6.「歴史を知らない者は永遠に幼児である」教育の素晴らしさと難しさ。単なる感動作ではなく、ちょっと後味が悪い所が、単なる学園ドラマとは一線を画している。鏡に映る自分を直視した時何を思うか?「未熟な者は成長し 無知な者は学び 酔いは醒める だが愚か者は 永遠に愚かである」 |
5.《ネタバレ》 よくある学園ドラマと思ったが、いい意味で裏切ってくれた。不正を告白されても先生に子供を預けるマーティンブライス。一方のベルはいつか自分を真正面から見つめなければならない時が来る。きっとそれは不正という形だろう。自分に巡ってきた試練にどう応えるか。他人のせいにせず乗り越えられるか。大事な事を教えてもらった。 【オニール大佐】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-11-03 00:19:35) |
4.昔習った英語の先生(アイリッシュ系アメリカ人)が「ケビン・クラインの映画は裏切らない」と言っていました。確かに「なぜこんな名優がこんな台詞を?」と思う作品ってありますよね。いい役者は脚本を見る目が肥えているということなのでしょう。 【showrio】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2006-10-05 14:46:58) |
3.《ネタバレ》 期待していた生徒には裏切られ、目をかけていた後輩には要領の良さで先を越される。教師人生でいえばハンダート先生は敗北者なのかもしれない。それでも、彼の貫く教師としての信念や精神は、教え子たちの心の中にきっと刻み込まれて伝わっているのだろう。一筋の希望を見出したラストが良かった。 【ライヒマン】さん 8点(2004-09-01 17:39:04) |
2.《ネタバレ》 何も知らずに見たら、これって先生を失望させたビルはブッシュ二世そのもののようです。お金持ちの上院議員の息子で、勉強したのは一時だけ、あとはCやDを連ねても親のコネで名門エール大学に入学、在学中の名誉を挽回するとイベントを計画し、先生や同級生を集めておいて選挙に出る宣伝に利用する。先生の期待と温情も空しく年月を経ても「愚か者は一生愚か者」。口で美辞麗句を連ねても裏でどんな手段でも成功すればいいのだと言ってはばからず、こんな人物が国や世界を左右するようになったらどんなにか恐ろしいかと言っている。父親の嘘を知った幼い息子の将来は父との葛藤の再現を想像させる。教師として絶望しそうになった先生を救ったのは他の真面目な生徒達の先生への思いだった。この師弟愛のラストがあるので「陽のあたる教室」と同じような感動がある。先生のケビン・クラインがとてもよかった。アメリカ映画だが全寮制の学校が舞台なので、イギリス映画のような雰囲気がある。<追記>立派な大統領(役)が二人も出ているのがまた皮肉っぽくて、、 【キリコ】さん 8点(2004-05-24 21:03:41) |
1.こういう映画を、ちゃんと作れるところがアメリカ映画の強さ。学園ドラマなんだけど、教え子に25年の歳月を経て、二度も裏切られるという苦い現実を突きつけながらも、希望の兆しを、爽やかに描いている所に、とても好感を持てた。「まっとう」な映画です。 ケビン・クラインの的確な演技も頼もしい。そして、この映画、根底には、やはりジョン・フォードの「長い灰色の線」が息づいてると思った。 【ひろみつ】さん 8点(2004-04-16 21:47:22) (良:1票) |