1.良いですね。ナタリー・ポートマンの魅力を最大限に引き出した作品でしょう。彼女には、ラックスのCMよりも、アミダラよりも、こういった爽やかな作品のほうが断然合っている。ストーリー自体は何の変哲もない月9ドラマのような恋愛もの。だけど、ところどころ大変シャレたカットが多く、ベタとの境界線をうまくなぞったようなストーリー展開で、ハマる。人が変わるときって、本当に些細なことがキッカケで、その後は全てが変わって見えてくる。これが人間としての心の成長であり、監督も務めた主人公のザック・ブラフが、表情で見事に変化を表していて、素晴らしい。人間を成長させてくれるのは、また人間だ。僕が誰かに成長させられ、僕が成長させることもあるのかもしれない。そんな人間には程遠く及ばないけれど、いつかそうなれるといいなぁー。邦題も少し意味深でなかなか良い。ビデオスルー作品とは思えない、爽やかで優しい良作。