1.ハリウッドの商業映画に毒されてしまっている我々にとって、派手な演出も無くひたすら淡々と描かれる本作が賛否両論分かれるのは仕方ないのかも。とは言え、俺は面白かったです。従来のハリウッド流ではない描き方に最初は戸惑いましたが、見終わるとそれが「ゲバラがどんな人間だったのか?」「ゲバラはどんな行動を起こしたのか?」を描くのに効果的だったんだなと気付きました。ベニチオ・デル・トロの名演は言うに及ばず。彼は紛れも無く、映画の中で「ゲバラを演じる」のではなく「ゲバラとして生きていた」のだと思います。まだまだ書きたい事がありますが、それは『~39歳 別れの手紙』の方で。