42.《ネタバレ》 飛ぶ鳥を落とす勢いのブラピに、トップスターの座を譲り渡すまじと崖っぷちに立たされたトム・クルーズの捨て身の演技に、底力を見せつけられた作品。白塗りの化粧にフリフリ衣装のコスプレで、笑っちゃうぐらいシリアスなストーリーが、最後の最後で「全部、いつもの泣き言」であったと知らされるラストには正直、人生最高に笑わせて戴いた。おまけにカーステから流れ出すBGMがストーンズの「悪魔を憐れむ歌」なら最高でしょ。全編に漂うミステリアスな雰囲気に魅力的な子役、かなり先の読みにくい筋立てで、こういう世界が好きな人なら比較的楽しめる内容。インタビュアーのマイロ役には、急逝したリバー・フェニックスの代役としてクリスチャン・スレイターが好演。彼は場をわきまえてますよね、特に見せ場もないし地味にやっている。関係ないけどこの映画の「原作」は絶対に萩尾望都の名作「ポーの一族」。ルイ、レスタト、クローディアの三点ショットはマンガに出て来る1場面とまったく同じところまである。これもまあご愛嬌。オチははっきり楽しかったし、こういう遊び心っていつまでも大切にしたいですね。 【anemone】さん 8点(2003-12-06 23:10:09) (良:1票)(笑:1票) |
41.《ネタバレ》 これだけ主役級の役者を揃えておきながら最後まで映画が[美男子俳優のコスプレショー]にならずに[芸術性の高い映画]として終えられたことは驚きに近い。中でも一番光っていたのはやはりトム・クルーズ。不気味なほど美しく妖艶な彼の姿と気迫のこもった演技はブラット・ピットを始め、周りの役者を完全に喰っていた(と思う)。それ程この役に彼は合っていたと言える。映画中ブラット・ピット演じるルイは何世紀にも渡る自分の半生をライターに語り始める。それはヴァンパイアでありながら人間の心を持ってしまった彼が味わってきた生きる苦しみ、失望、愛情と憎しみ、そして永遠に訪れることのない死への思い。それらすべてを吐き出すことで彼はほんの少しでも安らぎが欲しかったのかもしれない。それはある意味警告でもある。にも関わらず彼の話を聞いていたライターは(観ている私も)ヴァンパイアに対して不思議と憧れのようなものを抱いてしまう。その姿を見たルイは人間に対し、自分に対し失望し、さらにまたぼやき始めるという悪循環に陥ってしまうのが悲しい。そして最後に復活したレスタトを出して来るというのは憎い演出。 【КОФЕ 】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-01-06 12:28:39) (良:1票) |
40.《ネタバレ》 トム・クルーズとキルスティン・ダンストの美貌に圧倒されっぱなし。衣装やセットの豪華さに負けない二人の眩さが耽美的で素晴らしい。二人の傲慢・不遜で強烈な気迫に満ちている横で、白塗りが似合っていないブラット・ピットのうじうじとした存在がまた面白い。ルイが主人公であるようで、実はルイを透過してレスタトの孤独が見えてくる、という話の作りはなかなか良い。とにかく耽美的なヴァンパイアの世界にドップリ浸れる素敵な映画。クリスチャン・スレーターはちょっと出てくるだけだけど、現代アメリカっぽさを象徴するような存在になっていて良いかも。 【ルクレツィアの娘】さん 8点(2003-07-24 21:22:38) (良:1票) |
39.《ネタバレ》 経験者は語る。 「永遠の命」を持って得たもの、そして失った物を・・・。 少女は「成長」を失い、男は多くの友を失った。 同族同士の殺し合い・・・二人の男は袂をわかった。 やがて来る「対決」のために・・・。 吸血鬼たちが眠る棺桶に次々と放火していき、悲痛な叫びをあげながら飛び出す吸血鬼の群れ! 【すかあふえいす】さん [DVD(字幕)] 8点(2014-12-13 18:36:17) |
38.《ネタバレ》 ルイのインタビューで語られる、レスタト、クローディア、アルマンとの美しくもおどろおどろしいヴァンパイア人生記。さんざんぱな語ったあとにレスタトにボヤキ扱いされるのには思わずニヤリとしちゃいましたね!しかしホントに豪華キャストでしたね!日本人だったらどんなキャストになるのかなと考えたんですが、いきなり頭に間寛平さんが出てきちゃったんでやめときました。。。 【ろにまさ】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-02-29 22:57:40) |
【ジダン】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2007-11-04 11:50:46) |
