ボヘミアン・ラプソディのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ボヘミアン・ラプソディ

[ボヘミアンラプソディ]
Bohemian Rhapsody
2018年上映時間:135分
平均点:7.40 / 10(Review 129人) (点数分布表示)
公開開始日(2018-11-09)
公開終了日(2019-04-17)
ドラマ実話もの音楽もの伝記もの同性愛もの
新規登録(2018-09-02)【にゃお♪】さん
タイトル情報更新(2024-09-24)【イニシャルK】さん
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監督ブライアン・シンガー
デクスター・フレッチャー〔1966年生〕(ノンクレジット)
キャストラミ・マレック(男優)フレディ・マーキュリー
グウィリム・リー(男優)ブライアン・メイ
ジョセフ・マッゼロ(男優)ジョン・ディーコン
ベン・ハーディ(男優)ロジャー・テイラー
ルーシー・ボーイントン(女優)メアリー・オースティン
アレン・リーチ(男優)ポール・プレンター
トム・ホランダー(男優)ジム・ビーチ
マイク・マイヤーズ(男優)レイ・フォースター
エイダン・ギレン(男優)ジョン・リード
飯島肇ジョン・ディーコン(日本語吹き替え版)
野島裕史ロジャー・テイラー(日本語吹き替え版)
咲野俊介レイ・フォースター(日本語吹き替え版)
志村知幸ジョン・リード(日本語吹き替え版)
花輪英司ジム・ハットン(日本語吹き替え版)
佐々木優子ジャー・バルサラ(日本語吹き替え版)
原作ピーター・モーガン〔脚本〕(原案)
音楽ジョン・オットマン
挿入曲クイーン
撮影ニュートン・トーマス・サイジェル
製作総指揮デクスター・フレッチャー〔1966年生〕
アーノン・ミルチャン
ジェーン・ローゼンタール
配給20世紀フォックス
編集ジョン・オットマン
録音ポール・マッシー[録音]
あらすじ
ロック史を語る上で欠くことの出来ない伝説的バンド「クイーン」の栄光へと続く足跡が、リード・ヴォーカルだった故フレディ・マーキュリーの生き様を軸に描かれる感動の音楽映画。学生バンドが世界的なスターにまで一気に駆け上がる姿と、その陰にあったフレディたちメンバーの苦悩や煩悶が、忠実に再現された名曲の数々に彩られ語られていく。
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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12
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22.クイーンのヴォーカル、フレディ・マーキュリーの素晴らしきロックン・ロール人生を振り返るという内容。フレディ役の彼が素晴らしいですね。フレディ本人はここまで内面の繊細さを表に出さない人間だと思いますが、細やかな心の動きをわかりやすく、けっしていやらしくなることなく演じているのは凄いなと思いました。まるでフレディの魂が降りてきたかのような迫力で、作品世界に引き込まれました。それと比較すると他のメンバーの配役がちょっと雑かなと思いました。ブライアン・メイは髪型と背の高さでなんとかなっていますが、ロジャー・テイラーとジョン・ディーコンは雰囲気がかなり違うし。そっくりさんである必要はまったくないにしろ、似てないなりに個性が演じられていれば良いと思うのですが、それが感じられず、ちょっと薄っぺらい感じがしてしまいました。フレディの女恋人役は、美人で感じが良くて、大人の女性の魅力があって、とてもイイです。劇中で流れた曲はすべてが知ってる曲で、一々懐かしかったです。特に終盤「ドント・ストップ・ミー・ナウ」から、エンディングロールで「ショウ・マスト・ゴー・オン」の流れは熱かったです。個人的に「オペラ座の夜」に匹敵するアルバムだと思っている「ザ・ミラクル」からの選曲がなかったのは、ちょっと残念でした。「素晴らしきロックン・ロール・ライフ(Was It All Worth It)」とか作品のテーマにピッタリだと思うだけに・・・
camusonさん [映画館(字幕)] 8点(2023-02-17 18:38:49)
21.《ネタバレ》 ~Bohemian Rhapsody~伝統や習慣に囚われない狂詩曲。クイーンという独創的なバンドと、フレディ・マーキュリーの生涯を表すに相応しい曲名にして、映画タイトルだと思う。

