17.《ネタバレ》 原作の存在は知っていましたが、際物っぽいでの敬遠してました。映画の方も見るつもりはありませんでしたが、チェックのつもりで少し見たら有村架純が主役なのでそのまま見てしまいました。彼女の芝居はなかなかいいですよね。それを支える男優がいい仕事している。塾講師、学校教師、そして父親。この父親の人物造形がすごく良くて深みがあった。それを見事に演じていたな。 受験の朝、雪が降って試験会場に行くのが難しくなる。歩いてでも行くという主人公。そこにスタッドレスを履いた、送るぞという父親。次のシーンであのずっと写っていたマイクロバスに乗っている二人。え、この車しか持ってないの?父親の野球に賭ける一途な思いが分かるところで、グッときました。もう、映画の後半はハンカチ握りしめてましたよ。ラストも良かった。あれほど鮮やかに親子関係の修復を表現できたのは奇跡としか思えません。 実話に取材しているってのがこの話のウリですが、いくら何でも最初の状況は極端でしょうね。塾講師が進める教材の量や種類にもどうじゃろ、ちょっと現実離れしてると感じる。だって、一般常識を教えるためにまず芥川から読めとか言うかなあ、普通。偏差値30ってのはガセじゃないにしても、もうちょっと下地は入ってたと思います。 【たこのす】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2023-01-04 23:10:53) |
16.大宮駅の本屋で、初めて出会ったビルギャル。その頃は全然有名じゃなかったんだけど、なんとなく惹かれて読んでみたら、止まらない。立ち読みなのに止まらない。涙が。 充分本で感動したものだから映画はいいかなーと思ってたけれど、なんとなく惹かれてGYAOで観始めたら止まらない。課題に追われてるのに、止まらない。涙が。 ああ、私は映画を観てる場合でも、泣いてる場合でもない。さやかちゃんみたく頑張らないといけない。 というか、私は、さやかちゃんの倍くらい生きているので、坪田先生やあーちゃんのようにだれかの可能性を広げられる人になりたい。 日常にすっかり擦れ切った自分が、こうやって素直に思えることは、映画のよいところだと思います。 王道、ベタまっしぐら。ちょっと現実離れの要素あり。でも、良いんです。まっすぐ上を見たいときにぜひ。 【うらわっこ】さん [インターネット(邦画)] 8点(2018-07-24 19:12:38) |
15.《ネタバレ》 母ちゃんが、バットで車をぶち壊すところが胸熱です。 【へまち】さん [DVD(邦画)] 8点(2017-08-14 03:03:47) |
14.子供のせいで呼び出された母親が「この子はとてもいい子なんです」と連呼している前半、何となく違和感を覚えていたのですが、後半なぜか結構泣けました。吉田羊のパワーがかなり効いていたと思います。 それと、私自身にとって受験はもう何十年も昔の話ですが、中途半端な結果で終わらせてしまったという思いが、頭の隅っこにずっとあったのかも知れません。 あの頃に戻って受験をやり直したいか?と聞かれたら、そこまでとは思いませんが、何かのきっかけで強制的に高校生に戻されるようなことがあったら、可能な限りの時間を勉強に費やせるのではないかと考えたりします。 【マー君】さん [DVD(邦画)] 8点(2017-08-05 23:26:42) |
【リニア】さん [映画館(邦画)] 8点(2017-07-17 01:59:06) |
12.いくら実話に基づく話であっても、非常に嘘っぽいタイトルのこの映画は最初は見る気がしなかったが、主演が有村架純と知って軽い気持ちで鑑賞。朝ドラ「ひよっこ」の田舎娘が金髪へそ出しミニスカートのビリギャルを好演して惹き込まれてしまった。娘を信じる母親役の吉田羊もすばらしいし、塾講師の伊藤淳史もとてもいい。「ダメな教師はいてもダメな生徒はいない」のことばは衝撃的だった。学習塾の個別指導はどこにもあるが、ここの塾は子別指導、人を育てるにはその子にあった指導が欠かせないことがわかる。感動的な映画だったが父親と息子の扱いが少し不満。 【ESPERANZA】さん [DVD(邦画)] 8点(2017-06-12 16:10:09) |
11.もともと素質のあるギャルが諸事情で怠けていただけなので、環境を変えてその気にさせた母親と塾の教師が素晴らしい。美しく脚色されているんだろうけど、あーちゃんの愛と優しさ、そして分かっていても合格の瞬間にグッときてしまいます。 【ProPace】さん [地上波(邦画)] 8点(2017-01-07 22:42:35) |
