18.《ネタバレ》 マーク・ラファロ演じるダンに、最初のうちは全然共感できなくてイライラ。 でも中盤くらいでそんな自分を反省。断片的な情報だけで、ダメ人間と決め付けたらいかんなと、猛省した次第です。 ダメ親父かと思いきや、ダメだったのは奥さんのほうでした。ダンはむしろ被害者。精神的ショックが大きすぎて仕事が上手くいかなくなってしまったのでしょうか。だとしたら本当にかわいそう。なのにダンが家を追い出されていて・・・ そんなダンがグレタと出会う。再起を図る。 グレタはグレタで彼氏の裏切りにあい、傷心中。そんなときにダンに出会い、音楽に打ち込める環境と出会えたのは幸福な偶然。 人生真面目に誠実に生きていたって、上手くいかないときは誰しもあります。むしろ、真剣に生きているからこそ、壁にぶちあたったり、心が病んだりするのかもしれないです。 でも、真面目に生きていれば、同じくらい幸福だって訪れるんだ。そんな希望を感じさせてくれるサクセスストーリー。 人の優しさを肌で感じさせてくれるハートフルなドラマ。 ラッパーとして成功した黒人が、グレタに言ったセリフ。 『2年ほど不運が続いただけで、みんなあいつへのリスペクトを忘れてしまった。あいつは凄いやつなんだ。』 このセリフがぐっときます。勇気をもらえます。 この映画を見た後、今日一日の仕事は大変充実していました。やりがいのある仕事をしているだけで自分は幸せなんだと再認識。終盤の盛り上がり、もう一声ほしいところではありますが、概ね満足。 この大変な時期だからこそ、多くの人に見てもらいたい映画です。 『今、私達は不運なだけなんです。』 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 8点(2020-05-19 00:03:29) (良:1票) |
17.《ネタバレ》 こういう映画好きですよ、なんか観てて元気をもらえたな~。おいおいそんなにうまくいくのかい! といいたいところもあるかもしれませんが、いいじゃないですか~わたしはぜーんぜんOKです。音楽の持つ力・魔法 ってあるかもね(笑) 良い映画を観させてもらいました、ありがとうございました。 【Kaname】さん [インターネット(字幕)] 8点(2018-09-04 18:24:23) (良:1票) |
16.序盤、主人公の人間性に共感できなくて、これは駄目かもと思った。 でも、音楽性に共感できたので、次第に物語に引き込まれて行きました。 気が付いたら人間性にも魅かれてしまってたのは、音楽の魔法なのかも知れない。 ラブストーリーとしても面白かったけど、音楽業界への皮肉も効いていて、ラストのオチも作品全体の趣旨に合致していて納得。 あと、どうでもいいことだけど、エロ過ぎる娘は服装を変えてもやっぱりエロかったね。 【もとや】さん [DVD(吹替)] 8点(2018-01-20 17:31:53) (良:1票) |
15.《ネタバレ》 楽しもう! 心に穴が空いた同士なにかがお互いを引きつけたのか、そこからはじまる楽しいアルバム作り。そりゃ嫌なコトだってあった、今だって気にしてる。でも音楽を聴けば世界は輝き、照らし出す。 二人の成長が音楽が撮影がとにかく観ているこちらも楽しくさせてくれます、そして優しく背中を押してくれる気がする。 仲間たちと一緒に楽しい音楽。決して世の中甘くない、だけどなんとかなるはずだ。どうか彼らに幸あれ。 【えすえふ】さん [インターネット(吹替)] 8点(2017-02-01 01:40:10) (良:1票) |
14.《ネタバレ》 冒頭のグレタの演奏シーン。二つの視点からそれは映される。 いきなり始まる演奏はお世辞にも上手と言えるものではない。多くの人が聞く事に集中せず、談笑をする中一人立ち上がる男性。 直後その男性の1日が語られ、先程の演奏シーンに結びつく。 彼の頭の中で流れるアレンジ。今まで体たらくだったダンとグレタの才能が結びつく瞬間。 二人だけが分かる世界で、物語が始まる瞬間の感動は言葉では言い表せない。 それこそが音楽が持つ力であり魅力なのだろう。そして視点を変えた反復とズレという映画の持つ力もここで表現される。 鬱屈とした思いの中、スティーヴの部屋で曲が生まれる瞬間も忘れられない。 そしてアルバム制作シーン。日常の雑踏の中で即興を交えながら、生の人が集まり演奏されるその様は音楽の原点であり、一つの到達点なのではないだろうか。 何よりも誰もが音を楽しんでいる。 現代の一から十まで計算され作り込まれた音楽に異論を唱えつつも、それすらも含めて音楽を愛している事が伝わってくる素晴らしい映画だった。 【ちゃじじ】さん [DVD(字幕)] 8点(2017-01-14 18:25:57) (良:1票) |
