プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命

[プレイスビヨンドザパインズシュクメイ]
The Place Beyond the Pines
2012年上映時間:141分
平均点:6.82 / 10(Review 22人) (点数分布表示)
公開開始日(2013-05-25)
ドラマサスペンス犯罪もの
新規登録(2013-06-04)【マーク・ハント】さん
タイトル情報更新(2023-08-29)【S&S】さん
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監督デレク・シアンフランス
キャストライアン・ゴズリング(男優)ルーク・グラントン
ブラッドリー・クーパー(男優)エイヴリー・クロス
エヴァ・メンデス(女優)ロミーナ
レイ・リオッタ(男優)警官 ピート・デルカ
ベン・メンデルソーン(男優)自動車修理工場経営者 ロビン
マハーシャラ・アリ(男優)ジェイソンの義父 コフィ
ローズ・バーン(女優)エイヴリーの妻 ジェニファー
デイン・デハーン(男優)ジェイソン・カンカム
エモリー・コーエン(男優)AJ
ブルース・グリーンウッド(男優)検事 ビル・キルカレン
ハリス・ユーリン(男優)エイヴリーの父 アル・クロス
ロバート・クロヘシー(男優)警察署長
内田夕夜ルーク・グラントン(日本語吹替版)
桐本琢也エイヴリー・クロス(日本語吹替版)
朴璐美ロミーナ(日本語吹替版)
手塚秀彰ピート・デルカ(日本語吹替版)
梅津秀行ロビン(日本語吹替版)
千田光男アル・クロス(日本語吹替版)
原作デレク・シアンフランス(原案)
脚本デレク・シアンフランス
ダリウス・マーダー
作曲エンニオ・モリコーネ”Ninna Nanna Per Adulteri”
挿入曲ダリル・ホール&ジョン・オーツ”Maneater”
ライアン・ゴズリング”Borriquito”
撮影ショーン・ボビット
製作シドニー・キンメル
製作総指揮マット・ベレンソン
配給ファインフィルムズ
特殊メイク辻一弘
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未見の方は注意願います!
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5.《ネタバレ》 鑑賞して爽快な気分になれる作品では無い。

頻繁に発生する銃犯罪、根強い人種差別と腐敗した警察組織。
仲間に入る事を拒絶すると命まで落とし兼ねない地獄の様な環境。
親の居ぬ間に自宅で乱痴気騒ぎを起こす金持ちの馬鹿息子 等々
これらは決して映画の中だけの出来事では無い筈。

つくづく、アメリカは不思議な国だ。
自由を謳歌出来る国なのか、金持ちだけが得をする欺瞞に満ちた国なのか。

ラストシーンは多少は救われた気分になるが、何とも言えないやるせなさが残る。

俳優陣は皆、素晴らしい演技をしている。
特にライアン・ゴズリング、デイン・デハーンは本当に稀有な存在。
そして、レイ・リオッタ。
多分、この人には今後も善人役のオファーは来ないだろう。

