20.《ネタバレ》 実録ヤクザ映画の代表シリーズの第一作。かつての任侠映画では考えられない程に薄汚いヤクザばかりの中で仁義を貫く広能が輝く。一作目は他作とは違い抗争劇のテイストが薄めですが、ヤクザ達が共謀し相手をだまくらかして兄弟だろうと容赦なく裏切る展開が続き、ことテーマ性に関しては随一と思われます。ラストの葬式での広能の啖呵が心に迫ります。 そしてこの映画シリーズの成功した要因はドキュメンタリックな撮影方法、リアリティ路線のストーリー、実力派ぞろいの役者陣の名演等、多々あるのでしょうが、個人的に一番好きな要因は広島弁で繰り広げられるヤクザ達の舌戦です。「バカタレ!」「おどりゃア!」「うぬら、調子に乗りよって!」「おどれクソ!舐めよってから!」「なにを言うとるんなら、このクソ!」「ナンとしやがるンな、おどれらは!」……etc。まるで凶暴な歌のよう。 【民朗】さん [DVD(邦画)] 8点(2013-09-08 23:11:57) (良:2票) |
19.ヤクザ映画の金字塔。怖いもの見たさという欲求に十分応えてくれます。上映当時、登場人物のモデルとなった人たちも相当存命であったと思いますので、完成したことが奇跡のようなものではないでしょうか。基本的に作り物のストーリーではない為、予定調和で終わらないのも納得。ヤクザ抗争の10年を一気に見せるパワーも凄い。レンタルビデオ発売当時、セリフの放送禁止淫語に頬を赤らめていた未成年も今や山守会長の金子氏と同い年になってしまいました。あの貫禄は信じられない。 【代書屋】さん [インターネット(邦画)] 8点(2020-06-07 15:55:34) |
18.必見の映画。ヤクザ映画だけど、仁義を信じていない映画。ある種パワー炸裂の映画。男の女々しさの映画。 【にけ】さん [映画館(邦画)] 8点(2018-12-22 23:45:39) |
17.文太さん追悼放送で久しぶりに観ました、昔はゴールデン洋画劇場なんかでやってて、あの頃は正直、この“乱暴な”描写が、何というか一種の安っぽさのように感じられて、少々苦手だったりもしたのですが(あと、早々に主人公が小指を詰めちゃうシーンがあって、この後映画が終わるまで小指がカメラに映らないように、うまくできるんだろうか、とかいうどうでもいい心配をしてしまったりもしたのですが)。しかしいいなじゃい、“乱暴”で。このむせ返るようなエネルギー。あと、学生の頃見るのと違って、社会人になってから見ると、活き活きと暴れまわった連中が次から次からドンドン死んでいって、その一方で金子信雄演じる山守がしぶとく生き残っていく姿、ってのが、どうにもこうにも、身につまされちゃうのよね。 【鱗歌】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2015-02-02 23:03:00) |
16.《ネタバレ》 役者に迫力があって引き込まれますね。ただ2度目の懲役から出てきた菅原文太にすぐ組長が松方弘樹の殺害依頼をするのにはいくらなんでも・・ 【東京ロッキー】さん [DVD(邦画)] 8点(2013-06-02 10:04:42) |
15.2013.03/20 鑑賞。初鑑賞、40年前にこの凄い迫力、何か今までのタブーに挑戦と見た。 【ご自由さん】さん [DVD(邦画)] 8点(2013-04-24 23:33:27) |
14.シリーズ第一作! 「非情な世界に生きるヤクザ群像」 終戦直後の空気をめちゃくちゃ感じるオープニングが素晴らしい。 今まで義理と人情がテーマのヤクザ映画に裏切りと社会性を持ち込み、日本映画を変えた一本。 笠原の完璧なシナリオ、心臓に迫ってくるような津島の音楽、脂ギトギトの演技陣、深作独特のカメラワークと見所は多い。 【CBパークビュー】さん [ビデオ(邦画)] 8点(2009-07-24 16:49:59) |
13.観るまで、かなり抵抗あったんですが、観たら、凄い面白かった。菅原文太さん始め、今ではなかなか観れない豪華キャストですね。 【Yoshi】さん [DVD(邦画)] 8点(2008-03-16 02:08:52) |
12.カメラワークやカット割が斬新で、あの音楽と共にテンポ良く映画へ惹きこまれます。 私の場合、1度目は圧倒されて、2度目の鑑賞でストーリー全体を楽しむ事ができました。 ヤクザの世界における親子の盃を交わす事とは?兄貴と舎弟の関係とは?が見事に描かれています。 豪華な俳優達の中で、特に菅原文太と金子信雄の演技に惹かれました。 【ありあ】さん [DVD(邦画)] 8点(2007-07-22 11:57:19) |
