73.ラストのベン・アフレックの演技はグッジョブの一言。 嬉しさと寂しさが同居してるような素晴らしい笑顔でした…あんた、漢だねぇ。 【ふくちゃん】さん 8点(2004-06-16 20:07:31) (良:3票) |
72.《ネタバレ》 いわゆる『天才系ヒーローもの』みたいな作品かと思い、序盤からわくわくしながら鑑賞しました。そんで中盤くらいには、『頭良ければ何しても許されると思うなよ。』って憤りを感じ、終盤くらいになると、チャッキー(ベン・アフレック)やランボー教授(ステラン・ステルスガルド)やウィル(マット・デイモン)の本音が次々と明かされて、素直に感動しちゃうような作品でした。 また、本作ではとにかく背景が美しいのが印象に残っています。昔、現代文の講義で『背景や風景は人の心理描写である。』と言っていましたが、この作品を見るとそれがよくわかります。 ショーン教授とランボー教授という二人の教師がウィルを導くストーリーが大変素晴らしく、ラストの結末が意味していることに深い共感を覚えます。 ショーンはウィルを天才として世に送り出すのではなく、あくまで一人の人間として、人生の第一歩を踏み出す決意をさせようとします。ランボー教授はその対極に位置する人物。彼はウィル本人ではなく、その才能を愛します。本作がただのサクセスストーリーを本筋に置き、一人のスーパーマンを賛美するような作品であれば、終盤のストーリー展開は違うものになったのでしょう。ですが、ラストのウィルの選択から、本作は人間賛歌であり人生の応援ソングのような心地よさをもつ作品へと昇華されたのではないでしょうか。 ですがそれよりなにより素晴らしいのは、本作ではランボー教授を決して否定的には描いていないことでしょう。ウィルの才能を見出し、その才能を愛することだって、そしてその才能に嫉妬心や劣等感を抱くことだって、ある種素晴らしいことだと肯定的に捕らえているところに大変な魅力を感じます。 何にせよ心を打つ名作でした。 あまりに社会に迷惑かけすぎたため満点はつけられないんですけど、ヒューマンドラマとしては満点の作品です。 【たきたて】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2014-06-09 00:33:34) (良:2票) |
71.こういう映画を見た後は、如何に自分が今の人生と向き合えていないか、という点にいつも悩まされる。私は天才でも何でも無いんだけど。 【aksweet】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-07-10 04:44:05) (良:2票) |
70.《ネタバレ》 この映画では感動させるわざとらしい箇所がふたつあります。 ひとつがお約束の医者役ばかりのロビン・ウィリアムスが、 「君は悪くない!」とディモンに言うところ。 見ててもらい泣きしちゃったのです。わかってるんだけどね。 そして最後の方で、友達のベン・アフレックが言う、 「俺がお前を迎えに来たときまだここに居たら・・」みたいなくだり。 これ、あまりに青春してて恥ずかしくて、でも泣けてきました。 こんなこと言える友達がいるでしょうか? 自分にはこんな選択をされる過去がありません(天才じゃないし)が、 素直に(なんてこと言ってくれるんだベン)と、感動しました。 この作品は親友同士の脚本でアカデミー賞を取りました。 そのまま親友同士の、ベン・アフレックとマット・ディモン。 うらやましいものです。特にディモンは実生活でもすごい。 ケンブリッジだかイェールだか知らないけど。 いわゆる自叙伝ぽい映画ですね。 もちろん幼少のエピソードなどはフィクション。 エンディングも品がよく、ともすれば青臭い青春映画をきれいにまとめてる。 【アルメイダ】さん 8点(2005-02-25 07:05:58) (良:2票) |
69.《ネタバレ》 男が男に車を贈る。これがこの映画。21歳のウィル。認めた男だからこそへ精一杯の贈り物。手作りに近いしょぼい車は、初めて作った手編みのマフラーぐらい見た目にはよくなくても心に響くものではないか。 もしウィルがランボーやショーンに出会っていなくても、チャッキーらはウィルに車を贈ったかもしれない。でもウィルはその車を生かすことなく映画が終了したはず。エンディングは旅立ちそのものだが、男の旅立ちは車で、というロマンが心をつかむ。 【JF】さん [DVD(吹替)] 8点(2014-08-28 13:40:29) (良:1票) |
68.《ネタバレ》 助演男優賞はベン・アフレックでしょう。 【θ】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-02-20 00:23:21) (良:1票) |
