1.《ネタバレ》 誰が犯人なのかと言うミステリーの部分が弱い出来に感じた。それに、最後に犯人が判明してからの内容があっさりとしすぎているように思えた。それに、犯人について必要以上に触れていないのには物足りなく感じた。しかし、この映画はミステリー、事件の部分よりも、命の重みを感じる色合いが強かったように感じた。手術シーンは緊迫感があってリアリティを感じたし、再鼓動を待っている時のシーンにはドキドキ感があった。そして、命を左右するような手術に携わる医師たちへの重圧感がよく伝わってきた。死を目の当たりにした田口先生が崩れ落ちてしまうシーンと、手術を成功させたあとに緊張感から一気に解放され、のけ反ってしまう垣谷先生が印象的だった。白鳥のキャラや笑いを入れているところはこれはこれで良かったと思う。あとは、ミステリーの部分をしっかりと作っていれば、と言ったところかなと思う。