2.テーマは、運命を変える人達との出会いと別れ。将来に対して迷いのある中高生、人生になにか忘れてきたものがあるんじゃないかと思っている中高年、これらの人に是非観てもらいたい映画。前者は、「失敗してもやりたいことをやろうよ、やり直しはいつでもできるんだから」と背中を押されるはずだし、後者は、「二度と帰らない青春の日々、自分はやりたいことをしてきたのかなぁ」という甘い感傷に浸らせてくれる作品です。本木雅弘の存在感なくして、この映画は成り立たなかっただろうし、吉岡秀隆の歌うラストソングも、まさにこの映画のためにあるような歌。「闇の中、君の言葉を信じて生きてきたさ。もう後戻りもできない、この道が続く限り僕は…」いい歌です。