67.《ネタバレ》 この映画はロビン・ウィリアムスでもマット・デイモンでも無く、私に取ってはベン ・アフレックと友達連中なのです。 友が旅立った事に気付いた時の、ベン・アフレックの寂しさと嬉しさが入り混じった表情、そして嬉々として助手席に座る友達・・・ 終盤この一連のシーンはいつ見ても爽やかな感動が有ります。 【たくわん】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-02-16 22:56:46) (良:1票) |
66.《ネタバレ》 以前見た時より良かった。当時は評判と期待のわりには地味だなぁの印象だったので。悪友たちと内容の無い軽口を叩き、嘘や冗談ばかりの会話で自分をごまかし、人を心から愛せず、知識はあるが経験は無い。こんな人間現実には腐るほどいる。私自身も近い人間であることを否定できない。でもウィルは凡人ではなかった。天才だったから識者にすくい上げられたのだ。でもウィルが天才だったことは救いの手を伸べられたきっかけに過ぎず、この作品が持つメッセージは、人を信じて自分を信じることは難しいことでもなんでもなくて、それさえ出来れば自分の進む道もおのずと見えてくるものだ、という一般人(凡人)へのエールである。ウィルがその才能を生かし大企業へ就職するのではなく、初めて心から愛することの出来た彼女(決して美人とは言えない)を追いかけていく「普通の若者」としての旅立ちを遂げたところが良かった。 【ちゃか】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2007-06-14 16:59:07) (良:1票) |
65.デイモンはまだしも、アフレックにこんな才能があるとは思いも寄らなかった(ごめん)。 【ロイ・ニアリー】さん 8点(2003-12-12 22:41:16) (笑:1票) |
64.《ネタバレ》 -Good Will Hunting-主人公の名前である“善人、ウィル・ハンティング”って意味と、“人の好意を求めて”って2つの意味があるみたい。マット・デイモンがまだカッコいい美青年だった頃の映画で、日常の荒々しさと天才的知能を発揮する場面のギャップが格好良く、バーで大学生を知識で言い負かすのはスカッとする。共演するベン・アフレックも、前に出過ぎない程よい存在感を出せていて、とても好感を持てる。 映画で語られるように、ウィルが本などで得た知識と、実際に実物を目にしての感想は別物。例えば写真で見る清水寺と、実物の清水寺の違い。現地に行かないと感じられない空気感とか佇まいとか。だけどそれは、修学旅行で興味のないガキの時に実物を見ても、あまり入ってこない。でも歴史に興味を持ってからに観る清水寺の、何と素晴らしいことか。そんなコトをぼんやり考えながら観ていた。 マグワイヤもランボーも、スカイラーもチャッキーも、異口同音に今のウィルの境遇を認めたうえで、次のステップを勧める。ある程度まで人間関係が進むと、自ら心を閉ざすウィル。気を許せる幼馴染みのチャッキーの思い『ノックをする前の10秒間』の話はとても心を打った。学がなく単純労働しか出来ないチャッキーが、人間関係に臆病なウィルに勘付かれもせずに、あんな思いを抱いていたなんて。 マグワイヤとランボーが、それぞれの思いでウィルのことを熱く語るところも素晴らしい。出てくる人みんな良い人ばかりだ。 今回久しぶりに鑑賞して、ウィルの最後の決断を勘違い(どこか優良企業に就職したと思ってた)して記憶していた。ウィルと接する登場人物で、思いの変化が一番あったのはスカイラーだと思う。かけがえのない人間関係だけど、あそこで動かなければ生涯失ってしまう関係がスカイラーとの関係なので、まず何より、カリフォルニアに旅立ったのがとても良い終わり方だと思った。 【K&K】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2021-12-12 17:17:17) |
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63.《ネタバレ》 レビュー漏れでした。。。アカデミー賞で自分好みの面白い作品で多いのは、脚本賞や脚色賞だなと気が付き始めた頃に、調べていてありゃ?何で俳優さんのデイモン&ベンが何で脚本賞とってんの?と気が付いた作品です。僕の見込み通りよくできた面白い脚本でした。。。でもさぁ、面白いのは覚えてるけど具体的な内容や印象に残るシーンは全然思い出せない(再鑑賞したら思い出すのだと思いますが)良作であっても記憶に残るとは限らないんですよね、駄作でも忘れられないシーンはあります、まあ地味な作品ではあると思います。 アルゴで受賞した際はなんか嬉しかったです。。。デイモン&ベンで何か温めてる脚本はもう無いのかな?期待したいです。 【ないとれいん】さん [DVD(字幕)] 8点(2020-04-13 15:22:13) |