とにかく、このやるせなさは何なのだ・・・
たくわんさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2015-06-03 23:43:58)
4.《ネタバレ》 邦題の副題に「宿命」が付いているのはなぜだろう、と思いつつ鑑賞。子は、善悪や大きさの程度に寄らず、親の影響を受けて生きなければならない。といったところでしょうか。色彩を抑えた映像、配役、全体に漂う静的な雰囲気など、確かなストーリーに支えられたいい映画でした。
カワウソの聞耳さん [DVD(字幕)] 8点(2014-06-15 22:20:41)
3.《ネタバレ》 移動遊園地の曲芸バイク乗りとして全米を転々としているルーク。久々に訪れた田舎町で彼は偶然、昔付き合っていた彼女と再会する。懐かしさから昔の思い出話に花を咲かせるルークだったが、その中で彼女の口から驚愕の事実を知らされる。知らぬ間に彼女は自分の子供を妊娠出産していて、彼はいつの間にか父親となっていたのだ――。考えた末、ルークは息子の側で過ごすためにサーカスの仕事を辞めると地元で仕事を捜すことに。たが、現実はどこまでも厳しく、ルークはろくな仕事にもあり付けずしかも彼女にはちゃんとした新しい彼氏が出来てしまう。半ば自棄になった彼は、手っ取り早く大金を稼ぐためにリスクを承知のうえで銀行強盗へと手を染めるのだった……。物語は、中盤でそんなルークの犯罪ドラマから、偶然彼を追うことになった正義感の強い警察官エイヴリーの警察内部の腐敗と戦う彼の物語へと紡がれてゆく。そして15年後、さらには彼らの子供たちへと物語の種子は受け継がれてゆくことに。まるでそれが親の代から続く彼らの宿命だとでも言わんばかりに。理不尽で残酷な現実社会でもがく親と子の苦悩と救済の物語をドラマティックに描いたクライム・サスペンス。何の予備知識もなく今回鑑賞したのですが、久々にこんな骨太の映画に出会えました。2時間20分という決して短くはないこの物語の中に、15年に渡る多種多様な人々のドラマを見事に内包させ最後まで緊張感を途切れさせずに見せ切るこの監督の手腕は素直に素晴らしいと思います。豪華な俳優陣もそんな監督の要求に、プロフェッショナルを感じさせる素晴らしい熱演で応えていて見応え充分。第1部と第2部で主役を演じる、ゴズリング、クーパーもさることながら、第3部で主役を演じたデハーン君のまだまだ荒削りながら、見る者に鋭いナイフを突き付けるような圧倒的な存在感には圧倒されました。カリスマ性や実力、そして将来性をビシバシ感じて今後の成長が今から楽しみ。人間は結局、親や周りの環境から簡単には逃れられない――。それでも必死になってもがき、そんな宿命から逃れようとする人々の姿には感動せずにはいられません。久し振りに作品世界へとどっぷり浸れる良質の映画に出会えました。この監督の過去の作品もあらためて観てみようと思います。
かたゆきさん [DVD(字幕)] 8点(2014-06-14 00:11:24)(良:1票)
2.『ブルーバレンタイン』の監督によるクライムドラマですが、丁寧な映画作りは相変わらずです。本作で提示されるのは、人間とは善と悪の間を行ったり来たりしながら生きているのだというひとつの真理。第1部の主人公・ルークは、自分が感知せぬ場所で生まれた息子を見捨てることができず、現在の生活のすべてを捨てて元カノと息子の元に向かうのですが、当の元カノはとっくに新しい恋人を作り、義父を含めた親子3人で仲良く暮らしていました。その後、ルークは悪質なストーカーと化すのですが、それでも観客はルークに感情移入し、彼の心理や行動を肯定したい気持ちにさせられます。やっていることは最低だが、当初の目的は美しく崇高だったではないかと。このあたりの感情の持っていき方のうまさには感心させられました。もしくは、第2部の主人公・エイヴリー。身内の不正に我慢できず行動を起こした正義の人だったが、この一件を自身のキャリアアップに利用しようと画策した瞬間から、狡猾な悪魔になってしまう。善とも悪とも割り切れない人間の業の深さが、見事にドラマ化されています。。。
豪華キャストの中でも、ルークを演じるライアン・ゴズリングのカリスマ性には目を奪われました。本作の登場人物の中で、もっともダメな人間はルークなのですが(ストーカーになる→復縁のための金が欲しくて強盗する→犯罪のスリルに飲まれて自滅する)、彼こそが作品中もっとも光っているという点に、ゴズリングの威光を感じさせられました。
ザ・チャンバラさん [ブルーレイ(吹替)] 8点(2014-04-08 00:12:55)
1.《ネタバレ》 二組の親子の腐れ縁。そして、罪と罰。彼らの行動に、善悪をつけることなどできない。
ゴズりん親父は、やっぱり誰がどうみてもクソ野郎だと思うんだけど、残された子供にとってはたったひとりの父親。彼が父性に目覚めてしまったばかりに悲劇は起きる。彼の悪行が多くの人間を負のスパイラルに巻き込んでいくのだ。
勢いあまった警察官も、周りに責められるような行動をとったわけでなかったのに、それを発端に良心、家族、保身、野心と様々な葛藤を抱え続けることになる。
彼は、人の何倍も努力したのに、息子や自分の罪とまっすぐに向き合うことができなかった。
そして、それがまた新たな悲劇の火種となる。業の重いこと重いこと。
正しく生きるとは何と難しいことなのだろう。
すべからさん [映画館(字幕)] 8点(2014-02-05 00:44:49)
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【点数情報】

Review人数 22人
平均点数 6.82点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
414.55%
529.09%
6627.27%
7627.27%
8522.73%
929.09%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 Review0人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review1人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人
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