3.「出オチ」ならぬ「配役オチ」という感じ。他の方も指摘していますが、とにかく脇役がすごい。これだけ揃えて脇役ではなく主役に据えたら、ふつうなら超大作になるはずです。それもケビン・スペイシーは〝いかにも〟な役どころですが、他の3人、とりわけコリン・ファレルは壊れてます。気分転換でもしたかったのでしょうか。
こういう「ザ・B級映画」の場合、中身はグダグダなことが多いのですが、実はそうでもない。言葉のやりとりとか、伏線の張り方とか、けっこう洗練されている印象。個人的には、ジェイミー・フォックスや元リーマンの同級生のくだりが好き。夜中に1人で爆笑してしまいました。ストーリーはナンセンスですが。
ただこの作品、安っぽい邦題で損してますね。