10.吉田羊の演技を観て、言葉というのは何を言うかではなくで、誰が言うかが重要だと分かった。 監督が「逃げ恥」を演出した土井監督だと知って納得。わずか2.3分の妄想シーンに エキストラを100人単位で使い、実写の説得力を出してみせた「分かってる」人だ。 人が頑張る姿や子を見守る親の姿はそれだけで魅せられる。 役者が有村架純と吉田羊ならなおさら鉄板だ。 その鉄板にシンプルな題材を絶妙な塩加減で味付けしたのが土井監督というところか。 【michell】さん [地上波(邦画)] 8点(2017-01-04 14:31:03) (良:1票) |
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9.《ネタバレ》 とてもいい映画でしたね。素直に感動いたしました。 希望の大学に進学するというのはもちろん自分のために頑張るんだけど、 自分だけじゃなくて周りの人たちのためにも。 先生もあーちゃんもお父さんもあの男の子も、みんなそれぞれに事情があってそれぞれ頑張っている。 自分だけじゃない。応援してくれてる。そういうの大事ね。 先生の教え方も素晴らしいし、こういう人ならついていきたくなる。 そして一人の女子高生のお話というよりも、家族のお話。一つの家族の、再生のお話。 多くの人が、共感できる内容だと思いますね。 【あろえりーな】さん [地上波(邦画)] 8点(2016-12-30 09:00:17) |
【ホットチョコレート】さん [地上波(邦画)] 8点(2016-12-28 07:06:59) |
7.《ネタバレ》 「ビリギャル 学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」というタイトルからすでにネタバレ全開で、しかも予告や宣伝を見ても全く見たいと思わなかった映画だったが、周りでの評判がよかったので騙されたと思って見てみた。いやもうかなり良かった。受験というのは「ウォーターボーイズ」や「スウィングガールズ」で描かれるような集団競技とは違い、基本的にたった一人での孤独な戦いとなる場。その戦いに圧倒的不利な状態から挑む有村架純演じるさやかの一生懸命頑張る姿はいじらしく愛おしく見ていて応援したくなる。塾の先生である坪田(伊藤淳史)やさやかの母親であるあーちゃん(吉田羊)が決してさやかを見放さないところがよく、本作はさやかが慶應目指して頑張る姿だけでなく、師弟愛や親子愛がきちんと描かれていて、それが本作にドラマとしての深みになっていて、ただ偏差値の低い主人公が猛勉強の末に慶應に合格したというだけの話に終わっていない。坪田がさやかにかける言葉はどれも前向きで、とくにクララの卵のシーンは、人間、自分の可能性を信じることが大切なんだとあらためて教えられた気がした。それに、息子に自分の夢を押し付けている夫(田中哲司)に向かってあーちゃんが言う「私はさやかのことで何度も学校に呼ばれたけど、恥ずかしいと思ったことは一度もありません。むしろさやかといろんな話ができて楽しかった。」という言葉、この言葉は本当に娘のことを信じていないと言えない言葉だと思うし、そのあとの「私は三人の母親です!」という言葉にもあーちゃんの子供たちに対する深い愛情を感じてものすごく感動させられた。このシーンは本当に名シーンだ。ほかにもさやかの友人たちのさやかを思う気持ちもほろりとさせられる。見終わった後に明日も頑張ろうという前向きになれる映画で、すごく元気が出たし、見て本当に良かったと思える映画に久しぶりに出会えたのも良かった。「下妻物語」を見た時もそうだったが、予告や登場人物の雰囲気だけで見る見ないを判断すると良い映画を見逃す場合もあるので気を付けたいなあと思う。 【イニシャルK】さん [DVD(邦画)] 8点(2016-07-24 22:08:24) (良:4票) |
6.《ネタバレ》 受験が嫌いなので観に行くのが遅くなってしまったが、結局のところ1人の真っ直ぐな女の子がどう生き抜くかというオッサンで言うハードボイルドな映画でクソ面白かった。特にお母さんと塾の先生が良い人過ぎて、受かる為の最低限の環境は整っていた感じ。田中哲司のクソ親父っぷりも良かった。邦画の原作ものは大体がお仕事映画で、仕方なく作っているのかつまらなくなってしまうと思うが、それらと遥か別次元の素晴らしさだと思う。「女子ーズ」の「てめえ潰すからな!」が有村の素の姿だと思ったが(しかもあの時も共演が安田顕!)、今作は有村架純の代表作だと思う。中盤から先生の出番が少なくなってしまったり、どのようにして慶應の過去問が解けるようになったかが省かれていたのが引っかかりましたが、映画としてはまあ些細な事で、とにかくずっと泣いていました。受かった後の新幹線のシーン等で「LIFE!」みたいなBGMが流れてきて笑えました。 【DAIMETAL】さん [映画館(邦画)] 8点(2016-07-03 04:14:48) |
