駆込み女と駆出し男のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

Menu
 > 映画作品情報
 > 映画作品情報 カ行
 > 駆込み女と駆出し男の口コミ・評価
 > (レビュー・クチコミ)

駆込み女と駆出し男

[カケコミオンナトカケダシオトコ]
Kakekomi
2015年上映時間:143分
平均点:6.45 / 10(Review 20人) (点数分布表示)
公開開始日(2015-05-16)
ドラマ時代劇小説の映画化
新規登録(2015-02-27)【DAIMETAL】さん
タイトル情報更新(2024-02-25)【イニシャルK】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督原田眞人
キャスト大泉洋(男優)中村信次郎
戸田恵梨香(女優)じょご
満島ひかり(女優)お吟
内山理名(女優)戸賀崎ゆう
陽月華(女優)法秀尼
神野三鈴(女優)おゆき
松本若菜(女優)お種
玄里(女優)おせん
武田真治(男優)重蔵
北村有起哉(男優)鳥居耀蔵
中村育二(男優)老中・水野忠邦
山崎一(男優)石井与八
堀部圭亮(男優)寺役人
螢雪次朗(男優)蘭丸
大鳥れい(女優)法光尼
赤間麻里子(女優)法鈴尼
音尾琢真(男優)
橋本じゅん(男優)近江屋三八
キムラ緑子(女優)お勝
木場勝己(男優)利平
高畑淳子(女優)女貸本屋
山路和弘(男優)渓斎英泉
でんでん(男優)為永春水
嵐芳三郎(男優)松の湯の男
麿赤兒(男優)清拙
中村嘉葎雄(男優)風の金兵衛
樹木希林(女優)三代目柏屋源兵衛
堤真一(男優)堀切屋三郎衛門
山崎努(男優)曲亭馬琴
原作井上ひさし(原案)「東慶寺花だより」(文春文庫)
脚本原田眞人
音楽富貴晴美
撮影柴主高秀
製作松竹(「駆込み女と駆出し男」製作委員会)
バンダイビジュアル(「駆込み女と駆出し男」製作委員会)
ポニーキャニオン(「駆込み女と駆出し男」製作委員会)
アスミック・エース(「駆込み女と駆出し男」製作委員会)
博報堂(「駆込み女と駆出し男」製作委員会)
朝日新聞社(「駆込み女と駆出し男」製作委員会)
松竹ブロードキャスティング(「駆込み女と駆出し男」製作委員会)
プロデューサー榎望
配給松竹
特撮オダイッセイ(VFXスーパーバイザー)
美術原田哲男
編集原田遊人
録音鶴巻仁
あらすじ
天保の世。離婚を求める女たちが助けを求めて駆込んでくる幕府公認の縁切寺、東慶寺が鎌倉にある。見習い医師の信次郎(大泉洋)は、そんな女性たちの身柄を預かる御用宿・柏屋に居候している。ある日、七里ガ浜・浜鉄屋の鉄練り職人・じょご(戸田恵梨香)と日本橋唐物問屋の妾・お吟(満島ひかり)の二人が東慶寺に現れる。二人は寺を目指す道中で出会い、足に怪我をしたお吟をじょごが大八車に乗せて一緒に駆込んできたのであった。
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
(ネタバレを非表示にする)

【クチコミ・感想(8点検索)】[全部]

別のページへ(8点検索)
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
1
>> お気に入りレビュワーのみ表示
>> 全レビュー表示

>> 改行なし表示
※ 「改行」や「ネタバレ」のデフォルト表示のカスタマイズは「カスタマイズ画面」でどうぞ
3.《ネタバレ》 とても見ごたえがあって、正直びっくりしました。面白かったです。全部わかってからもう一度最初からみると違うようにとれるかも。家を去るところとか・・・ 芸達者な役者さんばかりでした!
HRM36さん [インターネット(邦画)] 8点(2017-08-23 14:59:05)
2.時代に虐げられる女の苦悩と、それでも生き抜く女の強さ。みな逞しく、美しい。その様に涙が溢れる。

冒頭、各人物によるある種様式的なしゃべり言葉のせいもあり、何を言っているのかが理解し難い。
ただし、台詞の言い回しや、それに伴う人物の動きには、細心の役づくりと演出が施されていることが明らかで、この様式的な馴染み難さが、時代劇として明確に意図しているものだと分かる。
そして、正確には理解できずとも、物語の時代背景や人物の意思はきちんと伝わってきて、観る者を映画世界に没入させることに成功していると思う。

