50.《ネタバレ》 予想に反して評価が低いのでもっと真剣にならなければと書き直しました。一見、男のロマンを描いているようですが、”ちょっと待って”と言いたくなります。私がこの映画が気に入っているのはケヴィン・コスナー演じるレイに共感するというのともちょっとちがう。まずなんといってもあの過去の野球選手たちですね。野球が好きで好きで、でもなんらかの事情で断念しなければいけなかった人たち。最初球場に現れたのは8人でした。八百長事件で球界を永久追放された選手たちなんだろうなと思い、胸がキュンとなりました。そして父とのことがずっと心に引っかかっていたレイ。「それを作れば彼はきっと来る」という声を聞き、球場をつくったレイ。最初彼というのはシューレス・ジョーだったのかと思ってしまうけれど「彼」とはレイの父なのですね。そこでオープニングの生い立ち、過去をコスナーが語る意味がわかる。この物語は野球に思いいれの強い野球ファンによる野球ファンのためのノスタルジックなファンタジーではない。レイの背景というものがとても重要なのだと思う。父と同じ年代になって初めて父のことが理解できるようになる、けれどその父はもうこの世にはいない。父に対して申し訳ないことをしてしまった、もっと語るべきだったと心のどこかで常にある想い。それがあの天の声となってレイを動かしたのではないでしょうか。あの声はレイの心の声と言ってもいいでしょうね。この夫婦は70年代に若者だったのですね。それまでの家庭のあり方が大きく変わり、反戦運動に身を投じ、社会の暗部を糾弾していた世代。アメリカン・ニュー・シネマの主役だった世代とも言えます。その若者たちが中年になったひとつの結論がこの夫婦なのではないでしょうか。 【envy】さん 8点(2003-11-30 20:42:32) (良:1票) |
49.本当に来てくれてよかった。来なければ、せっかくの野球場が無駄になるところだった。本作の影響なのか、“If you build it, he will come・・”のお告げで建てた(?)札幌ドーム。来たのは、「新庄」でした。こちらも無駄でなかった? 【STYX21】さん 8点(2003-11-13 06:04:35) (笑:1票) |
48.どの時代も親子でキャッチボールはいい。野球を愛する人の映画。 【TERU】さん [インターネット(吹替)] 8点(2023-03-16 21:48:42) |
47.《ネタバレ》 この作品はドラマと思わせてファンタジー作品なのですが、物語の序盤でファンタジーであることを明言しています。 ホラーなどでは現実か超常かどちらかわからないまま進む展開があったりするのですが、 早い段階でかじ取りをしっかりしているので、変な探りをいれずに楽しむことができました。 亡霊の野球を観戦することで見る者の原風景を思いおこさせるような演出には胸をうたれます。 野球に興味のない私でも純粋に感じいってしまいました。最後の演出は大好物ですねー。 【グミ喰い】さん [DVD(吹替)] 8点(2018-04-01 20:23:09) |
46.《ネタバレ》 懐かしい映画。人生の中でも思い出として記憶されている。 静かだが個性的な内容で、これ以外に同じような作品はありそうでない。 理屈から考えれば、この場所は現実には存在しない、本当は天国であろうと思う。でも、単純な夢落ちのような作品で考えるものではなく、観る人それぞれに何かを想わせる。 完璧とは言えないが、独特で高く評価出来る映画。 【simple】さん [映画館(字幕)] 8点(2017-12-24 10:50:24) |
45.2014.05/24 鑑賞。ファンタジーなのか、夢想なのか、哲学なのか??? 若き頃の夢と情熱、その挫折、父親との葛藤と後悔の思いが実現させてゆく・・。なんとも奇妙な物語、夢想そのもの。これで映画になるとは?静けさと、優しさが溢れている。 【ご自由さん】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2014-08-02 12:55:27) |
44.《ネタバレ》 2014年、リバイバル上映を鑑賞。TVやDVDで何度も見ているのになぜかまた見たくなってしまいます。ファンタジーではあるんですが、この映画が言いたいことはある種アメリカ人(男性)の理想なんでしょうね。家族との生活を送りつつも毎日の平安よりも夢のための決断を行うことを是とする、後悔しない親子関係(特に父子関係)を築くという提案、等々。また、テレンス・マンがストーリー展開に良いアクセントになっています。あと、この映画の良い点は上映時間が100分であることです。昔からいい映画の条件に(100分程度の)長すぎず短すぎない時間が挙げられます。今(2014年)だったらもう1エピソード加えるか最後の人々が球場に殺到した後の様子を描くかして、もう20~30分延ばすでしょうからね。 【MASS】さん [映画館(字幕)] 8点(2014-06-03 15:41:33) |
43.《ネタバレ》 突拍子も無いファンタジーだが、緩い空気感が心地よいし、語りすぎない慎ましさが良い。老ドクターのエピソードはかなり感動した。 子どもができたら絶対キャッチボールとかしようと思う。 いや、その前に嫁か。あんな嫁ほしい。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-06-08 14:31:54) |
42.《ネタバレ》 何回見たって面白い。 ケビンコスナーってこういう普通のお父さんを演じさせてると最高。ちょっとずれてるけど、そのズレ方が心地良い。 主人公の決意は見ず知らずの作家を巻き込むが、そこに至るまでの出来事が家族の野球を楽しむことに対する情熱と、それを大切にしたいという気持ちが、引退した作家を引きずり込む事に疑問を抱かせない。 この作品には親子の再会が下敷きになっているけど、そちらの感動よりも大事にしていた野球という物を自分が望む形で手に入れるという、その過程に心を大きく揺さぶられる。その大事に作り上げた球場の中で、大事な存在にであって邂逅を果たす。二重の揺さぶりにもう胸がドックンドックンするわけだ。最高。 もうダメだ、と思われるような状況で冷たかった親類が彼に感化される下りなど、あのスピード感が良い。凄く良い。誰も悪者がいない、球場に向かってくる大勢の人たち。この後球場を目の当たりにした観客と、そのマネージャーたる彼の家族とその親類たちはとんでもないエンターテイメントを目にするわけだ。その様は具体的に表現しなくても良い。幸せな空間がそこにあるのだろうと確信できるだけで良い。あのラストは最強の一手だった。 【黒猫クック】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2010-01-23 21:20:52) |
