3.突然物陰からワッと脅かされるような怖さではなく、じわじわじっくりと恐怖を熟成させてくれるホラー映画として、私は絶賛したい。<以下ネタバレ注意です>貞子の母が鏡に向かって髪をとかしている場面が繰り替えされ、その後、彼女がこちら(中谷美紀)の存在に気付いてギロ~と睨めつけるシーンや、深キョンのインタビュービデオの編集中に編集画面の中で深キョンが恨めしい形相でこちら側に迫ってくるシーン、精神病院(?)でTVから突然流れたキーキーという音に患者さん達だけが反応して騒ぐシーン、などなど、よくぞ私の恐怖心を極限まで高めて下さいました。お陰様で1週間くらい怖くて暗い所で眠れませんでした。