キツツキと雨のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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キツツキと雨

[キツツキトアメ]
The Woodsman and the Rain
2011年上映時間:129分
平均点:6.45 / 10(Review 31人) (点数分布表示)
公開開始日(2012-02-11)
ドラマコメディ
新規登録(2012-02-22)【カーヴ】さん
タイトル情報更新(2024-09-28)【イニシャルK】さん
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監督沖田修一
キャスト役所広司(男優)木こり 岸克彦
小栗旬(男優)映画監督 田辺幸一
高良健吾(男優)克彦の息子 岸浩一
臼田あさ美(女優)麻生珠恵
古舘寛治(男優)助監督チーフ 鳥居
黒田大輔(男優)助監督セカンド 柴田
森下能幸(男優)制作部 吉岡
嶋田久作(男優)カメラマン 篠田
平田満(男優)ゴマ満春
伊武雅刀(男優)木こり 石丸
山崎努(男優)羽場敬二郎
大和田健介(男優)坪井
宇野祥平(男優)
りりィ(女優)
大島蓉子(女優)
井上肇(男優)
脚本沖田修一
作詞星野源「フィルム」
作曲星野源「フィルム」
編曲星野源「フィルム」
主題歌星野源「フィルム」
撮影月永雄太
製作関西テレビ
角川映画
企画佐々木史朗〔製作・1939年生〕
プロデューサー椎名保(エグゼクティブ・プロデューサー)
配給角川映画
美術安宅紀史
照明高坂俊秀
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1
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11.南極も横道も好きなんですけど、この作品を何度も観てしまいます。
会話と会話との間が、この監督さんの作品の特徴かなぁ。
きこりさん達、4人組のたわいもない会話が、おもわずにやけてしまいます。
主題歌の『フィルム』のMVがゾンビをテーマにしてるのが、作品とリンクしてて
好きです。
naokin4617さん [DVD(邦画)] 8点(2016-08-30 23:10:17)
10.《ネタバレ》 映画製作に興味があると一層楽しめる、親父と少年もの。
人が死なない映画。
リアリティを感じない人もいるみたいですが、
映像制作経験からすると、意外といるのがああいう面々だったりする気がする。
田舎出身の私には懐かしい風景でもありました。
よこやまゆうきさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2014-11-21 08:30:49)
9.《ネタバレ》 親子(ほど歳の離れた)の物語。
いわばそれだけ、だけなんだけどソコがいいんですよねぇ。
贅沢なハナシですよ、ホントに。
なんでもかんでも詰め込んじゃって結局何が言いたいのかわからない様な映画が多い中、この映画の焦点はしっかりしています。
なので極端な劇中劇(ゾンビ映画)で遊んじゃっても全然大丈夫。
むしろホッとするような笑いで、本当に言いたいコトを包み隠すようにしています。
こーゆーところが押しつけがましくなくて、好感がもてますよねぇ。
短いシーンでスパッとみせる役所さんと高良さんの親子関係、特に、取り込まない洗濯物の対比にパリッとした礼服が2着並んで掛けてあるところなんか素晴らしいです。
そして役所さんと小栗さんの交流、こちらはじっくりゆっくり無理なく展開されていきます。
そこに時間の大半を割いて、丁寧に。
物語の構成が巧みですね。そして余韻も。
南極料理人のときもそうでしたが、観客が映画を見終えて現実に戻るまでに、いい繋ぎの時間と言うか余韻を与えてくれます。
沖田監督の次回作にも期待したいですが、出来れば監督の作品とは知らずに出逢いたいですね。
『いい映画だったなぁ』って見終えて、誰の作品?って名前をみたら沖田監督作!みたいな。
フラットな気持ちでおもてなしされたい、そんな気持ちにさせる監督ですね。


ろにまささん [DVD(邦画)] 8点(2013-04-10 00:49:31)(良:2票)
8.レンタル屋で意外とよく借りられてた。
なるほど納得、嫌みのない映画。
役所広司が流石の好演。みんなに慕われる武骨な木こりを演じるならこの人!
 
