カラフル(2010)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

Menu
 > 映画作品情報
 > 映画作品情報 カ行
 > カラフル(2010)の口コミ・評価
 > (レビュー・クチコミ)

カラフル(2010)

[カラフル]
2010年上映時間:127分
平均点:6.63 / 10(Review 51人) (点数分布表示)
公開開始日(2010-08-21)
ドラマファンタジーアニメ青春もの小説の映画化
新規登録(2010-05-28)【イニシャルK】さん
タイトル情報更新(2021-04-29)【イニシャルK】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督原恵一
宮崎あおい佐野唱子
南明奈桑原ひろか
麻生久美子真の母
高橋克実真の父
中尾明慶小林満
入江甚儀早乙女
藤原啓治沢田先生
矢島晶子駄菓子屋の子供
納谷六朗校長先生
真柴摩利駄菓子屋の子供
田中秀幸医師
原作森絵都「カラフル」
脚本丸尾みほ
音楽大谷幸
作詞尾崎豊「僕が僕であるために」
アンジェラ・アキ「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」
作曲尾崎豊「僕が僕であるために」
アンジェラ・アキ「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」
編曲大谷幸「風」
主題歌miwa「青空」/イメージソング「僕が僕であるために」
製作亀山千広
島谷能成
フジテレビ
サンライズ
電通
東宝
アニプレックス
市川南〔製作〕(製作委員会)
企画内田健二
プロデューサー山内章弘
石原隆〔製作〕(エグゼクティブプロデューサー)
制作茂木仁史(制作プロデューサー)
サンライズ
配給東宝
作画末吉裕一郎(原画)
美術中村隆(美術監督)
編集小島俊彦
録音大熊昭(音響監督)
西尾昇(デジタル光学録音)(デジタル光学録音)
その他東京現像所(現像)
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
(ネタバレを非表示にする)

【クチコミ・感想(8点検索)】[全部]

別のページへ(8点検索)
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
1
>> お気に入りレビュワーのみ表示
>> 全レビュー表示

>> 改行なし表示
※ 「改行」や「ネタバレ」のデフォルト表示のカスタマイズは「カスタマイズ画面」でどうぞ
12.《ネタバレ》 期待してなかったけど、面白いと思います。以下ネタバレ注意です。

ゲオでオススメ品だったので借りてみました。
最初に登場の案内人のキャラでドン引きして、見るのやめようか迷いました。
お話は、ファンタジーですが、扱っているエピソードは、実の親の不倫に、
気になる異性の援助交際等、中学生には重い現実で暗いムードが続く。
でも、その現実にもまれながらも成長して人生の意義を見出していく前向きな
展開と、ベタだけど芯の通ったテーマがあるのは原作が良いという証かな。

自分を第三者の視点から、客観的に冷静に分析するのはそう簡単ではない。
その環境を完璧にお膳立てするために、ファンタジーを利用したお話。
実に面白い。記憶を消されて、他人の体に入り込みその人生の代打を努める。
成り行き上、始めてしまった他人の人生を、ゲーム感覚で演ずる主人公が
次第に演技ではなく、素の自分で家族や友人と関わり、対峙していく。
他人の人生を歩みながら、失った自分の記憶を取り戻せという使命には
タイムリミットがあったが、最後に取り戻した記憶の中身は・・・?

原作が面白いので、後は映像化の出来が良いかどうかですが・・
今回は実写ではなく、アニメ作品という事で、イメージの実体化には
ある程度成功でしょうか。端々の肌に合わない演出は無視しましょう。
2006年の「時をかける少女」の青春アニメに似て、ピアノ練習曲を
BGMにしたりですが、あちらはSFをベースに純な恋愛がテーマ。
こちらは、死後の世界、神の存在をベースに、下衆な現実との対峙が
テーマになっています。どちらも伝えたいコアがしっかりと描かれて
いて良作です。

