2.《ネタバレ》 こんなに評価が低いとは驚きました。
実はうちで観て「へー何だ焼き増しみたいに忠実だな」と、
あまり良い作品とは思わなかったのですが、
特典映像を見てしまい「これの観る場所が違う」と、
シアタールームに移動し大画面でまた見たのです。
「未知との遭遇」でも活躍した近所のシアタールームです。
感覚的には「スパイダーマン」と似ていましたが、
向こうが斜め上から飛び降りるのに対して、
こちらは回転しながら飛び回り交差する。
まあ高得点のほとんどがそれなんですが(苦笑)
この回転しながら飛ぶというのは、
ハーネスを使いどんなに回転してもワイヤーが絡まないように、
工夫されているのだそうです。
さらにトランポリンを使っています。
飛ぶ演技が俳優がやっているのは嬉しいです。
「あずみ」を観た(ワイヤー見えてるし!)翌日でしたので、
さらに見ほれてしまいました。(単純
物語はほとんど原作に忠実でして、でも最近のSFXに慣れたのと
同じ俳優(フック役)が出ていたので「ハリーポッター」
と似た感じがしてしまいました。
音楽や効果音も派手で感動してしまいました。
どこに?というと、この映画って実は男の人がわかる映画なんじゃないかって。
大半の女性の方が早熟で、大人になることに夢を持っています。
夢のひとつは素敵な男性と一緒になること。
ところが大半の男性は大人にはなりたくはない。
これは永遠に続いていく男女のズレであり、
女性は母性を持ち男性を許せるのです。
そしてまた、父への慕情というテーマもあるのですが。
難しい普遍的なテーマですね。少年の心を持ち大人の分別や力で守る・・
それをウェンディは何度かピーターにぶつけます。
この激しさや現実を問う哀しさは、アニメにはあったでしょうか?
近いといえば、アニメ版の「ピーターパン2」の方です。
あと、アニメのピーターパンはかわいくはなかったけど、
この映画のピーターも私はあまり・・
でも似てると思います。美化はされているけど、なんというか
コドモ特有の無邪気な嫌味さや悪気のなさ。
どうもきれいすぎる子供は苦手なので人物に好感はなかったけれど、
不思議とアニメより共感できたのは現実を突きつけられていたからかも。
でもファンタジーですので後味はよいですよ。