すっきりした頭で観るといい映画。風呂上がりとか、すがすがしい休日なんかに観るといいと思う。
おでんの卵さん [DVD(邦画)] 8点(2013-04-08 02:45:37)
7.《ネタバレ》 冒頭から「うまい」と唸らされる。構図や伏線、脚本など全てが自然でよどみがない。笑わせるテンポもいいし、しつこくならない程度に息子とのドラマが垣間見え、全体のバランスも崩さない。傑作。どちらの主人公も自分に厳しくストイックに生きてきた人間だが、どうもうまくいかない、不本意なことがある状況から始まる。これは「甘いものを食べない」ということを厳しくお互いが守ることによって象徴的に表現されている。お互いの交流をテンポ良く描きながら、似た者同士が理解し合っていく。一方で監督と岸は似ているだけでなく、岸は監督に息子の姿をも見出している。それが息子の理解にもつながる、といううまい流れとなる。中盤以降で二人がストイックさを有る意味捨て、あんみつをたっぷりのシロップで食べるが、そこから二人は不自然な厳しさ、無用なストイックさを捨て、ある意味素直になって初心に帰ることができたのである。監督は「父親にもらったビデオカメラが原点」という話に戻ることによって自信を深め、岸は「君の父親はそんなことを思っていない」と自分に重ねあわせることによって、息子を純粋にかわいく思う気持ちへと回帰している。序盤で「最初はかわいいが、すぐにかわいくなくなる」と岸自身が言っているのも重要で、その「最初」に戻ることを意味しているのである。他にも感心するような伏線がちりばめられており、素晴らしい映画であった。
Balrogさん [DVD(邦画)] 8点(2013-03-23 12:18:32)(良:2票)
6.「南極料理人」が面白かったので借りてきました。
沖田監督は「芝居臭さ」を排除した、日常の空気をうまく映画世界に取り込むのが非常に上手いですね。
作品中沢山出てくる「はい?」「えっ?」というセリフ。台本にはそのまま文字でしか書かれていないのだろうけど、登場人物から発せられる言葉毎に心情やその場の空気を雄弁に語ります。
南極料理人でもそうでしたが、彼の作品は映画エンターテイメント的にわかりやすいカタルシスは無いのに、観終わった後じわじわと染み出してくるような感動があります。
どうも気になって何度も見返す内に、非常に丁寧に練られた脚本や、画面の隅々まで神経の行き届いた演出、美術の仕事ぶりを発見して(・∀・)ニヤニヤとしてしまうのです。
ロイ・ニアリーさん [DVD(邦画)] 8点(2013-02-20 02:31:50)
5.《ネタバレ》 これほんと良かったです。「南極料理人 」も大いに笑わせてもらったけど、本作も終始笑いっぱなしでした。沖田修一監督、今後要注目ですね。なんというか、笑いに一切の嫌みがないんですよね。全てほっこりするような笑い。そう、悪い人なんて出てこないから、見ていて気持ちがいい。そしてまた笑いの取り方が上手いですよね~。二人の会話があって、一方がなにかを頼もうとする、そんで次のシーンでパッと落差のある画を持ってくる。そりゃ笑っちゃいますって。全体的にはのんびりとしたテンポなんで、疾走系コメディを好む人には不向きかもしれませんが、このほっこりのんびりした感覚って妙に懐かしくて、昔の古き良き邦画を彷彿とさせるようなものがありました。最初は嫌々だった木こりの岸さんが、彼らと打ち解け映画製作にどんどんとのめり込む様子が実に微笑ましい。そして気弱な監督の田辺も、だんだんと心開いていって終盤には笑顔が増えていくその変化が見ていて嬉しくなる。日常から非日常、そしてまた日常へと戻るこの暖かいストーリーは、登場人物だけでなく、観客もまた一緒に幸せな気持ちにさせてくれる、そんな素晴らしい作品に仕上がっていた。
あろえりーなさん [DVD(邦画)] 8点(2012-09-29 18:12:44)(良:1票)
4.相手の話を聴けば打ち明けてくれる、思いを話せば応えてくれる、
難しい様で単純な事を互いのフィルターを通し理解していく二人の距離感が心地よい。
基本善人しか出てこないので気楽に安心して観られる作品。
ままごとさん [映画館(邦画)] 8点(2012-07-21 10:32:05)
3.《ネタバレ》 シュールなゾンビネタや、映画愛で興味を惹かせ、クスクスと笑わせてくれる。
役所さんが目を輝かせて無邪気に映画にはまっていく過程が素敵。
その上で、最終的には親子の物語としてもきっちり成立している秀逸なハートフルコメディ。

