61.《ネタバレ》 宝探しの冒険とアクションと恋愛の3要素がうまく合致しており、主人公二人のキャラが魅惑的、展開がスピーディでユーモアも盛り込み、見る者を飽きさせない。従来の冒険アクション活劇とは一線を画し、予想外の出来事が次々と展開され、最後はオカルトにまで昇華する。極端なまでにエンターテインメント性を追及したもので、この作品で新ジャンルが確立されたといっても良いだろう。強引で御都合主義な部分も目立つが許容範囲、全世代対応型映画の見本、教科書だろう。 ◆「聖櫃」は神と人間の契約である十戒を刻んだ石板を保管しておくもので、モーセが神の指示通りに作成した神聖不可侵なもの。代々ユダヤ王に受け継がれ、ソロモン王以降はエルサレム神殿に安置された。ペリシテ人との戦争で敗れ、持ち去られたことがあったが、不吉なことが多発したので元に戻されたという逸話がある。その後行方不明。様々な説があるが、本作では、BC10Cのエジプト王に持ち去られ、現在はタニスにあるという説をとる。 ◆謎解きはシンプル。ナチスは既にアークがタニスにあると断定し、発掘調査をしていた。アーク探しの鍵となるのが「ラーの杖飾り」。インディーはカイロの老人に解読してもらい、アークのある場所を探し当てる。その方法に謎解き要素があるが、あとは追いかけっこに終始する。 ◆展開が速いので物語が途切れがちになるが、張った伏線を丁寧に消化することで連続性を持たせている。冒頭の洞窟探検と宝物をライバルに奪われる場面は、全体に対する伏線だ。蛇が嫌いという伏線もアーク捜索場面で活かされる。マリオンの酒飲み競べは、彼女の強烈な個性を演出のみならず、カイロでのの脱出未遂場面で活かされる。ナツメヤシも市場でのデートと毒殺未遂場面で使われる。インディーの友人の歌う、海の王の歌は何度も繰り返される。同じく友人の「アークは例え発見されても人が触れてはいけないものだ」という発言は、最後のオカルトの演出になっている。 ◆インディーが大刀を振り回す男をあっさり拳銃で殺してしまう場面だが、これは当日役者が熱を出していてアクションができなかったのための窮余の一策だったとのこと。人を殺し過ぎるという批判があるが、その通りだと思う。しかしそれを打ち消すかのようなユーモアを備えているのがこの映画の強みだろう。緊張の連続では観客が疲れてしまうのをよく知っている。 【よしのぶ】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-12-04 23:15:50) (良:2票) |
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59.《ネタバレ》 インディかっこいい! 久々に見たけど、改めてホレたわ。 この映画は、ハラハラドキドキな冒険はもちろんなんだけど、やっぱりハリソン・フォードのやんちゃな悪ガキっぽい表情で魅力倍増な気がするわ。 ハリソン以外この役は考えられないもの。 ステキだわ。 内容は…小さいころテレビで見たときはホントに興奮しまくって、そのとき点つけてたらたぶん文句なしに10点だったと思うけど、アタシも年取ったのよ…。 危機につぐ危機にちょっと疲れちゃったわ…ってことで、欲を言えばもう少し緩急をつけてほしかったっていうか。 最後のCGについてはアタシは文句ないわよ。 時代を考えるとよくできてるほうだと思うわ。 あの顔がとけるシーンなんていまだに怖いし。 あー、でもこれこそエンターテイメントね。 ホントにおもしろかったわ。 20年たってもこれだけ楽しめる映画って、それだけで貴重だと思うわ。 インディLOVE。 フフ。 【梅桃】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2003-12-09 18:50:29) (良:1票) |