出来れば、母親との和解の絵も欲しいかと思いましたが、ラストのシーンで
主人公が着ている上着を見て、ホッとしました。ベタですが良い映画でした。

追伸・・母親の声が、麻生久美子さん。コレがハマり過ぎで驚きました。
グルコサミンSさん [DVD(邦画)] 8点(2016-04-18 21:34:34)(良:1票)
11.《ネタバレ》 人生には色んな色がある。あって良いんだというのがこの映画のテーマである。一度は捨てた人生をもう一度やり直すことが出来たら生きてる時にできなかった楽しい学生生活を楽しみたいから母親が頑張って見つけてきてくれた高校受験よりも、自分に初めて出来た親友との約束、大好きな絵を書きたいから違う高校を受験する事を選択した主人公の姿を通して生きるてことの楽しさ、生きる勇気をこの映画から見る事が出来る。友達との友情、自分を思ってくれる周りの人達、父親、母親、兄貴は勿論の事、同じように苛められていた女子生徒やらとにかくこの映画は色んなメッセージで生きろ!人生を真っ当しろ!と言ってる。世の中の今、人生に悩みを抱えてる人達全てに伝えてる。
青観さん [DVD(邦画)] 8点(2015-07-04 18:48:16)(良:1票)
10.《ネタバレ》 絵も声も流れも丁寧。
自分も中学の頃、家族を他人のように見て
無礼な振る舞いをして怒られた思いがあるので、
とても入り込めました。
あのくらいの反抗期というか、かぶれてる時期は
存在の小ささの不安からか、色々考えすぎて
自分なりに奇異な行動を試すと思うのですが、
その代償としてはあまりにお母さんが可哀想で、
しかも可哀想な時間が長いのねw
大人になって懺悔し、母ちゃんを大事にするよう
思い改めた自分には苦しい時間でした。
というわけで中二病既往者にはとてもオススメです。

