神に選ばれし無敵の男のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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神に選ばれし無敵の男

[カミニエラバレシムテキノオトコ]
Invincible
(UNBESIEGBAR)
2001年上映時間:130分
平均点:4.10 / 10(Review 10人) (点数分布表示)
公開開始日(2003-05-24)
ドラマ
新規登録(2003-08-24)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2005-12-11)【マーク・ハント】さん
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監督ヴェルナー・ヘルツォーク
キャストティム・ロス(男優)ハヌッセン
ウド・キア(男優)ヘルドルフ伯爵
脚本ヴェルナー・ヘルツォーク
E・マックス・フライ
音楽ハンス・ジマー
クラウス・バデルト
製作ジェームズ・ミッチェル[製作]
ヴェルナー・ヘルツォーク
配給東北新社
あらすじ
1932年、ドイツ・ベルリン、〝神秘の館〟。ポーランドで鍛冶屋を営んでいた心優しきユダヤ人のジシェは並外れた怪力を買われショーマンとして雇われる。そしてナチス台頭下、ヒトラーの〝千里眼〟として霊媒的な力を発揮する雇い主のハヌッセン。二人が夜毎繰り広げるショーは絶賛された。だがそこで数々のものを目にしたジシェは・・・。またハヌッセンには・・・。 時代に翻弄された二人の男の真実の物語。
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2.とりあえず、ヘルツォークの新しい作品が観られる、という事に関してだけでも感謝しちゃう(何となくだけど)。どうせ、いわゆる「出来のいい」映画なんて期待してないし、もうお好きにしてチョーダイ、お好きに観ますから、ってな感じ。しかしヘルツォーク作品という事を意識し過ぎると、やや肩すかしかも。本作では「人間と自然の対立」という構図は希薄ですからね。確かに、主人公の筋肉ムキムキ男(実にエエ体しとるのう)の朴訥とした姿からは、何か「続 カスパー・ハウザーの謎」と呼びたくなる雰囲気も無くは無いんですけどね。如何せん、ユダヤ人という背景を持った彼、もはや、カスパーのごとき完全な自然児ではあり得ない。そうであるにはあまりにも背負うものが大き過ぎるから。冒頭、主人公と弟は村人にからかわれ、排斥される。が、カスパーとの違いは、彼の持つ怪力によって人々の中に溶け込んでいく点(ところで、この朴訥とした兄と理知的な弟の関係、これはバカボンとハジメちゃんの関係をも彷佛とさせます。赤塚不二夫の影響がこんなところにまで及んでいるとは。笑)。しかし結局はナチスとユダヤ、という壁が立ちはだかり、これを彼は超えることができない。両者の間に彷徨うハヌッセンの不思議な存在感。そして皆、歴史の狭間にひっそりと消えていく。この映画のラストはスゴイ。当時の政情の不気味な雲行きを暗示するような、いたたまれぬ程の不安。見事なラストに、ゾクッとしました。ところで本作で聴くベートーベンのピアノ協奏曲第三番、実際よりイイ曲に聴こえますなあ(←コラコラ、何ちゅうことを)。
鱗歌さん 8点(2004-11-06 00:59:25)
1.かなり地味な作品のわりには混んでました。ティム・ロスのいかにもなうさん臭さや、プロのヘラクレスとピアニストを起用したキャストは良かったんじゃないでしょうか。ユダヤの救世主となるべく神が選んだ男は結局ごく普通の人生で夭逝しちゃうのね。ラストがはぁーって感じでしたが意外と面白かったな。
mimiさん 8点(2003-07-14 11:51:57)
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【点数情報】

Review人数 10人
平均点数 4.10点
000.00%
100.00%
2440.00%
3220.00%
4110.00%
500.00%
600.00%
7110.00%
8220.00%
900.00%
1000.00%

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