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驟雨

[シュウウ]
1956年上映時間:91分
平均点:8.46 / 10(Review 13人) (点数分布表示)
公開開始日(1956-01-14)
ドラマモノクロ映画戯曲(舞台劇)の映画化
新規登録(2005-05-22)【かんたーた】さん
タイトル情報更新(2022-02-04)【イニシャルK】さん
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監督成瀬巳喜男
助監督広沢栄
堀川弘通
キャスト佐野周二(男優)並木亮太郎
原節子(女優)妻・文子
香川京子(女優)姪・あや子
小林桂樹(男優)今里念吉
根岸明美(女優)妻・雛子
加東大介(男優)川上
堤康久(男優)阿部
堺左千夫(男優)多田
伊豆肇(男優)三輪
塩沢登代路(女優)妻・高子
長岡輝子(女優)リリー幼稚園長
中北千枝子(女優)黒林とき
出雲八重子(女優)片倉まつの
大村千吉(男優)露天の叩き売り
佐田豊(男優)ラジオ屋主人
千葉一郎(男優)薬屋
村上冬樹(男優)種田
山本廉(男優)富山
東郷晴子(女優)雨山りん
鈴木豊明(男優)そば屋
三田照子(女優)
恩田清二郎(男優)
原作岸田国士
脚本水木洋子(脚色)
音楽斎藤一郎
撮影玉井正夫
製作藤本真澄
配給東宝
美術中古智
編集大井英史
録音藤好昌生
照明石井長四郎
あらすじ
結婚後、4年もたつと、並木亮太郎と妻の文子(原節子)の間には倦怠の空気が流れてきた。ある日、亮太郎が会社に出社すると、人員整理があると聞かされてショックを受ける。彼は希望退職して退職金をもらったら田舎で暮らすつもりだと妻に言う。だんだん険悪になっていく2人だが・・。
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4.《ネタバレ》 あまり広く観られている映画でもないのかも知れないのですケド、今作ってマジでスゲー面白いのですよね(大昔にたまたま観れた時にもチョー意外だったのですケドね)。でも、コレが何故にこんなに面白いのか?てのは正直言って私にも好くは分からないのですわ。そもそも、雨が降ったら旦那を駅まで迎えに行く貞淑な細君にせよ、七面倒臭いご近所付合いにせよ、少なくとも往年の世代にとってさえソレはもはやノスタルジイと化しているのでしょうし、我々世代にとってはソレはもうファンタジーでしかないのでして。しかしながら重ねて、とにかく全編メチャクチャ面白いですし(私なんか)終盤はもうゲタゲタ笑って観てましたのですね(何年振りかの再見でさえ)。皆さんも機会があれば是非。

多分に時代的な要素を含みつつも、決して全く普遍性の備わらない映画ではないとも思いますが、少しだけ気になっているのは(前述どおりの)今作の捉え方についての世代間差異だとか、或いはコレって海外の視聴者には「刺さる」のかなあ…なんてコトですね。国内でももうチョイ観易くなるとイイな…と思いますし(DVDのレンタル取扱いは未だになさそうだし)、なんならカンヌクラシックスとかで上映されたら尚イイな…なんて思ったりも。
Yuki2Invyさん [インターネット(邦画)] 8点(2022-03-06 00:27:26)
3.「山の音」と同じく成瀬作品ですが、原節子さんが全く別人のごとくたくましい位に生き生きとした奥さんになってましたね、ご主人が加山さんと関口さんのお父さんのちがいですかね?
白い男さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2009-02-11 00:01:16)
2.《ネタバレ》 これ同時代の評価は低く、いや後世でも1979年にフィルムセンターで成瀬巳喜男特集やったときは、『浮雲』の次は『流れる』まで飛ばされてしまった。その後見る機会があって、そしたらこれいいじゃないか、なによりも私には好みの映画だったし、成瀬にしか撮れない種類の傑作だと思う。『めし』の二番煎じみたいってことで損してるのかなあ。倦怠期の夫婦。幻滅にももう慣れてきて、ちょっとスネあっているような夫婦の日常。姪や隣の新婚夫婦(パジャマ着てる新世代)と対比される。亭主にはリストラの可能性があり、不機嫌に不安も加わる。そういった話なら気が滅入るのではないかと言うとそうではなく、自分たちの生活を苦笑を持って眺めることで、おそらく同時代の観客にとってのちゃんとした娯楽になっていたのだろう。こういう作品が娯楽として通用していた邦画黄金時代の我ら日本人の品格の高さは、自慢してもよかろう。またこの人の映画は時代の記録としても優れていて、雨が降ると道がぬかるみ駅まで長靴を持ってお迎えに行かねばならない、なんていう当時の普通の暮らしがしっかり映像にとどめられている。
なんのかんのさん [映画館(邦画)] 8点(2008-12-02 12:15:47)(良:1票)
1.倦怠期にさしかかった、ある夫婦の映画。言ってしまえば実に他愛のないお話ではある。のだけれど、その「他愛のなさ」が何でこんなにもいとおしく感じられるんだろう。【らくだのシアンツ】さんが挙げられている「ナスとキュウリ」のくだりは最高にキュートだし(夫と妻がそれぞれの立場を主張していくうちにエキサイトしてきて、事の発端を持ち込んだ香川京子が次第にオロオロしていくのがたまらなく可笑しい)、その他にも肉屋はどこがいいだの、どこそこの奥さんは長く病気を患ったせいで浮気されてるだの、「どーでも良いじゃん」と言いたくなるような日常の些細な事柄が不思議と心に残る(てか、人は誰しも他人から見たら「どーでも良いじゃん」的な事で毎日笑ったり、怒ったり、落ち込んだりして毎日を過ごしてるんだよなあ、としみじみ思う)。んで、そんな日常の中、夫のリストラやら近所付き合いの小さなトラブルやら、果ては夫婦間の危機もありつつ、最後は何故だか感動的な紙風船の打ち合いに終わる・・・というこの映画、僕は好きです。最初と最後に「新聞の切り抜き」を持ってくるのも良いやね(これまたどーでも良い事ですが、僕も新聞の料理の記事を一杯切り抜くけれど、実際にはなかなか作らなかったりするので、そこにも親近感を覚えました)。あ、それと、本筋と外れた部分でちょっと感動したのが「この頃は実際に『~ざます』と喋る奥さんがいた」という事と「この頃の主婦は普通に鶏の解体が出来た」という事。昔の主婦は、偉かったんだな。
ぐるぐるさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-10-25 18:29:11)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 13人
平均点数 8.46点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
600.00%
7215.38%
8430.77%
9646.15%
1017.69%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 Review0人
3 鑑賞後の後味 8.00点 Review1人
4 音楽評価 10.00点 Review1人
5 感泣評価 Review0人
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