36.最後まで飽きずに見れて、そこそこ見ごたえもあって良かった。ヴァンパイア達を演じた俳優達がどれも見事で良かった。その中でもトム・クルーズは不気味に怪演していてとても良かったと思った。ヴァンパイアって不老不死にはなれるが日光が駄目だったり血を飲まなければならない(しかも生きてる間の)、とかなり不便で大変過ぎると思った。それに何十年、何百年と生きるため、時代の流れや発展に適応していかなければならないし、それに仲間が少ないので孤独だし、不老不死もそんなにいいもんじゃぁないなと思った。我慢強く、適応力がないとブラッド・ピット以外のヴァンパイアのようになるのかと思った。ラストのとこらへんが緊張感が増した感じて良かった。トムとブラピの共演を普通の人間で現代劇で見たいと思った。 【スワローマン】さん [地上波(吹替)] 8点(2006-10-14 11:37:01) |
35.《ネタバレ》 血色の悪いバンデラスもいい感じです。 【ないとれいん】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-07-17 11:53:51) |
34.トム・クルーズには中世ぽいコスプレは似合わないと思う。白塗りもいつもが健康的なイメージだけになんだか違和感があったが、悩まず宿命のままに分かりやすい行動をとるキャラ、という意味ではぴったりのキャスティングだったと思う。逆に悩みまくり役のブラピはもともと線が細い印象もあるので美しくハマッて見えた。デビルマン同様、闇の眷属でありながら自己の存在意義に苦しんで生き続ける姿が美しいのよ~。でも最後にちょっと疑問が残ったので原作を読んで確認したい。結局レスタトとの腐れ縁が切れてないってこと? |
33.実は大好きな映画です。冷酷なバンパイアなんだけど愛し合うし人間的な部分に苦しむ、美しいじゃないですか。これ初めて見たの小学校低学年くらいなんだけど、見て以来ブラピのファンなんです。 【耳】さん 8点(2004-08-31 18:10:23) |
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32.すごくよく出来てる。プロットの数は少なくはないものの、ひとつひとつがだらだらせず、かつ作品における蛇足になっているものがなく、明解。故につまらん、退屈と思う瞬間がない。TVで何度もやる意味が分かる。ラストもナイスアイデア&グッドセンス。ただこの映画のブラピはあんまかっこよくない 【ドレミダーン】さん 8点(2004-07-24 15:51:43) |
31.ブラピがほぼ主役。血を吸うだけがヴァンパイアの全てじゃなくて、いろいろ裏事情があるんですね。ここに出てくる吸血鬼は怖いというより、繊細で美し過ぎます。おもしろい映画でした。 |
30.ヴァンパイアというと、ホラーとかオドロオドロした雰囲気を連想するけど、これは綺麗な物語でしたね。トムクルーズに興味はないのですが、この作品に関してはとても色っぽくていい感じです。ブラピの半妖吸血鬼(みたいな感じ)も好感持てたし、内容も結構好きです。 |
29.ストーリーも良く単純に楽しめた。生きるためには仕方ないよ 【ムート】さん 8点(2004-06-17 23:01:43) |
28.一番最初のシーンと最後。記者?とのやりとりが一番好きですね 【タコ】さん 8点(2004-06-13 22:24:04) |
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26.《ネタバレ》 これトムやんが主人公なの??絶対ブラピがメインでしょ。ヴァンパイアブラピ&トム、超セクシーだった。そして吸血鬼にインタビューして、最後どうなったの?のハテナマークで終わった。うわ!レタスト生きとったんかい!…で?とまあ疑問は残ったのだけどそんなんどーでも良くて、とにかく良かったなと思う。憂いを佩びたヴァンパイアブラピの表情がピカイチでした。あのお子ちゃま、キルスティン・ダンストだったのね!かわいい顔と声してえっらい迫力ある演技しとんな~!と思ってたら・・・。 |
25.この作品が持つ世界観が好きですね。それと何と云っても、これはトム・クルーズのレスタトが素晴らしい!この人にこんな色気があったんだーって、ちょっとドキッとしてしまいました。後キルスティンちゃんが、同等に良かったです。ブラピと彼女の関係がとても切なくて。何度観ても飽きない作品だなぁ、と思えるのは私が女であるとゆうのと、色男が沢山出てるからなのかな(笑) 【n@omi】さん 8点(2004-03-30 05:14:22) |
24.《ネタバレ》 楽しかった!世界観が好きです。クローディアが泣きながら砂になってしまうところは可哀想でした。 【ギニュー】さん 8点(2004-01-23 16:56:47) |
23.キャストが豪華なのってあんまりいいの無い気もしますが、これはちゃんとストーリーが生きてました。カッコいいし、何か感じる物が壮大です。スケールも壮大っ!もうひとつ言うなら題名まんま! |