15.《ネタバレ》 実話を元にインドの社会問題である人身売買をテーマにした作品。 途中通路脇にダンボール紙敷いて寝ていた子供たちを捕まえていたのは人身売買の人だったんだな。 行政かとも思ったけどいろいろ調べてみるとそんなことしそうな感じじゃないわ。 あとダリットの存在を初めて知った。 カースト制度の対象外の人々。最下層のその下くらいの扱い。 サルーの家族はダリットだったようだ。 他にもいろいろ調べてみるとサルーの兄はもう一人いて子供二人が行方不明になってから 経済的にもゆとりが出来残った兄と妹は学校に通えるようになったらしい。 兄は家族の柱となって立派にやっているとのこと。 サルーは元々ビジネスマンとして成功していたが映画化による収入で14億を受け取り 今は父親を捜しているとのこと。 弟のマントッシュはオーストラリアで父親と家族経営の仕事をしているそうだ。 【Dry-man】さん [インターネット(吹替)] 8点(2022-09-23 22:56:28) |
14.《ネタバレ》 この展開で一体どこでライオンが登場するのか? と首をかしげながら観ていたら、、これはうまい、そしてすごい。原題の何という巧妙な仕掛けに拍手。また、実話ベースなので結末はわかっていましたが、その想像を上回る大きな感動が待っていました。実の家族との再会の場面の美しさと言ったら! (泣いたな~) 苦難においても生きようとする強い意志、産みの親も育ての親も関係ない大きな母親の愛、毎度お約束のように奇跡を呼んだのはやはり人間の "こころ" でした。でも過剰なテクノロジーの進化を否定的に描いた映画も多い昨今に、今回の話は人間の心と「Google Earth」というテクノロジーの進化が仲良く手を取り合って奇跡を起こした素晴らしい事例ではないでしょうか? 神様がサルーに与えたその試練はあまりにも過酷で、25年という年月は気が遠くなるほど長く、インドとオーストラリアの距離は果てしなく遠い。でも多くの出会いと成長と、何より25年もの間、きっと何も知らない彼の心の中に確かに兄は生き続けていました。なんだろう、初めから何か見えざる手によって「今はまだ兄の死を知るべきではない」と意図的にはるか遠くへと導かれたような、とてもとても数奇な彼の人生でした。 【タケノコ】さん [映画館(字幕)] 8点(2019-05-06 15:34:35) (良:1票) |
13.《ネタバレ》 事実の持つ力は大きい。 主人公の記憶を呼び覚まし、結果的に彼を故郷に呼び戻した兄が、彼が迷子になったその晩に亡くなっていたことがエンドロール時にテロップで語られる。 優しい兄は、きっと弟を探し回ったことだろう。 列車に轢かれたのは事故だと信じたい。 ラストシーンの兄の笑顔が、とてもまぶしい。 いい映画だった。 |
12.《ネタバレ》 泣ければ良い映画というわけではないけど、久しぶりに嗚咽がでる泣き方をしてしまった。お兄ちゃんの描写には胸を締め付けられます。 【ラグ】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2018-04-01 22:04:51) |
11.たとえそれが自己満足でも偽善と呼ばれても、世界が怒りや悲しみで満ちるよりも遥かに良い! そう感じさせてくれた映画でした。 |
10.これが実話っていうんだから、すごい! 前半1時間ちょっとは少し退屈かも。 エンドロール前で、涙しました。 【へまち】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2017-12-08 10:39:36) |
9.前半がもう少しコンパクトにまとまっていればより良かった。 ライオンってそういうことね。 |
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8.《ネタバレ》 少し前にたまたまチャンネルを合わせたテレビ番組やっていたのを思い出しました。 その時に食い入るように最後まで見てしまいましたが、これが良い意味で予告編になってくれたようです。 本作も最後まで食い入るように見ることができました。 映像、音楽、サクサクと進む構成・・・すべてが心地よかったです。 グーグルアースを絡めてくるあたり、いかにも現代ですね・・・ 作品のネタに使えそうなテクニックを実話が先にやってしまった感じがします。 最後の最後にきての”ネタバレ”も心憎い。 ほんと、アンビリーバボーですね(^^; 【午の若丸】さん [DVD(字幕)] 8点(2017-11-01 23:17:44) |
