白と黒のナイフのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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白と黒のナイフ

[シロトクロノナイフ]
Jagged Edge
1985年上映時間:109分
平均点:7.04 / 10(Review 45人) (点数分布表示)
公開開始日(1986-01-25)
ドラマサスペンス法廷ものロマンス
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2022-01-05)【Olias】さん
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監督リチャード・マーカンド
助監督アラン・B・カーティス(第二助監督)
キャストグレン・クローズ(女優)テディ・バーンズ
ジェフ・ブリッジス(男優)ジャック・フォレスター
ピーター・コヨーテ(男優)トーマス・クラズニー地方検事
ロバート・ロジア(男優)サム・ランサム
ジョン・デナー(男優)キャリガン判事
ランス・ヘンリクセン(男優)フランク・マーティン
カレン・オースティン〔1955年生〕(女優)ジュリー・ジェンセン
ジェームズ・カレン(男優)アンドリュー・ハーデスティ
リー・テイラー=ヤング(女優)ヴァージニア・ハウエル
ウィリアム・アレン・ヤング(男優)グレッグ・アーノルド
マイケル・ドーン(男優)ダン・ヒスラン
津嘉山正種ジャック・フォレスター(日本語吹き替え版)
小川真司〔声優・男優〕トーマス・クラズニー地方検事(日本語吹き替え版)
大塚周夫サム・ランサム(日本語吹き替え版)
田村錦人キャリガン判事(日本語吹き替え版)
千田光男フランク・マーティン(日本語吹き替え版)
藤田淑子ジュリー・ジェンセン(日本語吹き替え版)
筈見純アンドリュー・ハーデスティ(日本語吹き替え版)
沢田敏子ヴァージニア・ハウエル(日本語吹き替え版)
福田信昭グレッグ・アーノルド(日本語吹き替え版)
山野史人(日本語吹き替え版)
有本欽隆(日本語吹き替え版)
村松康雄(日本語吹き替え版)
秋元羊介(日本語吹き替え版)
塚田正昭(日本語吹き替え版)
池田勝(日本語吹き替え版)
幸田直子(日本語吹き替え版)
屋良有作(日本語吹き替え版)
牛山茂(日本語吹き替え版)
竹口安芸子(日本語吹き替え版)
さとうあい(日本語吹き替え版)
脚本ジョー・エスターハス
音楽ジョン・バリー〔音楽〕
撮影マシュー・F・レオネッティ
ジョン・R・レオネッティ(カメラマン助手)
製作ドン・カーモディ(製作補[ノンクレジット])
マーティン・ランソホフ
コロムビア・ピクチャーズ
配給コロムビア・ピクチャーズ
美術ジーン・キャラハン〔美術〕(プロダクション・デザイン)
ジェリー・ワンダーリッヒ(セット装飾)
衣装アン・ロス〔衣装〕
編集コンラッド・バフ
ウィリアム・ゴールデンバーグ(編集見習い)
字幕翻訳戸田奈津子
その他ジョン・バリー〔音楽〕(指揮)
リン・スタルマスター(キャスティング)
あらすじ
 高級別荘で突如起こった惨劇。被害者は、その別荘の持ち主の夫婦とメイド。妻とメイドは助からなかったが、夫は一命をとりとめる。しかし、今度はその夫に妻殺しの容疑がかけられる。夫は無実を証明するため、元検事で、現在はやり手の女弁護士であるテディ・バーンズに弁護を依頼する。刑事事件からは足を洗ったテディであったが、悩んだ挙句、ジャック・フォレスターの弁護を引き受けることに。条件は「嘘をつかないこと。」テディはジャックの無実を証明することができるのか・・・?
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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9.《ネタバレ》 “Jagged Edge”『先端がギザギザの(刃)』事件の凶器、狩猟用のナイフの特徴を表現する言葉であり、評決を左右する重要な証拠品になりました。ランボーのナイフとか一般的にギザギザは刃の根元の方にあると思うんですが、このナイフは刃の先にギザギザがある、一度見たら忘れないレアなスタイルをしているんですね。そこを犯人は、ロッカーを使って効果的に利用しています。
邦題は法廷&サスペンスものらしい、ミステリアスな雰囲気があって、とても“伝わるタイトル”だと思います。
ぼんやりとデ・パルマの作品だと思っていましたが、『ジェダイの復讐』のマーカンド監督の作品でした。名前だけの監督かと思いきや、『針の目』の監督とのことで、ミステリに男女の愛憎模様を絡めるのがとても上手い監督だったと見受けられます。以降の活躍が無いと思ったら'87年に若くして亡くなっていたんですね。残念です。



