1.ビルボ・バギンス大好きです。
彼の冒険も苦労も活躍も素晴らしかった。
とても立派でした。
「決戦のゆくえ」と言うぐらいで、戦闘シーンは実に素晴らしかった。
迫力あって見ごたえがありました。
アラン・リーさんのデザインも好きなので、たとえばエルフが美しい曲線の鎧をつけて華麗に戦うところなど。
他の作品とは違う、この作品の世界観にどっぷりと浸れた所が実に気持ち良い。
品が良くて豪華でその上アクションも機敏だとなれば、楽しくないわけはありません。
しかしこの作品は、題名が「ホビット」であってもビルボがお話の中心と言うわけではありません。
ドワーフ達は主役で常に頑張っているけど、その心情は分かりにくいと感じました。
特に山ノ下の王トーリンの人柄なのですが、ずっと黙っていたり反対に怒鳴っていたりして、私の理解しようとする気持ちとかみ合いませんでした。
トーリンに感情移入しようとして一生懸命見るんだけど、私からは距離がある人物に思えて、そこの所の私の気持ちの整理がつかないままずるずると来てしまいました。
そこの所は残念でした。
ガンダルフのイアン・マッケランさんがとてもお元気そうで、見ていて楽しくなりました。
サルマンのクリストファー・リーさんのお姿にはビックリです。
いったいお幾つなんでしょうね。
なんのかのと言っても三部作はとても見ごたえがありました。
ピーター・ジャクソン監督にはまた素晴らしい作品を作って頂きたいと思っております。