13.《ネタバレ》 いい映画だった。こういう構成の映画は好きだ。もちろん音楽も良いし、NYの風景を背景にいい感じの映像にもなっていた。音楽っていいねと改めて思わせる作品でもあった。普段そんなに歌を聴くときに歌詞を考えてたりしない方なのだが、きっと歌詞にはそれぞれに想いが込められているはず、そういうものを考えながら聴いてみようかなと思ったりもした。主役の二人も好演していた。M・ラファロはいい味出していたし、K・ナイトレイは歌声も素晴らしかった。ストーリー的には邪魔にならない程度に上手く家族の話も入れているし、逆に恋愛的要素は上手い具合に抑えられていたようにも感じた。 【スワローマン】さん [インターネット(字幕)] 8点(2015-12-31 10:59:28) (良:1票) |
12.《ネタバレ》 ジョン・カーニー。この名前を見るのは「ONCE ダブリンの街角で」以来久しぶりですが、 本作も「ONCE~」と同じく、都会の片隅で少し淋しさを抱えた男女が出会う。その2人に共通するのは音楽。 その時々の登場人物の心を表すかのような作中で歌われるその歌詞も、 音楽が人の心を動かし人を結び付けていく様も、飾り気の無い素朴な描写がいい。 冒頭、1人の女性がバーでギター1本で弾き語っている。この歌詞がまたいい。 それに耳を傾ける、1人の音楽プロデューサー。 今は落ちぶれてしまっているが、まだ粗削りなその弾き語りに、彼の脳内であっという間に他の楽器が加わりその曲を肉付けしていく。 弾き語りの歌詞の素晴らしさと共に、この男の音楽を愛する気持ちとその才能が見事に伝わってくる。 ニューヨークの街角でアルバムを録音していく。キーラ・ナイトレイの歌もその表情も素晴らしい。 そのハイライトがビートルズの「レット・イット・ビー」のルーフトップ・コンサートを思わせるビルの屋上での録音風景。 そこに離れて暮らす、マーク・ラファロ演じるプロデューサーの娘のギターが加わる。 キーラの魅力を随所に見ることが出来る作品ですが、 才能はあるけど生き様は少々不器用、人間臭さのあるプロデューサーを演じたマーク・ラファロの好演がこの作品を支えていると思います。 ジョン・カーニーの作品を見るのは「ONCE~」以来2度目ですが、もっともっと映画を撮って欲しいと思います。 【とらや】さん [DVD(字幕)] 8点(2015-11-08 15:21:07) (良:1票) |
11.《ネタバレ》 "once ダブリンの街角で"のヒットも記憶に新しいジョン・カーニー監督の新作。今回も音楽の魅力が満載。音楽とシチュエーションが強力にタッグを組んで、この力が1+1が2ではなく、3にも4にも、、無限大にも広がる映画。そのタッグの中でも、明るく前向きな"Tell Me If You Wanna Go Home"と、演奏する仲間の輪にバイオレットが加わる屋上の場面がお気に入り。やはり音楽は才能ありきではなく、愛する者全てに門戸は開かれていると思いたい、願いたい。皆様はどの場面がお気に入りでしたか?ただ歌うことが好きなグレタとその歌で有名になりたいデイヴ、音楽を真に愛するダンと売上至上主義のソール。歌が売れれば否が応でも付きまとう金としがらみ、音楽とビジネスの切っても切れない関係を二組の生き方を描いて切り込むことにより、音楽とはあなたにとってなんぞや?と問いかけているようにも思えます。本作のもう一つの主役、ニューヨークのロケーションも大いに楽しめましたが、私はそれよりもキーラ・ナイトレイの着こなしが可愛くて登場カットごとに心躍りました(笑)。 【タケノコ】さん [映画館(字幕)] 8点(2015-04-05 23:05:44) (良:1票) |
10.《ネタバレ》 目的の映画までの時間つぶしで、なんの気なく入った映画。 こんなにハマるとは! 時間軸が移動して、地下鉄駅の近くのバーのシーンが都合3回流れる。 その時その時で、状況が頭に入ってクリアに理解できていくところが非常に面白い。 何が好きと言って、グレタとスティーヴの友情が素晴らしい。 グレタみたいな綺麗な子を部屋に泊まらせてあげるのに、いやらしい感じとか全くないし 「オーブンに頭突っ込むから。」と無理やりライブに引っ張っていったり、あんないい男(というより人間)いない! 音楽は好きで、自分自身何十年やっているのもあるのか、メンバーで曲を作る楽しさもよく分かるつもりです。 つい先日衛星放送でやっていたのを録画して、これでいつでも鑑賞できる。 【有為子】さん [映画館(字幕)] 8点(2023-07-20 17:27:55) |
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9.普段は歴史物の作品のイメージがあるキーラ・ナイトレイですが、現代劇でもとても新鮮で良いですね。彼女の歌声と演奏もとても良かったです。路上の子供たちが飛び入り参加でコーラスをするシーンがほのぼのとして良かったです。また、あとで知ったのですが、ジョン・カーニー監督は『ONCE ダブリンの街角で』を作った人だったのですね。作風が似ていますが、こちらもとても良かったです。 【みるちゃん】さん [DVD(吹替)] 8点(2021-10-25 12:37:52) |
