2.スマトラ島沖の地震で、津波の予感を察した象たちが鎖を断ち切り人間たちを鼻でかっさらい、丘の上まで避難させたという。この話を聞いて、僕は象が大好きになりました。象っていい動物ですよ。だからこの映画も見ざるを得なかったというわけです。
で、象の活躍をもっと見たかったなあといいうのが僕にはありまして、滝から落ちかかる少年を救助するときとか、あの鼻明らかに作り物じゃねえか?そんなんじゃなく本当の象のすばらしさを見せてほしかったです。曲芸だってもっと、葬列に混ざる象はもっと観客を泣かせることができただろう。映画なんだからそれくらい象にもがんばってもらわないと。
少年が中央に描かれすぎた感じもある。かのショーシャンクの空にみたいに、客観的なモーガンフリーマンの解説みたいな感じで少年を追いかけていっても良かったと思う。少年がひとりで悩むシーンとか、見せすぎだったと思う。たとえば両親の目線で映画を進めるとか、「私のクラスメイトには、こんな男がいました・・・」とか、でもいい話。