4.《ネタバレ》 無条件に楽しめるサスペンスホラーとしてよくできています。
このころ割とよく目にした、不条理サスペンス、無差別殺人ものかと思いましたが、ちゃんと動機が用意してありましたねー。
まあ、それが逆に『サプライズ』ってことなんでしょうけど。いまどき遺産目当ての殺人なんて・・・。
タイトルで若干ネタバレしてしまうのはいかがなものかと。
個人的には、『超ウザい長男のせいで、上手くいってそうであんまり上手くいっていない家族、理不尽殺人鬼集団相手に一致団結』っていう家族の絆みたいなものを見せてほしかったかな~。雨降って地固まる、みたいな。それだとますます王道すぎますが、この歳になると王道が見たくなるのですよ。
主役のエリンは途中からランボーと化しちゃって、ちょっと面白かったですけどね。
ラストのオチも、仕掛けた罠がどこで発動するのかと思いきや、まさかまさかでした。
正直ストーリーは穴だらけ。穴しかないと言っても過言ではない。
だって、オープニングの殺されたカップルも謎だし、隣人まで殺しちゃったのも謎だし。
エリンが終盤仕掛けた罠だって、戻ってきたのが家族、それこそ彼氏のクリスピアンだったらどうするつもりさ。
まあ、そーゆー粗もひっくるめて、とにかくパワーと勢いのある、痛さ120%の映画で面白かったです。
丁寧な映画を求める人には不向き。