7.《ネタバレ》 この作品のあらすじを知った時に以前何かのテレビ番組でこの話が紹介されていたことに気づいた。驚くべき話で感動したのだがオチまで全部知ったうえでの鑑賞なので少し不安だったがきっちり感動させられた。 誰でも一度は迷子になったことがあると思うがサルーのそれはそういう体験の比ではない。もう事件なのだがそれを伝える力も持ち合わせず、そしてそれに気づく人もいないという絶望。しかし路上生活となり薄汚れて頭がボサボサになっても少年の目はとても綺麗に見えた。エンドクレジットに少年の時の写真が出るが実際の本人も大きな目でとても賢そうな顔をしている。引き取った夫婦もそれに惹かれたのかも知れない。子役の演技もとても良かったが、前半に兄とのやり取りや迷子になってからのことを丹念に描いたことがラストの感動にも繋がっていると感じた。 一人になったことで皮肉なことだが何不自由ない暮らしが訪れる。もちろん望んだことではない。暖かく優しい親にも恵まれた彼を幸運だと心の片隅で思ってしまうのはやはり自分が傍観者だからだ。あの時食べられなかった焼き菓子を見た瞬間に物語は再び動き始める。 育ての母が彼を引き取った理由を語るところは少々驚いた。そういう考え方もあるのかと。共感は出来なかったがサルーはそれに救われたのだ。 もう少し短くできる作品とも思えたがラストは実話、しかもごく最近の話だということがリアルな感動を呼ぶ。兄があの夜亡くなっていたことの衝撃。「焼き菓子を買ってきて。2000個だよ。」あのやり取りが最後だったのだ。しかし、彼が生きて目にする風景の中にこれからも兄の姿はあるのだろう。この映画でもそうだったように。 【⑨】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2017-10-31 20:57:10) |
6.《ネタバレ》 感涙。 有名な話なのでオチは分かっているものの、これは壮絶な奇跡の物語だと思う。 産みの親と育ての親・・・。血の繋がっていない育ての親も温かいからこそ、主人公の葛藤も垣間見れ、ストーリーに奥深さを与えていた。 5歳で家族と生き別れた主人公の人生を噛み締めながら、半ば史実を追うかの如く鑑賞していたが、エンディングの実際の映像が流れると自然と涙が出ていた。 【カジノ愛】さん [映画館(字幕)] 8点(2017-06-27 18:47:07) |
5.展開が読めるのに、どうしてこんなに泣けるんだろう。 前半描かれる主人公の少年時代がなんと言っても良いよね。子役の演技が上手い映画はそれだけでもう引き込まれる。「運動靴と赤い金魚」然り「セントラルステーション」然り。それらの映画に共通して言える事だが、少年が走って走って走りまくる。それだけでハラハラドキドキさせられるし、応援したくなる。映画に躍動感を与えているよね。そんな少年の表情はとても演技とは思えないほど活き活きとしていてとても良かった。 【ヴレア】さん [映画館(字幕)] 8点(2017-06-26 18:52:27) |
4.《ネタバレ》 徹頭徹尾、無駄な虚飾を廃した真面目な作風は好感度高し。 主演のデブ・パテル(線の細いお坊ちゃんのイメージを覆す渾身の演技!)や、 アカデミー候補も納得の印象的な演技を見せるニコール・キッドマンも素晴らしいが、 私が一番の拾い物と思ったのは、出番は少ないながらも真摯な演技を見せる主人公幼少期のお兄ちゃん役の俳優さん。 この人、これから来るかも。 それにしても、IT関連技術の進歩は誇張抜きで現在の魔法だと思う。 本作鑑賞がきっかけとなり、GWに幼い頃過ごした田舎の某都市に約20年振りに来訪する事となった。 旅のプランを練る時、本作よろしく某地図アプリで昔の記憶を辿りながらバーチャルシュミレーションをしたのは、 何とも言えない不思議な感覚だった。 【たくわん】さん [映画館(字幕)] 8点(2017-05-09 00:28:31) (良:1票) |
3.期待通り。エンディングで泣かない親はいないでしょ。あの夫婦の生き方、すげー。。。 |
2.タイトルの「ライオン」の意味は最後の最後で明らかになる。瞬間、鳥肌が立った。終盤もっと感動させられる脚色はあったはずだが「事実は小説より奇なり」。ホロリと涙がこぼれた。当時のインドの社会情勢に驚かされるが、現在はどうなんだろうと考えずにはいられない。 【tonao】さん [映画館(字幕)] 8点(2017-04-10 13:56:57) |
1.《ネタバレ》 良い映画でした。実話を元にしていることをある意味売りにしているので結末がわかった状態で鑑賞するわけですが、そんなこと(結末がわかっていること)を忘れるくらいぐいぐい物語に引き込まれます。主人公が迷子になった5歳当時の記憶なんておぼろげなものだろうによく実家の場所を突き止められたものです。主人公はついに生き別れた家族と対面するのですが、やはり感動しますね。タイトルの「ライオン」ですが、内容にあまり関係ないと言えなくもないです。 【MASS】さん [映画館(字幕)] 8点(2017-04-09 20:41:14) |