ロックが世界の音楽の最先端だった60年代。クイーンが活躍した70年代は、アルバムと世界ツアーが成功の証だった。パンクやテクノが馴染んできた80年代、売れるロック(産業ロック)とポップスが音楽の中心となり、映像と歌が両方楽しめるMTVが登場。
日本ではヘビメタ、ハードロックが大ヒットし、90年代グランジとブリットポップが登場し、音楽の好みが細分化。
世界中誰でも知っているロックバンド・シンガーは消えた2000年代以降。レディー・ガガがポップアイコンとして登場。現在、EDMがそこそこ流行。EDMとか最近の音楽はパソコンで作るものもあるそうで、楽器が弾ける人が流行りのPCの音楽を聞くと、腕がもう一本無いと弾けない音が出てたりと、なんかちょっと、気持ち悪いらしい。
でも、クイーンが今もバリバリ現役で活躍していたら、ラップやPCの音楽も積極的に取り入れたんだろうなって思う。
前置きが長くなったけど、この映画はクイーンのデビューから最盛期(末期)まで、ロックが社会現象になった最後(?)のイベント、世界同時中継のライブ・エイドまでを描いている。
ロックシンガーが社会的影響力を持ち、カリスマ化され、演奏と歌の良し悪しで評価されていた時代。音楽がアナログな手法で作られ、全てに人の手が入り、人が演奏し、人が操作するライブの生々しさと手作り感、当時の熱気、観客のロックへの情熱がよく伝わる。

クイーンとフレディの実話を、ノンフィクションではなく、整理・ディフォルメして描かれた作品で、実際の出来事の順番が前後してたりするそうで、違いを探すのも面白いかもしれない。特にポールがかなりの悪人として描かれていて、実際はどうだったのか?とか。
当時はエイズに関する知識も広まっていなくて、まだ“変態行為の代償”くらいの間違った認識も強い時代。フレディが仲間にエイズを公表したあと、映画みたいに頬にキスやハグが出来たのかなと、気になったりした。

だけどこの映画は、クイーンのロック映画として、スカッと楽しむのが一番正解だと思う。
『Bohemian Rhapsody』『We Will Rock You』『Another One Bites the Dust』名曲誕生の秘話。手作り感。
何よりぽかんと口を開けたブライアン・メイのブライアン・メイらしさ。良い意味でジョン・ディーコンの普通の人っぽさ。
当時ハイランダー観て感動して、アルバムまで買ってしまった『Who Wants to Live Forever』が結構長く掛かって嬉しかった。
大好きな『Killer Queen』は制作秘話とか一曲垂れ流しで30分くらい流してほしかった。
足が長く長髪で、少女漫画の王子様みたいなクイーンは、当時の日本で人気が爆発。特に女の子に人気だったそう。映画ではヒットするまでが短く、フレディもすぐ短髪ヒゲ顔になるけど、ビッグ・イン・ジャパンの先駆けとして、やはり日本は入れてほしかったな。
…そんな事言ってたら映画一本に収まらないか。良いなぁ。やっぱりロックは良い。
K&Kさん [映画館(字幕)] 8点(2021-06-07 16:04:43)
20.音楽面では順風満帆なのにずっと不安な気持ちにさせられる作品でした。
終盤はプライベートのいろいろな問題が解決したようで、心が楽になって良かった。
名曲の誕生秘話はワクワクしたし、ラストは自分もライブに参加してるような臨場感で興奮しました。
クイーンと言えば、日本で人気に火が付いたという印象があったけど、来日エピソードが無かったのは少し残念。
やっぱりアメリカでの成功が世界的アーティストの証明ってことなんでしょうね。
それでも、部屋着が着物だったり、親日家の側面も描かれていたので嬉しかったです。
もとやさん [地上波(吹替)] 8点(2021-06-05 14:26:05)
19.《ネタバレ》 クイーン誕生からLive Aidまでの物語が、フレディ・マーキュリーを主軸に展開していく映画です。
フレイディ・マーキュリーがあれだけ個性的で、エゴが強く、強烈なキャラなんだと率直に感じました。

