2.《ネタバレ》 内容は昔TV放送してた2時間サスペンスドラマによくあったような感じです、
ちょっとコミカルでわちゃわちゃしていて、主人公が素人探偵になって事件を解決するという。
なのでハラハラドキドキもドロドロ愛憎劇もなくあっさり風味。
アナ・ケンドリックがステファニー役にぴったりハマっているし、ステファニーのキャラが映画のスーパーヒロインならではのスキのない完璧さが無いのがいい。
NYの有名アパレルの本社に乗り込む時にしっかりメイクに緩く髪をまとめて、叔母から貰った秘蔵のビンテージもののエルメスのスカーフをリボンに結んでキャリアウーマンに見えるように気合入れましたみたいなの。
確かにあの結び方は今は流行らないし、メイクもヘアスタイルもひと昔前って感じなんです、結婚する前はそれが流行ってたけど、結婚して子育てして外に出る機会が減ると今流行っているものに疎くなったり抵抗を感じるようになったりするもんです。
こういう演出が良いですね。なかなか面白い映画でした。
音楽が特にいいんです、フレンチポップスが全体を軽快でファッショナブルな雰囲気にしてたし、普段のステファニーの衣装もファッショナブルでかわいいです。オープニング、エンディングの映像もレトロ感満載。
特にエンディングのフランス・ギャルの曲に感激しました。アナ・ケンドリックもタイプでいったらフランス・ギャルと同系列ですね、だた彼女を見てたらなぜか川島なお美さんを思い出した次第です。
ラストのその後を語るテロップがまるで実話であるかのようなんですけどアメリカならあっても不思議じゃないですよね。