの中にも刷り込まれている“キマリ”だと思えます。ですから船長は殺人鬼でも怪物でもありません。彼の主張の方が正しいのかもしれない。ただ、神の前では“塵”に過ぎない無力な生き物だからこそ、生きるための抗いを許して欲しいと願います。哲学、宗教の要素を孕んだSFサスペンス。映像も美しい。
目隠シストさん [DVD(字幕)] 8点(2008-01-01 11:29:59)(良:2票)
5.《ネタバレ》 ダニー・ボイル監督はトレスポとか28日後とかを観ても思ったんですが、絵の抑揚のつけ方のセンスが素晴らしいと思います。田園風景とゾンビの絵の対比により、田園風景がより美しく、ゾンビがより恐ろしく感じられたように、今回は「太陽」がより美しく感じられる。まさに神々しい。船長の死の淵まで「何が見える?」と聞いてまで神に触れたかった博士や、神の光に魅入られた1号の船長は、結局神の光に触れることはできなかった。しかし最後に彼は神の光に触れることができたんでしょうね。そしてその光を地球に届けた。普段とは何か違う感動を味わいました。
ヒロさん [DVD(字幕)] 8点(2008-11-27 03:06:46)
4.《ネタバレ》 面白くてビックリした。あまり期待せずに借りてきたのに予想外に楽しめました。
久しぶりに見たなぁこういうハードなSFって。
地球の状態が最後まで出ないところとか、太陽が何故あんなふうになってしまったのかなどの説明がまったくないところが個人的にかなり好きです。

でもイカロス1号は何故あんな状態になっているのかの説明は多少ほしかったような・・・
太陽付近で船長が神々しい太陽で狂ってしまって虐殺でもしたんでしょうか?
それならもっと酷い状態になってるような気もしますけど。
それに太陽に突入後に重力とか熱の問題無視して結構普通に行動してるのが・・・
サブリミナルは微妙ですね。必要だったんでしょうか?結構気持ち悪かったんですが。

でも最後に太陽が輝くシーンでは涙ぐんじゃいました。
全体的には満足です。
赤紫さん [DVD(字幕)] 8点(2008-11-20 21:48:06)
3.《ネタバレ》 久々に見ごたえのある作品に出会った。ハードな展開と無力感漂う雰囲気。ただしストーリーは少し『イベント・ホライゾン』気味。『ファンタスティック・フォー』の超ポジティブなヒューマン・トーチがシリアスに死んでいったことに驚愕。
さん [DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2008-11-02 23:49:08)
2.《ネタバレ》 俳優の演技力、特殊効果や演出の高さといい、次々登場人物が死んでいく硬派なストーリー設定と展開はディープインパクト以来久しぶりにお目にかかる映画だったと思います。リアリティの高さも保ちつつ、サスペンス要素とアクション要素を巧妙に含ませることに成功していて、見るものを飽きさせません。それでいてこのシリアスなラストはひょっとしたら受けが悪いかも?僕個人としては高く評価します。巨大な太陽の姿を象徴的に扱って、光と影の対照的描写もとても印象的。
おすしさん [DVD(字幕)] 8点(2008-01-19 13:54:48)
1.《ネタバレ》 ここでは民主主義など必要無い、と言い切って俗っぽいエンタメではなく骨太なハードSFにしてしまったセンスは凄い。SF好きならどこかで観た事あるようなネタが多いですが、それを「らしさ」と見るか、「パターン」と受け取るかで評価は変わってきそうだ。下手に媚びて無いのが近年のSF物の中では珍しい感じがして好印象です。
ぽーち”GMN”ありしあさん [DVD(字幕)] 8点(2007-12-19 21:33:12)
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【点数情報】

Review人数 62人
平均点数 5.71点
000.00%
123.23%
223.23%
358.06%
434.84%
51829.03%
61219.35%
7812.90%
8711.29%
934.84%
1023.23%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.00点 Review9人
2 ストーリー評価 5.63点 Review11人
3 鑑賞後の後味 6.16点 Review12人
4 音楽評価 6.33点 Review9人
5 感泣評価 4.44点 Review9人
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