8.《ネタバレ》 マーク・ラファロが小汚いし不潔感がハンパなくて参った。 キーラ・ナイトレイがヒロインとしてなぜかあんまり魅力的には感じないし、ボーカリストとしては声にも魅力がなかった。 という不満点はあるものの、好きですねこういう映画。 ライブハウスの中途半端な弾き語りのグレタなのに、ドラムにピアノにと脳内でどんどん各パートのアレンジがあふれ出し曲が完成されちゃうダン。プロっていうのはこういうもんなんだなというのがよくわかりました、理屈じゃなくて感性なんですね。 なんていうかグレタは確かに曲作りの才能はあるんでしょうけど、それより人間関係が最高に恵まれてるなとそこが羨ましかったですね。なんであんないい人ばっかりなの?スティーヴがいなかったらどうしたんだろう、落ち込むグレタを無理やりライブハウスへ引っ張ってったのはスティーヴだったしね。 街中ライブはそれなりにたのしいし、見所だとおもいます。でもラストのデイヴだな、プロのシンガーの凄さをヒシヒシと感じたのでした。素晴らしかったです。 解雇された時に名簿を持っていこうとしたダン「ジェリー・マグワイアか?」て言われたとこが可笑しかったな。 「2ドルにしようよ」ていうとこが良かった。このおっさん、死ぬまでこうなんだろうな。 ハートフルで後味最高の映画でした。 【envy】さん [インターネット(字幕)] 8点(2021-05-21 14:08:25) |
7.冒頭のダンが好きになれそうもなかったので、微妙だな〜、と思ったが、すぐに引き込まれた。 音楽っていいな、と思う素晴らしい映画。全編を通して苦悩よりも楽しい雰囲気が続いていてこれはこれで好感が持てる。使われている曲も好きだし、オススメの作品。 【simple】さん [CS・衛星(吹替)] 8点(2017-02-05 16:10:24) |
6.キーラ・ナイトレイの歌声が良い。勿論、歌が良い。それにも増して歌声が良い。そんな歌声を聴いてるだけでも、嫌な事など忘れさせてくれそうです。音楽の持つ力とニューヨークの美しい街並みが心地良くて楽しむ事が出来た。この映画のサントラが欲しくなります。同じ監督のonce ダブリンの街角でも感じた様に音楽が素晴らしいです。この監督の作品、もっと見たい。 【青観】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2016-04-10 09:52:23) |
5.サントラ聞きたい。いい音楽てんこ盛りで最後まで楽しめた。 【おとばん】さん [DVD(字幕)] 8点(2016-01-30 12:17:02) |
4.《ネタバレ》 音楽、映像、ストーリー、キャスト等々すべてが絡まりあい、絶妙なハーモニーを奏でていて、とても心地よさを感じさせてくれる作品でした。 NYの魅力が存分に映し出されていて、まるで観光協会のPVのようでもありますが、とにかく本当に絶妙な仕上がりになっています。 この監督の作品は今後も注目していきたいと思います。 【TM】さん [DVD(吹替)] 8点(2016-01-24 14:50:58) |
3.同じ音楽ものの、「君が生きた証」 を観た後だったので..それよりは、軽く、明るく、分かりやすくて、観やすかった..物語(背景)としては、恋人、家族(父娘)、そこに音楽が絡み..それぞれが抱える問題を、少しずつ解決して行く 成長物語..自分を見失わず、周りに流されないで、前進することの大切さ..それを上手く描いた、良作... 【コナンが一番】さん [DVD(字幕)] 8点(2016-01-20 21:05:34) |
2.PC一台で楽曲が作れる現代を象徴している映画。いいか悪いかは別にして、これが現在の音楽業界だ。アメリカも日本も同じ悩みを抱えている。業界人の端くれとしては身につまされるストーリーではあるが、いい楽曲はどの時代でも不変ということは救いです。 【kaaaz】さん [DVD(字幕)] 8点(2015-11-13 23:33:11) |
1.《ネタバレ》 楽しみにしてた分ハードルが上がっていたがそれを上回る内容だった。冒頭のバーでの演奏を頭の中でアレンジさせてるところは最高に美しかった。アダム・レヴィーンの歌は言わずもながらキーラ・ナイトレイの歌声も綺麗でそれを聴くだけでも観る価値がある。劇中で流れてくる音楽もどれも良く、演奏している画も観ていて面白い。最後の契約を断るシーンも彼女の音楽に対する思いが伝わってきて最後まで楽しませてくれる作品。 【ぷるとっぷ】さん [映画館(字幕)] 8点(2015-03-02 15:26:31) |