58.盛り沢山のエピソードをたっぷり集めて、キチンとタイトに詰め込んだらテンポ抜群の映画が出来るゾ、というルーカス・スピルバーグが共通の哲学を実証して見せた作品。ある意味コロンブスのタマゴ的発想ではあるのだが、行間を重視しすぎたニューシネマが続いた中で作り手側がおろそかにしがちになっていた普遍的手法を復活させた功罪は大きい。これを境にニューシネマの流れがあってこそ世に出ることが出来たルーカス、スピルバーグはコロッと体制派に鞍替えをして独立小資本作品の立ち入るスキを無残に閉ざしてしまう。狭き門から入れば後のことは知らないってことね。80年代のアメリカ映画を思いっきりダメダメにしたのはこの2人。この映画は「映画は面白ければ良い」といういかにもな価値観を振りかざして見事に勝利した。面白いだけの映画も時には必要なものだと思う私としてはこういう動きもまたアリかとは思うが、80年代の売らんかな主義がいかに退屈だったかを思い返す時この映画を手放しでは褒めちぎれないジレンマに苦しむ。2作目以降テンションがガックリ落ちたことを考えても、あくまでもこれはコロンブスのタマゴ。要するに飽きられたらおしまいなのが娯楽映画というモノなんですね。 【anemone】さん 8点(2003-12-07 14:26:45) (良:1票) |
57.アドベンチャー作品の金字塔!!。ハリソン・フォードもこのシリーズが一番ハマッていると思います。アナログなセットだからこその、ホコリっぽさが最高に好き!!。 【sirou92】さん 8点(2003-08-25 23:59:40) (良:1票) |
56.文句のつけようが無い冒険活劇!前半の秘境探検ムードは最高です。 【終末婚】さん 8点(2001-03-25 12:10:35) (良:1票) |
55.20年?30年?もっと? 前に観たのはいつだろう? ラストシーンは「そうそう、こうだった」と観て思い出しても、殆ど覚えていない。 それがよかった。 こんな名作を【初見であるかのように】楽しめたのだから。 ジョンウィリアムズの音楽も最高だった。 ラストシーンも大好きだ! もうすぐ54歳。次に観るのはいつだろう? 今回が人生で最後の鑑賞だったのだろうか? 【hyam】さん [インターネット(字幕)] 8点(2023-12-22 21:48:52) |
54.これが東京ディズニーシーで体験できるなんて。 【TERU】さん [地上波(吹替)] 8点(2023-07-23 19:53:43) |
53.クライマックスは5~6回体験しているのですが、全編を通して観たのは初めてです。本作と比べ「魔宮の伝説」がより娯楽向けなどと聞きますが、良い意味で違いは感じませんでした。若々しく表情豊かなハリソン・フォードが魅力的ですし、人物同士の掛け合いも楽しい。アクションは言うまでもなし。そしてキーアイテム「聖櫃」の存在感が大きい。何が起こっても不思議でない雰囲気がとても良いです。 【次郎丸三郎】さん [DVD(吹替)] 8点(2016-03-19 18:41:21) |
52.当時はワクワクして観たものだ。ハリソン・フォードが小汚カッコいい! 【movie海馬】さん [映画館(字幕)] 8点(2014-12-04 20:53:02) |
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51.昔のパルプマガジンの連続活劇の雰囲気をだしつつ、スピルバーグの思惑は「ジェームズ・ボンド映画を作りたい」。 全翼飛行機などハイライトの作り方は007によく似ていますし、サラー役のジョン・リス=デイヴィスはこの後「007/リビング・デイライツ」にも出演。 ハリソン・フォードにとってはハン・ソロにつづくヒーロー、80年代前半は彼の黄金期。 インディがハットをかぶっていることで、スタントも目立ちにくいのですよね。 なよなよと女っぽくない酒豪のマリオン(カレン・アレン)は、ヒロイン単独で見れば一番魅力的かも、プレゼントされて身につけるドレスが2着とも白なのがシンプルな美しさ。 冒頭のガイド、若きアルフレッド・モリーナは、20数年後のドック・オクを予言するかのように「多触手」のモノしょってたりする。 考古学の謎解きも入れキチッとした作りで、そのぶん地味ではあるかもしれませんが、整合感はシリーズ随一と思われ。 ソフトでは他の3作品と統一感をもたせるべく、タイトルに「INDIANA JONES AND…」が付けられています。 【レイン】さん [映画館(字幕)] 8点(2013-04-01 07:00:05) |