62.天才的な才能を持つ青年が才能を伸ばして活躍する話かと思ったら、孤独な心を持つもの同士の心の交流、成長の物語なんだね。想像していたストーリーとは違ったけど、観ていて心の温まる、というか充足感の大きな作品であった、ハーバードの学生をぎゃふんと言わせる下りはスカッとするね。好み40/50、演出10/15、脚本13/15、演技8/10、技術6/10、合計77/100→8/10点 |
【へまち】さん [DVD(字幕)] 8点(2017-12-02 00:09:04) |
60.この映画のシーンを引用するわけではありませんが、他人の心の傷というものは話を聞くだけでその痛さが分かったように思えても、自ら体験してみないと本当の深みは理解できないのでしょうね。とてもいい映画でしたが私には天才数学者としての主人公のキャラクターに今一違和感を受けました。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2014-08-10 11:55:32) |
59.本当の「親友」というものの描写に心地よく浸ることができる作品でした。 ラストにマット・デイモンの家をベン・アフレックが訪ねるシーンは、もはや反則。何度も見返したくなる名シーンだと思います。 もう一つの「親友」ストーリーともいえるであろうセラピストと教授の関係もさりげなくグッときました。 本気で口論できる相手がいるのは素晴らしいことです。 【午の若丸】さん [DVD(字幕)] 8点(2013-12-25 23:15:27) |
58.《ネタバレ》 うん 良いお話でした。普通に感動しました。いつもはウルサく感じるR・ウィリアムスも、これだけ抑えてもらえれば。B・アフレックが見事な演技してますよね。天才友人の背中を押す彼の台詞がこの映画のハート部分。そしてデイモンが旅立った事を知った時の喜びと寂しさ、すべて受け入れたような表情。実に繊細でぐっときました。助演男優賞も納得だ。←違う違う受賞はR・ウィリアムスだった。えっなんでだよー。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-06-10 23:50:37) |
57.頭の良い少年が主人公だが、優等生気質の人には向かない映画。どちらかというと元ヤン向け。 とにかくセリフのセンスが良く、キャラクター、特に主人公の友人たちがよく描けている。 やたらに青いが、愛すべき映画だ。 【肛門亭そよ風】さん [DVD(字幕)] 8点(2013-02-24 07:03:17) |
56.《ネタバレ》 ちょっと押しつけがましい所もありますが、 全体的に良かったと思います。 マット・デイモンやロビン・ウィリアムスに評価が集中しそうですが、 ベン・アフレックや教授も素晴らしい。 こういうのこそ脇役の妙で、もっと評価してあげてほしいのだけど、 作品自体の出来が良いので、見過ごされやすいんだよな。こういう好演は。 ラストの置手紙の伏線のい張り方は狙いすぎと思った。 【バニーボーイ】さん [地上波(吹替)] 8点(2012-07-05 22:09:37) |
55.彼のような数学の天才が、数学で活躍できないで終わってしまうのが悔しい。なんでもいいからひとつでいいから『ウィルの定理』を残したまえ。 【2020年再見 追記】 ↑昔僕はあんなこと書いていたけれど、再見してみて、感想が変わった。ウィルの定理を欲する気持ちは、全体主義だ。全体の利益のためならば、個人の尊厳は制限を受けても構わないっていうイデオロギー。今の僕は、こういうイデオロギーを否定する。まあ確かにウィルの定理が永遠に失われたのは社会にとっての損失かもしれない。けれど、その損失など、ひとりのニンゲンの尊厳の前では、なんでもない。ラストシーンの長い長いハイウェイが、ウィルの解放を表現している。 |
54.純粋に感動した作品。 若者の苦悩が解き放たれた場面はなんとも言えない気分になった。 人間はやはり誰かの為であったり、誰かの支えであったり、1人では生きていけないというメッセージが心に響いた。 誰かが自分の苦悩を知るだけで分散され救われる。単純だけど感動する。 【urara】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-08-13 00:46:09) |