江戸時代末期、幕府公認の“縁切寺”とされた東慶寺を舞台に、女と男の悲喜劇が芳醇な人間描写によって繰り広げられる。
“縁切寺”などと言うと、いかにも時代劇的な特異な題材のようにも聞こえるけれど、いつの時代も男女間のトラブルによる苦しみと悲しみは尽きぬものであり、当然ながらそれは今この時代にもダイレクトに通じる普遍的なドラマ性を孕んでいた。

緻密な時代考証による完璧な時代劇というわけでは決してないけれど、各登場人物の心象に焦点を当てた演出とストーリーテリングは、各人物をとても活き活きと描き出し、映画全体の熱量に繋がっていたと思う。
時に舞台的なダイナミズムをも感じさせる人間描写の豊かさが見事だった。

題材が題材だけに、女優陣がみな素晴らしい。
満島ひかりの存在感はもはや言わずもがな。彼女がこの物語の中心で“生き抜いた”からこそ、映画の豊かさがぐんと上がったと思う。
またヒロイン役の戸田恵梨香の好演が、個人的に最大の嬉しい驚きだった。あまり印象強い女優ではなかったけれど、今作の彼女は非常に魅力的で、今作に相応しい“華”になっていた。
脇を固める樹木希林、キムラ緑子の安定感は流石である。
そして、彼女たちの間を飄々と立ち回り、主人公として映画を締めた大泉洋がやはり素晴らしい。彼が俳優としての地位を固めて久しいが、その勢いはまだまだ留まることを知らないようだ。どこかの映画評では、「現代のフランキー堺だ」という言葉もあったが、まさしくその通りだと思える。


いつの時代も、泣いてきたのは女。いつまでたっても無くならない女性差別や女性蔑視も含め、この物語が孕んでいる現代的な問題意識は無視できない。
しかし、だからと言ってこの映画が画一的なフェミニズムばかりを展開しているのかというと、そうではない。
そういった問題意識を内包しつつ、その上で営まれる女と男の人間関係の愛おしさを描き出していると思う。

女も男も、何かに寄り添って生きていて、何に寄り添うかは自由だ。
女が女に寄り添ったっていいし、その逆もしかり、仏様に寄り添っても、キリスト様に寄り添ったっていい。
大切なのは、誰しも一人では生きていけないということを、他の誰でもない自分自身が認めてあげることだ。
この映画の顛末が伝えることはそういうことだと思う。

だからこそこの映画は、決して完璧ではないけれど、とても「素敵」なのだと思う。
鉄腕麗人さん [インターネット(字幕)] 8点(2017-01-15 22:34:40)(良:1票)
1.《ネタバレ》 昔の言葉と現代言葉が入り交じった台詞まわしの独特のリズムが印象的。ぶつ切り気味の編集は最初ちょっと戸惑ったけど、冒頭の40分くらいで慣れてくると、こちらもリズムがあってだんだん心地よくなってきました。ただ、このテンポは、主演の大泉洋があってこそという感じ。「すばらしい」とか「すてき」という言葉を時代劇のなかに持ち込んで、変な感じにならないのは彼のキャラがあってこそだと思います。逆に言えば、彼じゃなかったら、この映画全然ちがったものになってたかも、と思える好演です。その成長が物語の重要な柱になってたじょごを演じていた戸田恵梨香もよかったし、満島ひかりもあいかわらずの安定感でした。そして、ラストのオチは「そうきたか〜」とニヤリとさせるもので、さわやかな後味を残してくれました。個人的には、壮大な感動作系の音楽と、そのテンポや編集がちょっとあってなかったような。いかにも感動させる系のシーンで音楽がなっても、ブツッと切れちゃうので、そこだけはどうも乗り切れない部分もありました。全体としては、この映画は素直に見てよかったなと思える佳作だったと思います。
ころりさんさん [DVD(邦画)] 8点(2015-08-30 05:51:29)(良:1票)
別のページへ(8点検索)
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
1
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 20人
平均点数 6.45点
000.00%
100.00%
200.00%
315.00%
4210.00%
5630.00%
615.00%
7315.00%
8315.00%
9315.00%
1015.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 5.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 5.00点 Review1人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人
chart

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS