13.《ネタバレ》 メグ・ライアン主演で自らも製作に名前連ねているラブコメの佳作。
いつものメグ主演のアメリカン・ラブコメとは趣が異なる、
異国でのラブストーリーと色んな追いかけっこがあるちょっとしたドタバタ・イン・パリも楽しい。
前半のメグはご機嫌ななめで大声を張り上げるシーンも多く、今ひとつかな?とも思ったのですが、
それだけにケヴィン・クラインと恋に落ちる後半のメグが余計に可愛く感じられます。
フランスからはジャン・レノとフランソワ・クリュゼが登場。2人ともいい味を出しています。
ケヴィン・クラインの役もフランス人俳優でも良かったのでは?という思いもあるのですが、
(例えばクラインの役がジャン・レノだったらどんな感じになっていたかな?)
本作のケヴィン・クライン、ちょび髭をはやし、コミカルで怪しげな風貌ですがそれでいて男の魅力も十分醸し出す。
やはり巧いしいい俳優だなと思います。
前半の早い段階で主要登場人物が顔を揃えた時点で大方のストーリーは誰にでも分かるお話ですが、ラブコメはこれでいい。
最終的に誰と誰が恋に落ちてどんなハッピーエンドになるか。
見る者の期待通りのハッピーエンドに至るまでを安心して気分良くストーリーが楽しめて、ヒロインが魅力的ならばそれで十分であると思わされる作品です。