テンポが良い訳ではないので、ちょっと長く感じたかなーと思ったら、120分越えてる作品だったのね。だとしたら、体感時間としては妥当かも。
削っても良いようなシーンや、まだるっこしい部分もちょいちょいあるが、それはそれで楽しめるのでさほど問題ではない。
沖田監督の静かでおかしな間(ま)を楽しめ!

常に、なんとなく、くすくす笑えるっていうだけでも良作なんだけど、それ以上に親子関係の描き方がさらっとしながらも、心に響いた。
そっけないくらいにさらっとしているからこそ、良かったのだと思う。
この二人の会話はほとんどないんだが、関係性が徐々に変わっていくのが分かるのが面白い。
和解のシーンもセリフはほとんどなくて、「あ、これは和解できたんだな」とこっちに悟らせる感じが良い。
そこに至るまでには、映画監督(小栗)と親しくなる過程も丁寧に描かれていて、とてもナチュラル。

最後の食卓のシーンなんか、くどくどと語らせず、目も合わせず、何も言わずに飯を食ってるだけなのに感動してしまった。
無言の食卓なのに温かみが出てるのである。素晴らしい。
すべからさん [映画館(邦画)] 8点(2012-07-18 00:07:12)(良:1票)
2.この監督独特の空気感・間合いは合う合わないがあるかもしれないが、自分は好きだ。昔の邦画をちゃんと見ているわけではないが、なぜか「昔の邦画らしさ」を感じる。この作品は異質な者同士が出会って、お互い少し成長するという話。役所広司と小栗旬の組み合わせがまたよかった。南極料理人と同様に、笑える箇所もたくさんあり、軽い気持ちで見られるが、見終わった後には何かを感じることができる、良作である。
Sugarbetterさん [DVD(邦画)] 8点(2012-07-17 00:10:09)
1.スケールは大きくないが、しっかりした映画、とても好感が持てる。
年齢を重ねた者は若者に触発され、若者は年配者により大きく成長する。時に笑いを交え、時に絶妙な間で物語に引き込んで行く丁寧な演出が効く。
若者とは監督と倅だが、年配者はそれ以外の全員だ、皆演技が上手く、観ていて堪らなくなるほど楽しい2時間。
じんわり余韻が残るし、思い出してほくそ笑むシーンも多い(風呂場で演出の案を練る2人の腰に巻いたタオルの前がポッコリしてるのなんて、とても映画的)やっぱり映画っていいねェ~と思わせてくれる良作でした。
カーヴさん [映画館(邦画)] 8点(2012-02-22 17:24:44)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 31人
平均点数 6.45点
000.00%
100.00%
213.23%
313.23%
426.45%
5516.13%
6516.13%
7516.13%
81135.48%
913.23%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.00点 Review2人
2 ストーリー評価 7.25点 Review4人
3 鑑賞後の後味 8.40点 Review5人
4 音楽評価 5.66点 Review3人
5 感泣評価 5.66点 Review3人
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