黒い十人の女のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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黒い十人の女

[クロイジュウニンノオンナ]
1961年上映時間:103分
平均点:6.77 / 10(Review 44人) (点数分布表示)
公開開始日(1961-05-03)
サスペンスコメディモノクロ映画犯罪ものミステリー
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タイトル情報更新(2024-08-25)【Olias】さん
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監督市川崑
キャスト船越英二(男優)風松吉
山本富士子(女優)風双葉
岸恵子(女優)石ノ下市子
宮城まり子(女優)三輪子
中村玉緒(女優)四村塩
岸田今日子(女優)後藤五夜子
倉田マユミ(女優)十糸子
紺野ユカ(女優)櫛子
大辻伺郎(男優)野上
伊丹一三(男優)花巻
浜村純(男優)警官に扮した俳優
夏木章(男優)テレビ局イ
伊東光一(男優)羽織の男
永井智雄(男優)本町芸能局長
佐山俊二(男優)若山
ハナ肇(男優)ハナ肇(クレジット「ハナ肇とクレージー・キャッツ」)
植木等(男優)植木等(クレジット「ハナ肇とクレージー・キャッツ」)
谷啓(男優)谷啓(クレジット「ハナ肇とクレージー・キャッツ」)
犬塚弘(男優)犬塚弘(クレジット「ハナ肇とクレージー・キャッツ」)
桜井センリ(男優)桜井センリ(クレジット「ハナ肇とクレージー・キャッツ」)
安田伸(男優)安田伸(クレジット「ハナ肇とクレージー・キャッツ」)
脚本和田夏十
音楽芥川也寸志
撮影小林節雄
製作永田雅一
企画藤井浩明
配給大映
特撮築地米三郎(特技撮影)
美術下河原友雄
編集中静達治
録音西井憲一
照明伊藤幸夫
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8.《ネタバレ》 十人といっても、中心になるのは半数の五人程度ですが。ブラック・ユーモアというよりは、シニカルなところがあってなかなかよかった。映像的にもモノクロを縦横に駆使した美しさに堪能させられました。男女関係よりも、「人と人との関係が希薄になった時代」というものがテーマのようで、それでいて風が多くの人と関わる仕事をさせてくれと懇願するあたり、皮肉が利いています。おそらく、当時よりも人間関係がさらに希薄になった現代ですが、それでも鑑賞に耐える作品になっていると思います。
アングロファイルさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2017-05-08 10:11:18)
7.《ネタバレ》 しっかりと特徴を持ってインパクトある作品を生み出すあたり、永田の策士っぷりが遺憾無く発揮されている。ハイコントラストな映像、印象の強いオープニング、雨月物語とは異なるコミカルな存在の幽霊、キャラにハマっていてそれぞれ違った魅力を放つ女優陣、難しい役にぴたりとハマる船越英二・・・武器が多くそろっている。脚本も単なる恋愛痴話に収まっていない。どんなに本気でも熱っぽく語っても解り合えない人間の可笑しさ、隠しながらも誰もが強く持つ利己的な考え方、手に入れる―消えてもらうという正反対ながら似通った充足、人生の目的なんて考えずに仕事に没頭し充足を得てしまう男という生き物・・・。ここまでしっかりと生の人間を描き出している作品はなかなかない。ただ、30分くらいで全容が分かるにしては長すぎる。
stroheimさん [ビデオ(邦画)] 8点(2006-04-15 04:21:26)
6.市川崑監督、この監督も日本映画を代表する名監督の一人で、晩年はいまひとつ精彩を欠いてはいたものの、やはりこの頃の市川崑監督の作品は面白いし、良いものが多い。この作品もそんな作品のひとつで、脚本の上手さとそれに何よりも女優陣が本当に素晴らしい!岸恵子の存在感、凄み、更に山本富士子の上手さは中でも際立ってます。今の日本映画との違いは本当に演技の出来るしっかりとした女優がいることで昔の日本映画を観ているともっとも男優にしてもそうだが、良い俳優が沢山いたということを改めて知ります。とにかくこの映画は俳優達の演技だけでも十分見るに値する作品です。モノクロの画面から伝わる雰囲気も良く、最後までだれることなく楽しめます。それにしても女の人って恐ろしいなあ!とこの映画を観て思った。
青観さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-12-11 11:25:01)
5.《ネタバレ》 見たのは6年くらい前。当時、市川崑の映画を見たのは「四十七人の刺客」に続いてこれが2本目。全体的にお洒落な雰囲気でかなり面白かった。山本富士子の使う「そうざんしょ」、「あら、あーた。」などの言葉まわしが印象的。岸恵子をこの映画で初めて見たんだけど、日本にこんなかっこいい女優がいたのかというくらいカッコよかった。中村玉緒は猫のようなイメージで今現在の姿が嘘のようである。岸田今日子も「学校の怪談2」でやっていたろくろ首の印象が強かったので、あまりの若さに驚くばかり。ラストの船越英二は可哀想すぎる。2002年に市川監督自らがリメークしたテレビドラマも見たけど、やはりこっちのほうが面白いと思う。
イニシャルKさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2005-10-24 17:44:14)
4.岸恵子や山本富士子のような美しく妖艶な女性は、現代でいうと存在するのだろうか。十人の女優の顔ぶれも豪華だが、伊丹十三なんかも中村玉緒の婚約者として出演している。
キンセさん 8点(2003-10-25 02:21:05)
3.計算し尽された照明、キャメラの角度、セットの配置など、申し分ない。市川のこだわりが感じられる、モノクロ映像美の極致。製作当時30歳にも満たない岸恵子、30を過ぎたばかりの山本富士子。この美しさと貫禄。観ていて飽きさせない展開と、女たちの腹の探りあい。痛快である。風を演じた船越もはまっていてよい。テレビ版も鑑賞したが、差は歴然である。昔の女優の方が、ずっと演技もしっかりしていて、精神的にもずっと大人なのだろう。浅野ゆう子や鈴木京香でも到底及ばないのは、育った地盤の違いが大きいから、その一言に尽きる。安易なテレビドラマでは女優は育たない。宮城まり子の役を小泉今日子が演じていたが、これは明らかなミスキャストだった。
ノブさん 8点(2003-02-02 13:06:41)
2.オリエント急行やOUTみたいな設定とでもいうのだろうか、たった一つのテーマに向かって皆突っ走っていく。でも女優の個性が各自かなり出ていて面白いしそのおかげでだれないで観れる。みんな昔は若かったんだなあ(笑)そういや最近リメイクされてたが、そっちの方はどうだったんだろう・・・
恥部@研さん 8点(2002-12-12 14:50:27)
1.観てて飽きない!!十人の女といっても実質活躍するのは数名なんですが。クールビューティーの岸恵子に、したたかな正妻役の山本富士子、キュート部門は中村玉緒(ホント可愛い。しかも甲高い声!!)そして知的なキャリアウーマンに岸田今日子!!世界昔話のナレーターのあの女優さんもおいしい役で登場してますしね。これといって派手な演出などは無くても、モノクロの良さを熟知したシーンの数々。これは中々の快作です。ラストで岸恵子が火事現場を横目に車を飛ばすシーン、あれには一体どんな意味が込められているのでしょうか?不思議です。
さかQさん 8点(2002-04-10 06:34:01)
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【点数情報】

Review人数 44人
平均点数 6.77点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
436.82%
536.82%
61125.00%
71636.36%
8818.18%
912.27%
1024.55%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review1人
2 ストーリー評価 7.66点 Review3人
3 鑑賞後の後味 7.33点 Review3人
4 音楽評価 6.50点 Review2人
5 感泣評価 1.00点 Review1人
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