二重生活(2015)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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二重生活(2015)

[ニジュウセイカツ]
2015年上映時間:126分
平均点:6.10 / 10(Review 10人) (点数分布表示)
公開開始日(2016-06-25)
ドラマミステリー小説の映画化
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タイトル情報更新(2023-10-27)【イニシャルK】さん
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監督岸善幸
キャスト門脇麦(女優)白石珠
長谷川博己(男優)石坂志郎
菅田将暉(男優)鈴木卓也
リリー・フランキー(男優)篠原弘
河井青葉(女優)
篠原ゆき子(女優)
岸井ゆきの(女優)
西田尚美(女優)
烏丸せつこ(女優)
宇野祥平(男優)
原作小池真理子「二重生活」(角川文庫)
脚本岸善幸
音楽岩代太郎
プロデューサー河村光庸(エグゼクティブプロデューサー)
制作テレビマンユニオン(制作プロダクション)
衣装宮本まさ江
その他文化庁(助成)
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1.《ネタバレ》 哲学、というと小難しく聞こえますが、要は自分やほかの人の人生について「こういうもの」と定義するものなのではないでしょうか。なんとなく自分にはそういうイメージです。で、そのために無作為の100人からアンケートを取るのではなく、無作為の一人を尾行する、というストーリー。

「理由のない尾行とは、他人の場所と立場に身を置くこと。すなわち、互いの人生・情熱・意志を知ること。それは人間が人間にとってかけがえのない存在となる唯一の道ではないだろうか」と、作中で白石珠(=門脇麦さん)が定義しています。この映画だけの話ならなんとなく入ってしまう定義ですが、なんとなく自分には違和感でした。まず、「理由のない尾行」なんてそれこそ探偵として仕事でもない限り無いのではないでしょうか。始まりこそ、たまたま目についた自分のアパート前の幸せそうな家庭の旦那さんで興味を持ったかもしれませんが、そこからは他人の人生を覗き見たいという興味本位からの行動にしか見えません。事実、珠さんも尾行を「楽しかった」と認めており、その時点で「理由なき尾行」では無かったように思います。

しかし尾行はともかく、気になる人の生活やその裏を知りたいという願望は、おそらく誰にでもあることだと思います。知っていくうちにその人本人以上に、事の顛末を見届けたいという欲求も働くでしょう。考えれば考えるほどに、哲学とは人間の底にある欲求を詳らかにしていく学問なのかと自問してしまいますが。

主人公の白石珠や、社会的に成功して見えた石坂さん(=長谷川博己さん)もそうですが、周囲からは満たされているように見えて満たされていない人って結構いるんでしょうね。それはひょっとしたら贅沢とか、欲張りとか、という風に周囲からは表現されるかもしれませんが、本人たちにとっては実はけっこうな死活問題で、日々どうにかしたいと思ってる問題であったりして。でもふと振り返ってみたら今ある自分の状況が何より大切だと気付いてみたり。一つ言えることは、そうして通ってきた道の後に気づいたものは、それが社会的に良かれ悪かれ、価値のあるものなのでしょうね。

本作の大半はアパート前の裕福な一家の主、石坂さんに焦点が当てられていますが、その後に「対象者B」となった教授(=リリー・フランキーさん)にももっと時間を割いてほしかったな。


ていうか、いまだにリリー・フランキーさんと吉田鋼太郎さんの違いが判りません(笑)
TANTOさん [インターネット(邦画)] 8点(2020-12-30 01:00:15)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 10人
平均点数 6.10点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
4110.00%
5110.00%
6550.00%
7220.00%
8110.00%
900.00%
1000.00%

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