11.ドロドロした抗争の中で広能の男らしさが一際輝いてます。男だったらこの映画はみんな堪らないんじゃないですかね。あと、人間が簡単にどんどん死んでいきますねえ・・う~ん、儚い。男弁は広島弁に決定です。 【べいんびーる】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-02-12 13:04:02) |
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10.イタリアマフィアの映画と違うて、ヤクザの討ちあいは玉数が多いなぁっつーのが一番最初の感想やった。坂井のてっちゃんがかっこええ!松方兄貴の三白眼、迫力やわぁ。 【海の雫】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2006-01-09 22:02:21) |
9.仁義無きを謳っているだけありゴッドファーザーのような「ファミリー」とは無縁、絆など皆無の「個人同士の」縄張り争いを延々と描く。権力や感情の所在を描く力が薄弱でそこで話をわかりにくくしていると思うが、実録とはそういうことなのだろう。ヤクザ組織というよりタランティーノのように組織をあえて薄く、個人に焦点を当て、このテの映画は映像的には面白くても評価的には大ハズレすることがあるが、さすがに実話が基だという説得力があるためドキュメンタリータッチで楽しめる。シリーズを通し抗争が全て理解できればこれ以上の点もこれ以下の点を有りうるが現状はここに留めておく。 【Arufu】さん [DVD(邦画)] 8点(2005-12-07 05:16:57) |
8.任侠映画ってほとんど見たことなくて、有名だから見とこうぐらいで見たけど流石に面白いです。仁義なき戦い知らなくても聞いたことある音楽が人が死ぬたび流れてかっこよさ倍増。それに今こんなメンバー揃わないってぐらい個性的で若くて勢いのある俳優がいっぱい。菅原文太・松方弘樹・梅宮辰夫...こんなかっこいい映画はなかなかない。 【バカ王子】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-10-07 21:01:46) |
7.言葉がわかりづらく、人物も多い(みんなサングラスをかけているし)ので相関図もわかりづらかったが、何よりもかっこよかった。とくに菅原文太!! ヤクザモノは初めてでしたがすっかりハマってしまいそうです。このかっこよさは恐らく、戦後の日本の生きるためのパワーみたいなのが映画全体の雰囲気から出ているからだと思う。続編も楽しみです。 【シュシュ】さん 8点(2004-10-05 23:01:23) |
6.監督の荒々しいエネルギーが存分に発揮されている。血沸き肉踊る映画だ。暴力シーンも残酷なのは確かだが、目をそむけたくなるようなものではなく、例えるなら花が散っていくような感じ。男なら見ておくべきだろう。今も色褪せないかっこいい男たちの結晶。 【デューク】さん 8点(2004-06-29 21:09:31) |
5.みんな言ってるけど何言っているかわからない。広島弁だし。でもそんなの関係ない。菅原文太さんが最高に格好良いし、あの突然起こる暴力シーンの数々。タランティーノがこの映画の大ファンだというのがよく分かります(彼の映画にその影響が良く現れていますね)。ヤクザ映画なんて毛嫌いしてたけど、これは別。こんな凄い映画の監督が「バトル・ロワイヤル」を作った人と同一人物なんてとても信じられない。 |
4.わしゃ~・・・じゃけ。仁義なき戦いに評価とかそげなもん付けるのは恐れ多い事じゃ~思ぉちょります。 【モチキチ】さん 8点(2004-03-13 01:09:21) |
【GRIN】さん 8点(2004-01-28 17:15:33) |
2.好きなんですよねえ~。かなり昔見たのだけど、強烈。このメンバー凄過ぎるし、しびれます。金子信雄も梅宮辰夫ものちに料理人で活躍するが、辰っちゃんなんてすごい顔だもの。ノンフィクションっていうのがまたすごい。 文太さんにシビれた。 【fujico】さん 8点(2003-11-02 22:43:48) |
1.このシリーズのレビューいいですねえ。学生時代に先輩が「ひとり仁義なき戦い」(文太、旭、金子、千葉ちゃん、松方等々のものまねで一人芝居)をよくしていたのを思い出します。キャラクターがしっかり描かれ、また斜めアングルのカメラワークやこれまでのヤクザ映画に無いバイオレンス描写とスピード感!満足の一品です。もし見るなら3までは見て欲しい。広能のモデルとなる美濃幸造(漢字違うかも)の手記を映画化したものだが、山守(もちろんこの人も実在)をあそこまで悪者にしたものをよく世にだせたなあと思う。 【R&A】さん 8点(2003-10-09 12:38:26) |