ライブ・エイドはリアルタイムでテレビで見てました。
あそこに至るまで、あのような物語が隠されていたのかと思うと、とても感慨深いものがあります。

しかし、先ほどもふれたように、フレディのキャラがどうしても無理に感じてしまう。
おそらく演じたラミ・マレックのイメージがどうも、フレイディとリンクしないことが原因だと思う。

ちょうど、ラミ・マレックがフレイディよりも、私の知人にそっくりでした。
では、その知人はフレイディに似ているかというと、そうではないのです。
なので、フレディではなく友人にリンクしてしまってました(笑)

もう少し、ガッシリした体格だったら良かったな〜っ。
極めて個人的な意見で申し訳ないのですが、演じる役者はとても重要だと感じました。

あの華奢な感じと、異常にクローズアップされたゲイという設定が、尚更、目を曇らせているようにも思います。

確かにフレイディはゲイだということは、有名な話しだけど、あそこまでクローズアップする必要があったのだろうか・・・

個人的には、クイーンのほかのメンバーたちのことも、もっと知りたかった。
ブライアン・メイは自作ギターを弾き鳴らし、ギタリストとして名を馳せ、ロジャー・テイラーはある意味でフレディ以上の歌声と評され、あの「レディオ・ガ・ガ」を作ったことでも有名です。

そして、ベースのジョン・ディーコンは、電子工学の知識があり、アンプやエフェクターなども自作し、クイーンの音作りに貢献しています。

このようなことを、映画の中で観たかったのですが、ゲイがクローズアップされちゃいましたね。少し期待はずれでした。

最後の、ライブ・エイドの映像は、かなり忠実に再現されていて圧巻の感動でした。
改めて、クイーンは世界のビックバンドであり、フレディは偉大なアーティストだったと実感させてくれました。

あの時代をリアルタイムで体験したものとして、この手の映画はもっと作って欲しいです。
クイーンに乾杯!という気分です。
レスポーラーさん [DVD(字幕)] 8点(2019-10-07 00:34:57)
18.《ネタバレ》 2時間強の時間をじっくり費やして、ものまねショーを見た気持ちです。聞き覚えのある有名な曲の誕生譚とともに見ながらですので、ワタシは十分に満足しています。しかしこの、とてつもなくシンプルな物語(仲間は家族だ、裏切りと再会、不治の病など)。ショーを堪能するためには、ピッタリでした。温泉場を巡っている旅芸人のショーの大がかりなヤツという評価です。繰り返しますが、十分満足はしています。
なたねさん [DVD(字幕)] 8点(2019-05-19 23:20:53)
17.《ネタバレ》  汗が欲しい。
 スポットライトを一身に浴び、激しいパフォーマンスをしていると見て取れるほどの滴りを、
大観衆の熱気と興奮の一部として歓声を上げることに夢中になり、拭う暇もない流れを。

 3,40年前なのに空調のよく効いた所でライブをしているんだなぁ、湿度低いんだなぁと、
途中ちょっと醒めておりました。

 しかし終盤そんな気分は覆され、目からたくさんの粒が零れていきました。
 20年前、仲良くしてくださっていた先輩から「QUEENいいよ。聴いてみて」と薦められ
「どんなのを歌っているんですか?」と尋ねたところ、「お母さん、僕は人を殺してしまった、
っていう歌」と返されどん引きして以来碌に聴きもしなかったくせに、20年後の映画館、
正にその曲で涙するなんて想像もしませんでした。
 先輩、すみませんでした。来年の年賀状にはこの映画の事を書こうと思います。