ネタバレ・レビューですが、この事件を逆算すると、ジャックは新聞王の孫娘の婿という立場で、どうやって財を独り占めするか。そのために邪魔な夫人を殺し、如何に自分を冤罪に見せ、優秀な弁護士に冤罪を証明させ、無罪を勝ち取るか。少なくとも24か月前のから実行に移された計画殺人です。
一番最初に出てくる主要人物がクラズニー検事で、彼はテディが検事補時代に、スタイルス事件の冤罪の証拠を掴んでいたのに、もみ消しています。新聞社の編集長ジャックはその情報も、テディがその件で検察官から弁護士になり刑事事件を降りたという情報も掴んでいたんでしょう。
ジャックは、クラズニーの上院出馬の野心と、クラズニーに批判的な新聞社への不満から、必ず自分を有罪に持ち込もうとすることと、テディが冤罪の証拠を掴んだら、クラズニーとの確執から、自分を無罪に持っていくことも計算ずくで、テディに弁護させるようハーデスティを誘導してます。更に自分に恋愛感情を抱くよう、弱さ、強さ、魅力を最大限見せてテディを誘導しています。

ジャックは、24か月前から半年間、計画的に愛人アイリーンを作って捨てて、18か月前に計画的にジュリー(近隣住人)を襲い、血で“BITCH”の文字を残します。6か月前にバージニア(妻の親友)のラブレターを故意に夫人に観せ、“誠実に生まれ変わった夫”を演じ、ジュリーと同じ手口で夫人を襲って殺害します。
夫人と不倫していたスレイド。彼の女性をののしる口癖が「BITCH!」で、駐車場でテディを待ち伏せして以降、行方不明になっています。ジャックにまんまと利用されたスレイドは、夫人殺しの真犯人として指名手配されましたが、恐らくジャックに殺されてるんでしょう。
“t”の字が跳ね上がったコロナ製タイプライター。敢えてテディに見つかる場所に置いて、自分が真犯人だと気付かせます。仕上げとして、スレイドの犯行に見せかけて、テディを殺害する。スタイルス事件で、何も出来ずに検察から逃げたような女なので、信じた男に裏切られる絶望を与えれば、再告発せずに死を受け入れるだろう…と、ここまでがジャックの計画です。残忍で手が込んでます。

