3.《ネタバレ》 上映当時はめちゃくちゃ話題になっていたんで隠れた名作と呼ぶのはちょっと違うかな。
なんせDVD化されてないんで、上映当時以来の鑑賞でした。
そう子供心にもこりゃすごいと思ってたんですがやっぱ大人の目から見てもすごいセンス。
挿入歌が大瀧詠一、細野晴臣、風呂場のマーティンデニーっぽい音楽、たまとこんな原作者の趣味丸出し世界やのに、国民的アニメの称号をほしいままにしてしまったこの時のさくらももこは敵なしですね。ストーリーも仔馬の歌と絵描きのおねぇさんとの出会い、別れがうまい具合にリンクしていてほんとよくできている。
絵描きのおねぇさん、さくらももこの自己投影がかなりなされてるのがひしひしと伝わります。
小作品なのに出会いと別れ、大げさかもしれないけど運命が丁寧に描かれています。
ラストの「大好き」って歌が流れた時なぜかすごく切なくなってしまいました。
権利の問題とかあるのはわかりますがこれが埋もれてしまうのは惜しい。