9.《ネタバレ》 伝説的二枚目ドクター・田宮財前のモノクロ医療法廷ドラマ。互いの派閥の命運を懸けた方々手回しによる次期教授選出票争奪戦、医療誤診裁判の法廷で語られる一言一句に一喜一憂する原告被告両軍の表情。その切羽詰まった緊迫感がよく表現され引き込まれました。裁判には勝ったが改めるべきはその高慢な気性。「フンモンガン」、「ソーカイシン」など医療専門的用語続出。山崎豊子原作の本格社会ドラマの金字塔、不朽の名作。 【獅子-平常心】さん [DVD(邦画)] 8点(2013-03-31 00:45:26) |
8.《ネタバレ》 重厚な作りながら、一気に最後まで見られる好作品。投票の結果にしろ裁判の結果にしろ、徹底的に先を読ませないことに気を遣っており、制作者の執念を感じる。豪華キャストの面々は、それぞれ、枠が限られている中になかなか頑張った役作りを行っており、しかもそれが主演の田宮二郎の存在感を際立たせるためにしっかり機能している。ヒール大勝利という容赦ないラストも、今考えるとなかなか強烈。 【Olias】さん [DVD(邦画)] 8点(2005-10-11 01:17:58) |
7.緊張感ある作りでおもしろかった。教授選挙戦から誤診裁判まで一気に進むので退屈しない。悪い奴ほどよく眠る的なダークさがおもしろかった。田宮二郎見るの初めてだったけどかっこいい。ドラマ版が少し気になるけど三十何話も見るのはちょっと厳しいかも。 【バカ王子】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-10-07 21:01:40) |
6.ケイ子の性格って映画、テレビ新旧全部違うんだね。小川と黒木なんてもはや別人。 断然太地喜和子のキャラが一番だが。 【たつのり】さん 8点(2004-07-07 04:27:58) |
5.今やっているドラマも見ていますが、あちらよりもかなり硬派な印象を受けました。関西の大学なのだからやっぱり関西弁がしっくりきますね。 昔のドラマも方も見たくなりました。 【あずき】さん 8点(2004-01-04 21:16:11) |
4.最近やってるドラマも見てますが、やはり本作の方がキャスティングがすばらしい(里見は昔のTVの山本学がよい)。以前、医薬品業界に勤務していたのでリアルに飲み込めますし、かなり鋭く医学界を描いていますし、ストーリー自体も良く出来ているので今見ても非常に楽しめる。財前五郎のモデルの某教授を生で見た時はチョッとうれしかった。 【亜流派 十五郎】さん 8点(2003-11-01 11:10:39) |
3.自分がまだ生まれる前の映画で、私はTVの方が(昔の)とても印象深く残っています。これはなんか尻切れトンボのようで、2時間30分という長さにもかかわらず、中途半端な感じは否めない。でも田宮二郎のシャープな迫真の演技はとてもすばらしい。やはり彼の代表作である。東教授の東野英二郎は水戸黄門だったが、今やってるTVの石坂浩二もそう言えば水戸黄門だったなとふと、思ったが。義父役の石山健二郎の演技は今の西田敏行よりずっと迫力がある。この映画版の見せ所はやっぱり裁判のところかな。 【fujico】さん 8点(2003-10-18 20:31:47) |
2.原作の長さをよくここまで短くまとめた、と思った。しかも、主人公の嫌な奴ぶりは良く出てるし、最後の方の良い奴ぶりもやはり良く出てる。映画も良く出来てるけどこれは原作の勝利でしょう。山崎豊子「沈まぬ太陽」もお薦めです(本ですよ) 【恥部@研】さん 8点(2002-12-24 18:51:01) |
1.主役が悪者って言うのが良いですね。この頃の学閥っぷりや、医療ミスに対する対応は今も変わっていないんでしょうけど、どの世界も大変だと思いました。 【出木松博士】さん 8点(2001-02-03 14:45:01) |