夜まで待って、電話で冷静に「愛してる」と、恋人を演じ続けるジャックが怖い。テディを襲う時も一切無言。ここでもし、ジャックが“犯行のネタバレ”をしていたら、普通の法廷サスペンスの良作で終わっていたでしょう。けど法廷の中で“犯行のネタバレ”は大方済ませてます。
テディは自分を利用したジャックを撃つ。最初の2発で動きを止めるのに成功したけど、無言でもう2発撃って、確実に殺すことを選んでます。この2回の銃撃の“僅かな間”が、彼女の心情、“利用された屈辱”と“愛憎”を感じさせます。
この時テディも冷静だったんです。ジャックが自分を殺しに来るのをわかって、サムが警察を呼んだりしないよう、意味深なメッセージに留めています。万に一つ、ジャックが「顔を見せて」いたら、テディは殺せなかったかもしれません。でも4発撃ち、弾倉には1発残しています。冷静なんです。とどめ用の1発かもしれないし、自殺用かもしれない。撃ち終わった後、『コトッ』って銃を置く音で(音だけで)、ジャックは息絶え、テディは自殺もしないことを伝えてます。サムの「クソ男だ、忘れろ」が、テディを救ってますね。
法廷サスペンスとしても充分に面白いですが、この時代らしい、強い女の愛憎劇として、もう一段上を行く作品です。
邦題の『白と黒のナイフ』ですが、最後の戦いの場面の2人の姿を表しているように思えます。全身黒装束のジャックと、白いナイトガウンのテディ。弱い女が一方的に被害者になる時代から、男に対し反撃する時代に。男だけでなく、女もナイフになるんだよ。って、そんな意味に思えました。
K&Kさん [地上波(吹替)] 8点(2025-02-02 13:36:43)
8.《ネタバレ》 非常に面白かった。
実は数年ぶりに見たので、ほぼオチも知っている状態だったけれど、それでも面白い。
まあ楽しめる。
あの男は好かぬ。
それとは別にサムはいい。
ゴシックヘッドさん [DVD(字幕)] 8点(2010-12-29 04:18:36)
7.裁判とは、決して正しい判決などありえないという事を再認識させられました。
白い男さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2008-12-19 22:03:59)
6.この映画は、「羊たちの沈黙」以後のサイコ・サスペンスものを観た経験のある人には、あまり新味がないかもしれません。中学生のころ劇場で観たときは、ちょっとした衝撃作でした。オチよりも、殺害方法とか犯人のメンタリティとかがね。点数は、当時だったらこの点数をつけられました、という意味合い。
山の木屑さん [映画館(字幕)] 8点(2006-03-17 15:04:29)
5.《ネタバレ》 『情婦』系統のどんでん返しサスペンス映画の金字塔。凄すぎてこれ以上のレヴューがかけません!ご了承ください!!
ピルグリムさん 8点(2004-06-14 22:10:08)
4.《ネタバレ》 法廷での検察と弁護側の戦いを期待してたけど、ちょっと違いましたか・・。でもそこはそれ、上級のサスペンス。張り詰める緊張感が良い。「氷の微笑」って、この作品を元ネタにしてるんだろうか?と思うほど似てる。でもこっちの方が全然スリルあるよ(一文字ずれたタイプライターとか)。「やっぱりそうだったのか・・・・」ってがっかりする方も多いようですが、僕は最後の最後まで疑っていたので「それ見ろ、やっぱりお前じゃないか!」って感じでした。
C・C・バクスターさん 8点(2004-06-12 16:33:10)
3.安心している時に潜む「ドンデン返し」。緩和から突如、緊張を要するシーン。この映画の終盤の、何と「サスペンス」っぽい事か!やられた!
aksweetさん 8点(2003-06-03 19:59:21)
2.J・ブリッジスは果たして味方なのか、或いは犯人そのものなのかという一点に集中し、ドラマを二転三転させサスペンスを盛り上げていく、R・マーカンド監督の力量を示した秀作。とりわけ結果的に観客を騙す事となる法廷シーンの緊迫感や、小道具の引用の仕方などは強烈なインパクトを残す。G・クローズを助けるR・ロジアの地味だが渋みのある演技が際立っていた。
ドラえもんさん 8点(2002-04-08 17:59:21)
1.サスペンス物として、最高のデキと思います。ラストのどんでん返しも想像がつかなかった。楽しめました。
ポンコさん 8点(2001-11-04 17:30:42)
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【点数情報】

Review人数 45人
平均点数 7.04点
000.00%
112.22%
200.00%
300.00%
412.22%
536.67%
61022.22%
71328.89%
8920.00%
9613.33%
1024.44%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.66点 Review3人
2 ストーリー評価 8.33点 Review3人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review3人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人
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【アカデミー賞 情報】

1985年 58回
助演男優賞ロバート・ロジア候補(ノミネート) 

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