 それにしても、アメリカのドラマ『コールドケース 迷宮事件簿』と同じくよくぞここまで
そっくりさんの俳優を揃えられるものかと感心させられます。

 フレディは劇中他のメンバーに「俺とバンドをやっていなければ大物になんかなれなかったろ」
みたいに言いますが、あなただって皆と組まなければ光りもしない星屑だったかもしれませんよ。
 割と空気だったベースの彼の、ソロ騒動収束時にアフロヘアっぽくなって登場するまでの
心境の変化は何だったのでしょうね。
ぱいなぽさん [映画館(字幕)] 8点(2019-05-13 01:09:51)(良:1票)
16.2018年、社会現象にもなった超話題作、クイーン、フレディ・マーキュリーの伝記もの..いや~ ラストは、ただ ただ 素直に感動したかな~(クイーンがあまりにも有名で、楽曲が偉大すぎて、感動したのかもしれないけど..) 映画として、ミュージシャンものとして、無駄を省きシンプルに描かれていて..良作...
コナンが一番さん [DVD(字幕)] 8点(2019-05-07 07:06:46)(良:1票)
15.そんなに知らなかったQueenの音楽、フレディという神がかったカリスマを知ることができた映画でした。最後のライブは素晴らしいコピーでした。本物をすぐ見たくなりました。
アキラさん [映画館(字幕)] 8点(2019-03-09 12:43:02)(良:1票)
14.面白かった!
ストーリーは王道だけれど,「あ,この曲もクイーンだったんだ!」など驚きもあり面白かったです。
普段からライブをよく観るので,最後のライブシーンの迫力,熱狂,瞬間を共有する気持ちなどグッときました。

同じく王道の音楽伝記ものの『ジャージー・ボーイズ』を思わず見返してしまいました。
比べてみて,それぞれの見所や見せ方の違いがわかり,面白かったです。どちらもいい映画でした。
プランクトンさん [映画館(字幕)] 8点(2019-03-05 19:37:54)(良:1票)
13.ザ・パシフィックに出演している男優さんがフレディを演じているんですね。
ちょっと出っ歯をデフォルメし過ぎかなと思いましたが似ていると思います。
ライブエイドの動画を観てから映画を観ましたので、ライブシーンの完成度の高さに
驚きました。クィーンは大ファンというほどでも無かったのですが、知っている曲ばかりで
素直に楽しめました。
大治郎さん [映画館(字幕)] 8点(2019-02-11 00:33:34)(良:1票)
12.歌の力で8点!
スターが心の孤独を抱えてるとか、ありがちなんだけど、実際の人物がモデルだし、こんなもんなのかな。
でも歌が素晴らしいのでストーリーとかどうでもいい。
おとばんさん [映画館(字幕)] 8点(2019-02-01 21:13:11)(良:1票)
11.《ネタバレ》 良作。ストーリーは凡庸だが、往年のクイーンがスクリーンに再現されている感じ。この得点はクイーン好きな人にとってのもの。ストーリーは凡庸なので、知らない人はパスしていい。【ネタバレ注意】全編にわたってクイーンの音楽が流れるので、クイーンが好きなら見るべき。ストーリーが史実と違うという指摘もあるようだが、音楽を含め制作にメンバー(ブライアン・メイ、ロジャー・テイラー)が関わっていて、役者の演奏指導までしていたということだし、秘めたるエピソードがあるわけじゃないんだから、そこは大まかでいいんじゃないだろうか。見るべきは、ラミ・マレックをはじめとする主役4人による“クイーン”の再現である。歳をとったメンバーが昔のヒット曲を演奏しているのではない。この時代に、映画館のスクリーンで“あの時代のクイーンの演奏”が見られるのだ。それこそが、この映画に求められたものだろう。最後にライブエイドの場面は、ほぼノーカットで演奏される。当時の熱気がよみがえってくるようだ。
mohnoさん [映画館(字幕)] 8点(2019-01-15 13:05:14)(良:1票)
10.《ネタバレ》 実在の偉大なバンドであり、コアなファンは世界中に溢れ、重要な一人を失っていながら今もなお他のメンバーは健在。この強烈な条件を背負いながら制作された作品。批判するのも簡単だろうし、称賛するのもまたしかり。されど、感動したことは隠せないし隠す必要もない。一編の音楽作品として、極めてハイレベルの完成度にあると言っていいのではないだろうか。
2時間余りに集約してしまえば、どんなに優れた人間の人生も結局はシンプルに落ち着いてしまう。死ぬほどつらい生き方であっても、第三者は実感しきれない。客観視してしまえば感情移入はままならない。しかし、そんな全ての疑念やら何やらを吹っ飛ばしてしまうほどの絶大な楽曲のパワー。次から次へと突きつけられる名曲たち。それらの持つ美しさや凄まじさをどこまで再現できたか。それがこの作品の一番の存在意義のような気がする。
とにかく早かった。2時間余りの比較的長尺ながら、時間を感じさせられなかった。そしてすっかり体力を奪われた。まるで本当にライブに参加した後のように。この作品、それでいいんだと思う。
タコ太(ぺいぺい)さん [映画館(字幕)] 8点(2019-01-03 22:53:09)(良:1票)
9.《ネタバレ》 アルバムや楽曲の発表の順番、またバンドの、そしてフレディの伝記的な部分については、映画を盛り上げるための割り切りと思うにしても余りにフィクションが多すぎる点が、個人的に目に付きました。この点は、正直言って2回目の鑑賞を終えた今に至っても全く評価できません。

何より、フレディのエイズ発症とその自覚、そしてメンバーへのその告白が、少なくとも通常伝えられている時期よりも早められてしまったことが、僕には受け入れられません。その結果、本来はフレディ含むメンバーたちも何ら悲壮な覚悟を持つことなく、ただただ稀に見る大舞台を心底楽しんでいただけだったはずのライブエイドのステージに、「不治の病に冒されているのを承知で死を覚悟してステージに上がったヴォーカリストと、それを支えるメンバーたち」という強烈な「色」が付いてしまったからです。

ライブの迫力と音楽そのものの高揚感からは外れた過度の感傷が、自分たちの音楽に持ち込まれてしまったことを、音楽監修を行ったブライアンとロジャーは本当に良しとしているのかという疑問すら、僕は一瞬湧きました。

しかしそういった疑問も、例のライブエイドのシーンが始まった瞬間に吹っ飛んでしまっていました。

ライブエイドのシーンを見たからと言って、僕の中でそういった「伝記的事実の改変」が受け入れられない(一部に至っては許しがたい)ものであるのに変わりはありません。

しかしそういった改変は所詮は「フィクション」でしかなく、それは実際のライブエイドの舞台で演じられた、クイーンのメンバーによる迫真の演奏と音楽の前には、どうでも良いようなものでしかありません。そしてメンバーのステージ上の動きを忠実に再現した俳優たちの演技や、大観衆で埋め尽くされた会場の臨場感に溢れるカメラワークにより、映画の観客もまたウェンブリーでのクイーンの演奏を(その場で聴いているかのように)肌で感じることになるのです。そこには何らの感傷も悲壮感もなく、ただただ圧倒的な高揚感、そしてクイーンという唯一無二の音楽の「力」があるだけなのです。

伝記的な部分の扱いについては、未だに僕の中では大きな疑問符を拭い去れません。しかしクイーンの音楽が持つ力をほとんどダイレクトに映画の観客に伝えるこのライブエイドのシーンのおかげで、僕は最終的に「やっぱり見て良かった」と心底思うことができたのです。
マーチェンカさん [映画館(字幕)] 8点(2018-12-13 01:36:53)(良:1票)
8.《ネタバレ》 一言で言うならゾクゾクする映画。これまではQueenの音楽しか知らなかったが、その裏にある人生を少しだけ垣間見ることができました。富も名声も手に入れ、残念ながら病に侵された彼の人生は幸せだったのかどうかは分からない。けれど、彼らの音楽に出会えた私達は幸せです。
いっちぃさん [映画館(字幕)] 8点(2018-12-11 22:33:22)
7.独りの男、ロックスターの生きざまを見た。
彼らの独創性、絆の深さに心揺さぶられる。
クイーンのファンではなかったが、彼らの音楽をこれから堪能したい。
tonaoさん [映画館(字幕)] 8点(2018-12-08 19:49:28)(良:1票)
6.《ネタバレ》 フレディ・マーキュリーという人物が、なぜあそこまでロックスターたりえたのかが良くわかる作品でした。