高橋克実、麻生久美子、そしてまさかの宮崎あおいの
布陣と声にはグッときた。
特にお母さんの声、すごい好き。

あとこれ、政府広報にも使えると思うので、
全国の中学校の道徳か国語の時間に、
鑑賞を推奨したいわ。
よこやまゆうきさん [インターネット(字幕)] 8点(2014-01-19 06:17:10)
9.《ネタバレ》 終始お母さんが不憫で仕方ないのだが、この作品のテーマである「自殺は罪」と同様、どうやらこの世界において不倫はかなりの重罪であるらしい。罪を背負った主人公以上に母は苦しみ続けるのだ。既に折れた心に鞭打ち息子と向き合おうとする姿は、これ「萌え」である。いつしか観る側はひたすらこの可哀想なお母さんが救われる事を望む様になる。同様に、いつまで経っても想い報われない佐野さんが可愛くて仕方ない。俺なら迷わず嫁にする。さてもう一人のヒロインひろかだが、売春は罪というより病気なのだな…そんな描かれ方である。この病気が同情の対象として描かれるのだ。泣き言を言って主人公に励まされる始末。主人公の許容基準は、好きな子の売春=病気>母の不倫≒鬱陶しいブス、の様だ。私は個人的に鬱陶しいブスが最も許せる気がするので、主人公への共感度は薄かった。しかしどのキャラに思い入れするも良し。健気な母と佐野さんに出会えただけでもこの作品は十二分に価値有りなのである。親友の早乙女君も、とても好感の持てる好人物。彼が登場するだに顔が綻ぶ。そう言えば子供の頃、こんな友達いたなぁ…と、良き思い出に浸って和む事が出来た。どうやら主人公が救われた最大の要因は「人に恵まれた」事による。プラプラが言う「人は誰かに必要とされている」は、なかなか気付けるものじゃない。気付かせてくれる人がいるかどうかだ。それに気付く時は「自分がその人を必要としている」時だったりする。鬱陶しく感じたはずの佐野さんは、実はなかなか気付こうとしない主人公に気付く様促し続けてくれていたのだ。きっと彼はその事に気付く時が来るだろう。…他にも色々思う所・良い所があったが、大体他の方々が書いて下さってる通り。映画好きの知人にお勧め出来る良作です。
にしきのさん [DVD(邦画)] 8点(2013-10-08 17:46:05)(良:1票)
8.何も潜在知識なく見ることが出来大変感動しました。「正解」にたどり着くヒントはいくつかありましたが、あとから、ヒント、とわかったくらいで、よく出来ていたと思います。小中学生に見て欲しい一本です。
HRM36さん [インターネット(字幕)] 8点(2013-08-12 17:06:23)
7.《ネタバレ》 家族や友人など描写が丁寧で、登場人物に共感をもって鑑賞できた。
母親のつらさを抱え込んでる感じはみていてつらかったので、
家族がいい方向に向かっていけてよかった。佐野さんもいいキャラだと思う。
自殺した主人公が記憶を失った状態で自分の体に戻るのだが、いつ記憶が戻るのか、というミステリー的な展開ではなく、さまざまな経験を経て自然と自分自身に戻っていく描写が良い。
ただ、エンドロールで流れる曲は「青空」より「僕が僕であるために」の方が
あっていたのではないだろうかと思う。両方ともとても良い曲だが、「青空」は
差別に満ち溢れたこの場所から、差別のない場所へ思いをはせるような
イメージで悲壮感を感じるが、「僕が僕であるために」はこの場所で
生きていく決意を感じる。この映画のラストの感情は後者の方が近いと思う。
めっくさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2012-09-24 10:35:13)
6.《ネタバレ》 「河童のクゥと夏休み」のあとシンエイ動画を退社した原恵一監督がサンライズでてがけた作品。あまり期待が高かったというわけではないが、ファンタジーという体裁をとりながらも、人生をやり直すことになった主人公の葛藤や、主人公の家族の人間模様がリアルに描かれていて原監督らしい映画になっていると思う。描写もアニメというよりは実写に近く、作風としては原監督のデビュー作「エスパー魔美 星空のダンシングドール」に近いが、やはり原監督は「クレヨンしんちゃん」シリーズのような派手さのある作品よりもこういった作品のほうが得意なのだろう。この映画でも「クレヨンしんちゃん」や「河童のクゥと夏休み」同様に家族が一つのテーマとなっているが、野原一家や上原一家がなんの問題もない普通の家庭として描かれているのに対し、この小林一家は母親が不倫をしていたりと何かと問題を抱えた家族というのが興味深く、何回も出てくる一家での食事シーンも象徴的に感じられる。終盤主人公・真がひろかに向かって言う「人間にはいろんな色があっていい。おかしくて当たり前、いろんな自分がいていいんだ。」という言葉。ぼくもなかなか自分というものを肯定できない人間なので、聞いていて思わずはっとさせられ、とても共感できたし、もっと自分を肯定する勇気と自信を持って生きていきたいと感じた。タイトルからも分かるが、これがこの映画にいちばん込められているメッセージなのだろう。はっきり言って退屈なシーンもなかったわけではないが、見終わって素直に良かったと言える映画だったと思う。
イニシャルKさん [DVD(邦画)] 8点(2012-03-15 15:07:16)(良:1票)
5.《ネタバレ》 原恵一が監督しているだけあり、とても細かく演出が行き届いており、丁寧に展開していく。
ただ、丁寧すぎるあまり、かなり説明的で説教臭くなってしまったのが残念。
また、売春・不倫なんかを絡めている割にあっさりとしか触れず解決した感じになったのも残念だった。
やはり良くも悪くも中高生向けの作品だと感じた。
批判意見としてよく挙がる、アニメである必要があるのか、とか、オチが読める、とか、そういうことはこの作品に関しては個人的にあまり減点対象にはならなかった。
eurekaさん [DVD(邦画)] 8点(2011-11-06 12:53:18)
4.《ネタバレ》 『ドラえもん』『クレヨンしんちゃん』等の演出、監督で高い評価を得てきた原恵一監督。完成されたパッケージを離れて挑んだオリジナル作品『河童のクゥと夏休み』は、“原恵一とは何者か”が垣間見える映画ではありましたが、一作品としての完成度は十分なものではなかったと考えます。そこで本作。原作本はあるそうですが、冒頭に上げたシリーズ作品と比べれば制約は無いに等しい。“原恵一色”がどれほど出せるものか、興味を持って拝見しました。まず気付いたのは、作画部分が改善されたこと。アクの薄いキャラクターデザインという点では変わらないものの、洗練された印象を受けました。また、『クゥ』ではある種の苦味として認知されたリアルな描写(例:血飛沫など)が、本作では物語と遊離することなく表現出来ていたように思います。感心したのは真がひろかをラブホから連れ去る場面。2人が息つくまで、実に20回近くカットを割ります。それは長い。しつこい程に。でも、この長さは主人公が現実から逃げた距離。ちゃんと意味があります。そしてこれが原映画のリズム。“原恵一アニメのかたち”を本作でしっかりと打ち出せたことは、素晴らしいと思います。メインキャストに非声優を起用しながらも、違和感なく仕上げたキャスティングセンスも評価させてください。みんなオカシクて当たり前。いろんな自分が居ていいんだ。自身を肯定することが、生きる力になる。良い映画でした。
目隠シストさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2011-10-10 21:22:09)(良:2票)
3.《ネタバレ》  主人公と同世代の若者だけでなく、大人が見ても心が温まるファンタジー映画ですね。