41.《ネタバレ》 とっても優しい映画です。 ”トウモロコシ畑に野球場を作って、みんなで野球をする” 時代を超えてたり、あの世とこの世を繋げたりしていますが、 簡単に言ってしまえば、それだけです。 各々の人生の中にある、愛情、挫折、後悔、若さ、老いなど、 色々な要素が野球を媒体として表現されていて、 思わず、人ってイイなぁ・・・、と感化されてしまいます。 「 It's you (君の声だよ) 」 のところで、ボロ泣きしました。 キャッチボールだけで、伝えられる気持ちがあるって 素敵ですね。 【カモネギ】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-10-31 00:57:29) |
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40.《ネタバレ》 もう少しスマートに演出できないかなぁ(例として野球をする喜びを写すショットを入れているのに登場人物に「ここは天国か?」などと言わせているところとか俗物根性溢れた者に選手が見えないとか)と考えるけど90年代アメリカ映画の中ではピカイチの「愛すべき法螺話」。夢の球場=フィールド・オブ・ドリームスというのはただ有名選手がよみがえりプレーをするという類の話ではなく、(バスケやアメフト等はさておき)ベースボール(「野球」じゃない)を国民的娯楽として胸に描いているアメリカ国民精神の発露なのでしょう。親父や友達と一緒にキャッチボールをしたり、楽しんだ日々。有名選手のプレーにあこがれ夢見たあの頃。この映画の登場人物達は自分達の忘れかけていた心の原風景を取り戻すことで人生捨てたモンじゃない、と喜びや楽しさを再発見していったはず。だから印象に残るのは役者の「笑顔」。エイミー・マティガン(私この女優さん大好き)の優しい笑顔。ジェームス・アール・ジョーンズのわくわくぶり。そしてバート・ランカスターの人生を達観したような微笑み、そして背中!主役のケビンが一番魅力に欠けると思うのは私だけ? 【Nbu2】さん [映画館(字幕)] 8点(2008-03-14 14:08:31) |
39.奥さん役のAmy Madiganの演技がとっても印象に残っています。Kevin Costnerが彼女のアクションにクスッてする場面ありますが、あれ彼女の怪演におもわずのクスじゃないかと思うぐらい。 【RTNEE USA】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-12-31 14:18:47) |
38.大学の講義で見ました。終わったあと、友達に泣いてることを悟られないようにするので精一杯でした。 【ヴィン】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-07-05 23:45:26) |
37.《ネタバレ》 途中の若者(!)をつれてうろつくあたりは中途半端で長く感じたのですが、球場に着いてから以降の展開に画面が釘付けでした。野球を奪われた伝説のプレーヤーが子供のようにプレーしている姿がとても楽しそうで印象的でした。 多くの方が言われているように最後の台詞「父さん、キャッチボールしないか」あたりになると涙が止まりませんでしたが、それ以上に娘に紹介するときの光景が印象に残りました。 【雷電為五郎】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-11-16 23:27:58) |
36.俺とか野球をしている連中にとっては最高の作品だと思う。野球をやらない人、嫌いな人にぜひ見てもらって、野球を好きになってほしい! 【ばっじお】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-10-27 23:34:28) |
35.荒唐無稽なファンタジーだけど「こんなことがあったってイイじゃない」と思わせてくれる心優しい映画です。グラウンドにシューレス・ジョー達が現れるまで、レイ(ケビン・コスナー)の奇行にヒヤヒヤしていました。私が奥さんだったら、絶対グラウンドなんて作らせないだろうなぁ。そんな自分を残念に思います(笑)。野球が出来るとわかった時にシューレス・ジョーが見せた嬉しそうなハニカミ笑顔…、レイ・リオッタってこういう微妙な表現ホントに巧いと思います。私が意に反して「四角い大顔男」(ホアキン・フェニックスしかり、芸人アンタッチャブル山崎しかり)にドキドキしてしまうのは、レイ・リオッタのあのハニカミ笑顔に、うっかりときめいてしまったせいです。責任取ってくれ。 【たまねぎ君】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-05-27 17:41:22) |
34.母から聞いたんですけど、公開当時におすぎが、眼球をとってしまったピーコにも目がある内に見せてあげたかった、と大泣きしてたそうで。それほどイイ映画なのか!と思ってたんですが、やっと見れましたvvそんなだぁだぁ泣きはしなかったけれど、でも凄く胸が熱くなるというか、心が洗われるというか、もうとにかく感動しました!トウモロコシ畑で声が聞こえるって聞いて、うわ大丈夫なのかコレ、と心配になりましたが、そんなのは杞憂に終わりました。もう最高!アーチー・グラハムのあのシーンでは、「あっ、そういうことだったの!!?」と、もう感動するやらびっくりするやらでもう鳥肌たちまくりでした!ラストは秀逸ですv個人的にテレンス・マン好きですv 【Ronny】さん 8点(2004-10-04 00:29:16) |
【ヒロヒロ】さん 8点(2004-08-14 16:07:51) |
32.凄くいい映画なんだけど、これだけは言わせて。「゛シューレス゛ジョー・ジャクソンは左打者だ!」 【永遠】さん 8点(2004-06-20 07:30:57) |
【3737】さん 8点(2004-06-11 23:25:04) |