人種、宗教、セクシャリティ、そして音楽業界の中での存在・・・そのすべてがマイノリティであった彼だからこそ、我々が縛られているすべてのしがらみから脱却し、なりたい自分である「フレディ・マーキュリー」という存在にまで到達できたのだなと痛感しました。
 そして、その彼の周りに、ロック界では異端児とも言えるメンバーが集まり「クイーン」というバンドが生まれたこともまた「フレディ・マーキュリー」という稀代のロックアイコンを生み出した奇跡であったのだなと感じました。


あとは、クイーンファンにはたまらない小ネタもふんだんにもりこまれているのも良かったです。
TMさん [映画館(字幕)] 8点(2018-12-04 00:06:11)(良:1票)
5.《ネタバレ》 クイーンというバンドは知りません。
洋楽好きでもありません。
評価が高いので見に行きました。

前半は作品ができた秘話って感じで面白かったのですが
後半はホモ映画?、ってことがポイントを下げています。
ファンだったらもっと楽しめるんだろうと思います。

P.S. その後、ネットで当映画の解説を読んだり、
音楽を聴いているうちに、はまってきた。
そこで、+1点しました。
ビアンキさん [映画館(字幕)] 8点(2018-11-25 21:50:02)
4.《ネタバレ》 これは、天才アーティストを描く伝記で、音楽史で、ライブコンサートで
一人のマイノリティーの愛の物語だ。

伝説的パフォーマーの半生を描く場合、普通ならパフォーマンスシーンをどう誤魔化し
どう観客をドラマに集中させるかに苦心するが...この映画のは違っていた。

それは、フレディ・マーキュリーを現代に召喚し最高のパフォーマンスをさせること!
それは奇跡的なレベルで成功している。

蘇った伝説のバンドQueenは、神のような輝きを放って音楽を奏で、名曲創造の秘密を披露する。
さらに時を越えて・・LIVE AIDの会場へと私たちを誘いう・・・
そこで、私たちは足をふみ鳴らすのだ!
人生の炎を燃やし尽くすフレディ最後のパフォーマンスの“参加者”として。

輝きと、死と、音楽に感動する2時間15分間だった。
噂では全6曲ノーカットのLIVE AIDロングバージョンが存在するらしい... それにも期待したい。
墨石亜乱さん [映画館(字幕)] 8点(2018-11-17 15:03:21)(良:1票)
3.《ネタバレ》 いわゆる洋楽オンチです。
クイーン・・・???です
が、出てくる曲、曲・・・耳にしたことがあるものばかり。

例の”足踏み”が始まったときは、こちらも自然と足踏みしてしまいましたし、
(地方のシンプルな映画館です IMAXうんぬんじゃありません^^;)
背景を知った上での「ママー・・・」の演奏シーンはホント泣けました。

難点は、ストーリー自体が起伏にやや欠けたこと。
ただ、これは実話ベースだから仕方ないでしょう。

圧巻のライブエイドで即終了となる潔さも◯
最近は「伝説(レジェンド)」のフレーズが安売りされていますが、
真の「伝説」というのがよくわかりました。
そしてフレディ・マーキュリー・・・その個性に魅了されました。
まずはCD買います・・・
午の若丸さん [映画館(字幕)] 8点(2018-11-17 11:19:30)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 129人
平均点数 7.40点
000.00%
100.00%
210.78%
321.55%
421.55%
586.20%
62418.60%
73023.26%
82217.05%
93124.03%
1096.98%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.54点 Review11人
2 ストーリー評価 5.73点 Review15人
3 鑑賞後の後味 8.06点 Review15人
4 音楽評価 9.65点 Review20人
5 感泣評価 7.72点 Review11人
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【アカデミー賞 情報】

2018年 91回
作品賞 候補(ノミネート) 
主演男優賞ラミ・マレック受賞 
音響効果賞 受賞 
編集賞ジョン・オットマン受賞 
録音賞ポール・マッシー[録音]受賞 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2018年 76回
作品賞(ドラマ部門) 受賞 
主演男優賞(ドラマ部門)ラミ・マレック受賞 

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