5.《ネタバレ》 大学受験勉強をテーマにしたコメディ交えたスポコン。偏差値30、パッパラパーのチャラ娘が熱血塾講師と二人三脚で慶応義塾大学入試に挑み、見事に天下のKOガールになったシンデレラストーリー。ベタベタながらも要所での泣き所を心得た演出、そこへシニカルな笑いが加わり、涙と笑いで大いにウケた。さすがは邦画人間ドラマの名手・土井泰裕監督、ハズレなし。今年の邦画No.1候補、傑作。 【獅子-平常心】さん [映画館(邦画)] 8点(2016-01-31 21:54:17) |
4.予告編に釣られ、観ることに..不覚にも、涙腺がゆるみそうになった..まったく期待していなかっただけに、いい意味で期待を裏切ってくれた..前半は、主人公 さやか のバカっぷりに 笑い、中盤からは、母娘、父娘、父息子、の複雑な人間ドラマが展開され..そこに塾講師 坪田 がからみ..ちょいちょい、泣かせてくれる..物語自体は、ベタな展開だが..それぞれのエピソードが、なかなか面白く..2時間弱、まったく飽きさせない..私的に、1~2箇所、くどいエピソード(演出)が気になったが、映画としては、合格点!良く出来ている..母親の教育方針については、賛否両論あると思うが、実話が基になっているだけに、(うまくいった例として)説得力がある..「やらずして、諦めるな..」という永遠のテーマを、ストレートに地でいった作品..イイ話しです、良作... 【コナンが一番】さん [DVD(邦画)] 8点(2016-01-29 21:19:18) |
3.《ネタバレ》 「意志あるところに道は開ける」といいますが、その意志を作りだしそれを継続させることの大切さを教えてくれる作品です。そして、そのことが如何に難しいかも伝えてくれる作品でした。(たまたま、この話は成功例ではありますが) 有村架純もまさに「旬」という感じでよかったです。 【TM】さん [DVD(邦画)] 8点(2016-01-17 11:55:00) |
2.《ネタバレ》 やばい!!いっぱい泣いてしまった。架純ちゃんかわいすぎ。それだけでいいのに、あんな女の子に必死にがんばられた日にゃ、、、、、もう、、、(号泣)。さらに自分のおかあさんのことを”あーちゃん”だって。きゃわきゃわきゃわいすぎーーー!!(慶應大の学食での、母です子です、の2ショットは、もう2人とも、慶大生にナンパされるんじゃないか、ドキドキ!)家族だって他人だって、人間を信用するって大切。この監督、イイと思う。 【男ザンパノ】さん [映画館(邦画)] 8点(2015-05-06 16:02:00) |
1.《ネタバレ》 有村架純ってこんなに可愛かったっけ?って。『女子ーズ』や『ストロボ・エッジ』ではそこまでじゃなくって、じゃあ、その2作の撮り方が下手だったのかな?とも思うんですけど、とりあえずこの映画は彼女の可愛さだけで半分勝っちゃってるようなもので。その魅力だけで映画を楽しむ推進力になりますもんね。 物語はダメな女子高生が頑張って慶應大学に合格する話(ここでは省略されちゃってるサブタイトルが付いてますが、その時点でネタバレしてます)、でも、宣伝展開から受けるイメージよりも実際の映画はヘヴィな話で。 主人公には複雑な家庭環境があって、息子だけを偏愛する父親と、二人の娘に愛情をかけ、身を粉にして働く母親と。父親と断絶し、母親の溺愛によってダメっぷりを発揮するヒロインと、父親の期待に押し潰されそうな弟と。バラバラに壊れそうな危うい家族の姿を描いた映画としての側面が強かったりします。 また、ヒロインは学校の教師からはクズ扱いされ、ただ友人達との時間だけが生きがい。 そんなヒロインが進学塾に行き、生徒に理解を示す真面目でひたむきな講師との出会いによって変化してゆく、その講師とのコミュニケーションは軽妙で楽しく、幾つもの対比構造の中で輝きを放つパートとなっています。ここら辺、計算されているなぁ、って感じで。 前記の通り、有村嬢が大きな魅力を放っていたのですが、吉田羊もとても印象に残る母親を演じていて、幾つもの感動を誘います。 講師の言説は理想論に過ぎる感もありますし、いい人なイコン伊藤淳史を起用しているあたりからも、あまりに善悪のイメージを描き分けし過ぎていて、やや鼻白む面が無きにしもあらずですが(このあたり原作本をヨイショし過ぎって感じ?)、ここまでしょーもなく生きてきた私から見たら、大人が子供の可能性を潰しちゃいけないのも、子供が目標を持って頑張るのも、全く正しい事だと思うのでした。 ネタ映画のように思えて、実はとても真っ当な青春映画なのでした。 【あにやん🌈】さん [映画館(邦画)] 8点(2015-05-05 20:57:55) (良:1票) |