【ちゃか】さん [CS・衛星(吹替)] 8点(2012-03-21 18:05:52) |
49.《ネタバレ》 アクションシーンは、昔の無声映画のころのそれに近いと思います。だから、なんか懐かしい「手に汗握る」感じがよかった。あれだけの大騒ぎが繰り広げられたのに、それもまた、隠蔽された歴史の一つでしかない、とでも言いたげなラストも良かったです。【220814再見】やっぱりいいなあ。往時は冒険アドベンチャーとしてみてましたけど、今回は一級のドタバタコメディとして楽しみました。ポジティブな意味で。 【なたね】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-01-02 01:03:34) |
48.2011.12/11鑑賞。新しい冒険映画アドベンチャー・ムービーの始まり。さすがに何度も鑑賞したので初鑑賞時の身を震わせるような感激は衰えたが今だ最高峰の一つ。 【ご自由さん】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2011-12-21 21:26:05) |
47.《ネタバレ》 面白いです。二度三度と見ると色々な発見が出来てなお良し。本来インディ役はトム・セレックだったという話を聞いたことがあるのですが・・・知性的で若干ひ弱さも感じるハリソン・フォードで大正解でしたね。 【カロ】さん [地上波(吹替)] 8点(2009-05-30 18:00:27) |
46.《ネタバレ》 この手のアドベンチャー映画の中では抜群に面白いシリーズの第一作目。冒頭の遺跡から最後の聖櫃までずっとハラハラさせてくれます。私は小学生のころにこのシリーズを見ましたが、そのときの興奮は今でも忘れられません。今でも大好きな映画ですけどね。こういう人結構いるんじゃないかなぁ。幼い男子の目には拳銃相手にムチで立ち向かうインディが凄くカッコよくて、でも少し抜けてる辺りがかわいい、魅力的なヒーローに映りました。 今見ると終盤でバズーカまで持ち出したのにマリオンが人質に取られている理由で大人しく投降しちゃうのが少々違和感に感じました。陰から親玉にぶち込んでやりゃあよかった! 【民朗】さん [地上波(吹替)] 8点(2009-02-28 12:49:24) |
45.《ネタバレ》 最後のオチを親父がいきなりばらしてくれた 作品の一つです(笑) 「魔宮の伝説」と共に好きなインディシリーズです。 最後のオチを知っていても、途中のアクションのシーンが 面白いんで、面白いんですよ。 こういう冒険活劇を撮らせると上手いっすねぇ。 スピルバーグは ハリソンフォードもはまり役ですねぇ しかし。オチは知りたくなかった。(笑) |
44.《ネタバレ》 冒険アドベンチャーの最高傑作であり原点というべき作品。スピルバーグが一番油が乗っている時期という事もあり、全体から躍動感のようなものを感じられる。本来10点でも良かったが、当時子供ながらに最後のSFだけは余りに呆気無さ過ぎて不満だったのでこの点数。今観れば、その結末で仕方ないのは分かるのだが。ヒロインはスペイン風で実に魅力的である。ハリソン君もバリバリであった。 【まさサイトー】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-11-16 17:57:17) |
43.名作シリーズの第一弾、この作品も素晴しいのにシリーズを重ねるにつれて面白さが増すのは賞賛に値する。今となってはインディがすぐ殺されてもよさそうなものをとツッコミをいれたくなるし、他にもツッコミどこはあるけど、名作だからいいでしょう。メダルの刻印の火傷による伏線は毎度感心する。 【タッチッチ】さん [地上波(吹替)] 8点(2008-07-12 14:04:01) |
42.アクション・アドベンチャー映画の金字塔。アカデミー賞もたっぷり受賞して、大成功。インディアナ・ジョーンズなる原題が、日本ではインディ・ジョーンズに変わっているのがずっと気になっているのだが、定着してしまった。 【ジャッカルの目】さん [映画館(字幕)] 8点(2008-06-16 01:49:33) |