 中学3年生という、心身共に成長期を迎え、しかも義務教育最終年で進路を自分で決めなければならない難しい時代の感情の動きを見事に描ききっている作品でしたね。

 大人の世界に足を踏み入れながらも、子供の純粋さを捨てきれず不安定な感情に翻弄されてしまう中学生たちの姿は恐らく誰もが共感できるものではないでしょうか(忘れてしまっている人もいるでしょうけど)。

 何十もの異なる色を一つにしようとしてもそこには暗黒しか残りません・・・・
TMさん [DVD(邦画)] 8点(2011-07-05 23:14:12)
2.《ネタバレ》 すべり込みで劇場観賞。劇場で観て良かったです。パーソナルな記憶を消去して生活環境を残すことで新たな暮らしが始まる。自らを客観視するような行為の究極版でしょうか。かつて、行き詰まった状況を堆積させた真には見えなかったものが、他人の生活という気楽さから徐々に見渡せるようになる。自殺を企てた人物は、決して疎外されていた訳ではないことが判明する。周囲の心遣いが省みれない狭量を反省した覚えのある人には響くでしょう。私のことですが。本編途中で真が真の真(マコトがシンのマコト、笑)だと分かる構成ですが、彼が食卓で公立高校を受験する理由を吐露しながら涙を流したとき、自殺前の真と自殺後の真が繋がったことがはっきりと分かりました。お母さんが追い詰められて、次は彼女が自殺しそうでとても怖かった。間に合って良かったです。タイトルの「カラフル」の意味も特に気負った原理ではなく、誰にも色々な側面があるという当たり前を表現していました。ストーリーはその「当たり前」を丁寧に積み重ねていました。常々言ってることですが、アニメは有り得ないアクションや設定を表現するだけではなく、キャラの心情などを純化し抽出して見せる事に向いているメディアでもある。「アルプスの少女ハイジ」などが良い例です。本作は、派手な描写はなくともシンプルなテーマを力強く分かり易く見せるところに、アニメの特性が生きています。実は本作の後に実写版「カラフル」も観たのですが、改めてその想いを強くしました。
アンドレ・タカシさん [映画館(邦画)] 8点(2010-09-26 11:06:17)(良:3票)
1.《ネタバレ》 セックスというものは一見魅力的で美しいものに見える反面、低俗で汚らわしいものにも見えてしまう(それが未経験であれば尚更)。大人になった自分は母親が不倫をしようが好きな子が援助交際をしようが、それが原因で「自分が」死のうなんて露とも思わないが、中学生というのはそうでもないらしい。一言で言ってしまえば了見が狭いからなのだが、当の本人はそういうことにあまり気づかない。「いじめ」にしても、大人になって職場でいじめられたら、すぐにそんな会社は辞めてしまえるし、他のことでストレスを発散する方法はいくらでもある。でも義務教育のうちは自分から簡単に「辞めます」とは言いにくい。世界がとんでもなく狭いのだ。だからマコトの気持ちは痛いほど分かるし、友達が出来た喜びを泣きながら吐露するシーンでは、一緒に嗚咽をもらした。精緻な背景画と共に、繊細な少年の心の機微を丁寧に掬い取った脚本が素晴らしい。そして、「まるで実写」のようなアニメを作ってしまった原監督、グレート!
フライボーイさん [映画館(邦画)] 8点(2010-08-30 08:33:18)(良:2票)
別のページへ(8点検索)
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
1
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 51人
平均点数 6.63点
000.00%
100.00%
211.96%
300.00%
459.80%
5713.73%
6815.69%
71325.49%
81223.53%
947.84%
1011.96%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.66点 Review3人
2 ストーリー評価 7.16点 Review6人
3 鑑賞後の後味 8.66点 Review6人
4 音楽評価 7.75点 Review4人
5 感泣評価 7.75点 Review4人
chart

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS