38.《ネタバレ》 以前、放送を録画していたので、やっと観た。マックイーンとホフマンの鬼気迫る演技が光ります。 お話はシンドイ内容です。中学生の頃の記憶では、ギロチンのシーンと原住民の罠で串刺しのシーンが トラウマで、二度と観ないつもりでしたが、もうオヤジなので大丈夫です。 独房で耐えるシーンも長くてツライものが・・。毎日誰かが死んでいく過酷な刑務所、恐ろしいい。 死に掛かっても諦めずに脱走を計る精神力に圧倒される映画でした。 ところで、マックイーンは逃げる際に、看守や警官に結構な重症負わせています。斧が刺さった人は 助かったのか心配です。となれば、パピヨン達は捕まったら、公開ギロチン刑のはずなのに、はて? 実話とかの情報もある原作ですが、無実の罪からの美談には、引っかかるものがあります。 脚本で面白くしようとしてやり過ぎたのかなあ? その点だけはマイナスですねえ。 しかし、同性愛者はこんな昔もシッカリ居たのですねえ。いろいろあって、家族と見るのは無理な内容。 名作なのは認めますが、好きな映画かというと微妙でした。 【グルコサミンS】さん [地上波(字幕)] 8点(2017-04-11 19:01:40) |
37.《ネタバレ》 やや冗長なシーン部分はあるものの、主演2人が画面にいるだけで惹きつけられる演技、手に汗握るストーリー、南国と監獄の対比による美しい映像。最近の映画はキレイすぎるなと残念に思うくらい、粗いながら熱く力強い傑作です。 【カワウソの聞耳】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2016-10-26 21:12:38) |
36.《ネタバレ》 マックイーンのタフさに尽きる映画です。精神的にもタフなら、肉体的にもタフ。やせ衰え歯も抜け落ちたヨボヨボの爺になっても失わない眼光の鋭さは精神的なタフさに裏打ちされたもの。実際のパピヨンは集団脱走を手伝ったご褒美でついでに脱走に加えてもらうような、末端の末端が良く似合う人物だったようです。そういう脇役的な人物だからこそ、実際に会い、見聞きしたタフな囚人の話をミックスして理想のパピヨン像を作り上げたんでしょうね。年月を経ても色あせない名画です。 【kirie】さん [DVD(字幕)] 8点(2015-02-09 19:12:50) |
35.テーマ曲とともに忘れることができない名作です。 【cogito】さん [映画館(字幕)] 8点(2014-08-02 18:59:08) |
34.若い頃見たときはあまりの壮絶さに声も出なかった想いがある。その後脱獄囚自身の自叙伝に基づく映画ということを知り、そのリアルさがただならないことを思い知った。 この映画は男同士の真の友情を描いたものであり、不撓不屈の男のドラマでもある。しかしよくよく考えてみれば、刑務所というものがいかにむごたらしいものであったか、何故に人権が全く存在しえなかったのかという社会派ドラマでもある。DVDで改めて見て、マックィーンとダスティン・ホフマンの演技力に脱帽。 【ESPERANZA】さん [映画館(字幕)] 8点(2011-12-29 22:29:05) |
33.《ネタバレ》 この映画もそうだけど脱獄ものって大抵高評価ですね。自由を求め、そして掴む主人公の姿に憧れを感じるからかな。 【のははすひ】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-05-03 17:44:35) |
32.《ネタバレ》 パピヨンとドガの男と男の友情、生きるために自由を求めて逃げる二人、しかし、何度逃げてもどこへ逃げても必ず邪魔が入る。自由を手に入れることの厳しさ、この世に自由なんて本当に存在するのか?と見ていて思わずにはいられなくなるほどこの映画はとにかく全てが重苦しさで充満している。独房でのパピヨン(スティーブ・マックイーン)がとにかく恐いし、凄い。何が何でもドガ(ダスティン・ホフマン)からの差し入れを貰ったことを話さなかったパピヨンが食事を半分にされようが絶対に口を割らない。友達のためなら、また自由を手に入れるためならどんな辛さも絶えてみせるという男の中の男ぶりに同じ男として私にはとても真似は出来ないものを感じさせる凄さ、見ていてとにかく楽しいとか面白いとかそういう感覚よりも人間ってどこまで我慢出来るものなのか?というものをこの映画を観ると思わずにはいられない。人は目的のためならどんな苦しみだって耐えてみせる。例え食事を与えられなかろうが殺されかけようがそれでも絶対に諦めない。物事、諦めたらそれで終わりであるというものをこの映画は私達に教えてくれている。諦めなければ必ず報われる。若い裸の女性とも出会える。えっ?それは違うって?でもきっとそういう希望みたいなもの、かすかな夢、望みを持って生きていくことがどれだけ素晴らしいことかと思わずにはいられなくなるし、ラスト、海に飛び込んで本当の自由を手に入れてみせたパピヨンの「俺は生きてるぞ!くそったれ!」て台詞を聞きながら見ているドガ、この二人の対照的な二人の演技がもたらす男の人間臭さいっぱいの映画である。 【青観】さん [映画館(字幕)] 8点(2011-04-08 21:38:28) (良:2票) |
31.《ネタバレ》 なんといっても独房シーンのインパクトが凄まじい。それはまさに籠に入れられた蝶のようで、心身とも衰弱していくが、それでも生きることに執着する様子は怖く感じて直視するのが難しいほどだった。 ラストは独房で夢想した「人生を無駄に過ごすことは有罪」の通りパピヨンは真の自由を求めて死をも恐れず大海原へ羽ばたき、反対にドガは平凡な生き方を選んだ。どちらが正しいかは分からないが生き方について考えさせられる。 あの音楽が気に入っていて、聞くと蝶を採るところとラストの流されるところが目に浮かぶ。 【さわき】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2011-02-27 01:36:39) |
30.「ゲッタウェイ」「パピヨン」「タワーリングインフェルノ」と出演作の続いたこの頃のマックィーンは実に渋くていい男です。公開直前に少年誌に読み切り漫画が掲載されて、それを読んで大変興味を抱いたのを覚えています。公開時の本作のキャンペーンはなかなか巧みで、大ヒット間違いなしを予感させるものでした。そして作品は、期待を裏切らない素晴らしいものでした。「流刑」の過酷な描写、切ない音楽に、二人の名優の競演と、実に見応えがあります。思い出深い作品です。 【ジャッカルの目】さん [映画館(字幕)] 8点(2011-01-30 02:49:25) |
29.脱獄モノといえば、「大脱走」や「アルカトラズ」などのように看守の目をいかに欺き脱獄を成功させるか、という所に映画としての面白さがあるのだと思う。しかし、本作は脱獄の過程に関しては意外なほど時間がかけられていない。 その代わりに、夢に出てきた「人生を無駄に生きてきた罪」と「自由」に対するパピヨンの強い意志が一貫して描かれ続ける。全編にみなぎるパピヨンの衰える事のない強い意志と演じるマックイーンが凄い。さらにダスティン・ホフマンという俳優の凄さも改めて感じさせられました。 ラストは絶海の孤島で平穏だが無駄に生きていく決心をしたかのようなドガの姿とは対照的にパピヨンは荒海の中へ飛び出していく。パピヨンの自由への思いと無駄には生きないという意志が最後まで伝わってくると共に波の彼方に遠ざかるパピヨンを見送るドガの表情が印象に残る。 後半に分かり辛かった所(島民と過ごす時間とその後の展開)もありましたが長尺にも関わらず最後まで惹きつけられました。久々に骨太で力強い映画を観ました。 【とらや】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-10-10 16:25:13) (良:3票) |
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28.《ネタバレ》 ■ずしんと重い映画。大半の脱獄ものはなんだかんだで囚人役の主人公が元気そうなのだが、本作はマックィーンがすばらしくやつれている。あそこまで体がぼろぼろになって、あくまでも逃げようとする執念がすごい。あそこまで独房をきちんと描いた作品はそうはないだろう。 ■ただ、逃げ出すところは本作の描きたいところではないのだろうが、あまりにもあっさりと逃げられすぎでしょう。ちょっと欄干の下を這って進めば出られたり。あの島には監視すらいないし。逃げてからのシーンの方がはるかに長い。 ■それと、マックィーンは無実の罪で投獄されたのかも知れんが、逃げる途中で人(追手)を殺していたような・・・・・・ ■だが、まさかシスターに裏切られるとは。ショック。油断大敵。 【θ】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-02-22 00:32:03) |
27.《ネタバレ》 何度も観たい映画ではない。しかし、マックィーンの映画の中でも、一際印象に残っている作品がこれだ。独房の中で見る夢のシーン(「人生を無駄に過ごした罪」と「ユーアーデッド!」)が強烈。中盤、せっかく脱獄に成功し、原住民の人たちと平和に暮らしていたのに、まさか神の使いに裏切られるとは!実はあそこがいちばんショックだった。人は見かけや職業では測れないということか。「誘惑にどれだけ負けないかでその人の価値が決まる」というような意味のことをダスティン・ホフマンが言っていたが、確かにその通りかも。そして、ただひたすら脱獄というひとつの行為に人生の全てを賭けるパピヨン=マックィーンに、「バカだなぁ、いい加減諦めろよ」と思いつつも、羨望の眼差しで見てしまう我々=D・ホフマンがいるのだ。 【フライボーイ】さん [DVD(吹替)] 8点(2009-10-14 21:54:58) |
26.執拗なまでに自由を求めるマックイーンの狂気じみた姿が心を打つ。「大脱走」しかり、彼はこういうキャラ設定がとても似合う。 【おまいつ】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-10-29 18:10:41) |
25.S.マックイーン主演で脱獄物と言えば、名作『大脱走』なのですが、ヒーロー然としていたそちらとは異なり、今作ではカッコよさとは別方向の強いインパクトがあります。怠惰な日々を過ごすのは罪という内なる声に呼応するように、端から見たら相当な無茶を犯しつつ自由を求めます。逃亡が思わぬ形で終了して打ちひしがれても、白髪のおじいさんになっても、遠くへは行けないけど一定区域内での自由なら許すよと誘惑されても、無限の自由にチャレンジし続けます。目の前の利益を捨てて大きな博打に打って出られる人間に凡人は憧れてしまうのです。 【次郎丸三郎】さん [DVD(吹替)] 8点(2008-08-25 21:23:53) |
24.《ネタバレ》 ブー鳥に男(イヤ、漢か?)とは何たるかを教えてくれた作品。 海に飛び込むパピヨンが“かっこいい”でも“セクシー”でもまして”かわいい”でもなく“タフ”こそが男にとって一番のほめ言葉だとそう語っている(気がした) 以来パピヨンはブー鳥があこがれる男オールタイムベスト1です。 が、再見したら長かった。。。 もう少しうまくまとめられないもんなんだろうか??? 男の人になりかけの男の子(高校生くらい?)にハゲメンド(激しくリコメンド)人生のバイブルとなりうる一本かと。 【ブー鳥】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2006-12-26 00:19:59) |
23.話の重厚さは想像していたけれど、無駄を一切省いたような映像や音楽がすごく綺麗で驚いた。久々に腰を据えて見られる映画に出会えたと思う。マックイーンはアクション映画でしか見たことがなかったけど、この映画での演技はいつも以上に魅力的だったと思う。 【5454】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-11-05 00:49:18) |
22.求めるものはフリーダム。テーマは脱獄なので、あの大脱走とは一体“何が違うのだろう、どう違っているのだろう”、ってずっと不思議に思っていました。しかしやっと自分の中でその謎解けた 大脱走が言葉簡単に申して爽快娯楽アクションだったとするならば、コチラは蛇念執念、精神的な七転び八起きアクションだったのですね うーん納得しました。とにかくこのマックイーンは凄い。老いぼれてしまってからのマックイーンの執念がさらに凄い。そしてラストシーンがまた素晴らしかったと思うよ。なんか賞をあげたい (とは言っても今後また二度目を観たいかといったらそうではない、全編的にまた観直したいとはとても思えない ずしっと重かったというか、すごーくボリューム有り過ぎちゃったから) 【3737】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-09-24 23:37:00) |
21.やはり見ているものを楽しませようとしなければこれからの時代いい映画とはいえないのではないか。たんたんと事実を描いていったとしても、見ている自分から映像の中に手を入れて感動を拾ってこなくてはならない。正直面倒くさい。しかし、一人の男の波乱万丈をえがいた映画としてはすんごく重みがある。攻めの演出が加われば鬼に金棒だろう。 |
20.「自由」を求め続ける執念みたいなものがクローズアップされる作品だと思うけど、自分的には「友情」というものがひしひしと伝わってきた。特に最初に独房から帰ってきたときのマックイーンを見つめるホフマンの表情がなんとも言えず良かった。 ただ終盤ちょっとくどく感じたのでそこだけマイナス。 【ボーリック】さん 8点(2004-08-27 13:07:30) (良:2票) |
19.途中まではドキドキしながら観てましたが、 修道院で再度捕まった時点で私の緊張の糸は切れました。 まぁしかし、簡単には成功せず、何度も失敗するのが実際の話だということでしょうね。 100%フィクションのストーリーに慣れていると、 一度失敗した後は、必ず成功するものだと決めてかかる癖がついてしまう のかもしれません。 【しまうまん】さん 8点(2004-07-08 20:43:27) |