ザ・マミー(2017)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ザ・マミー(2017)

[ザマミー]
TIGERS ARE NOT AFRAID
(Vuelven)
2017年メキシコ上映時間:83分
平均点:6.67 / 10(Review 3人) (点数分布表示)
公開開始日(2019-01-25)
ホラーファンタジーミステリー
新規登録(2019-07-10)【かたゆき】さん
タイトル情報更新(2022-11-17)【タコ太(ぺいぺい)】さん
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あらすじ
麻薬戦争によって荒れるメキシコ。そんな中でも母と二人で仲睦まじく暮らす少女エストレヤ。しかし、ある日突然最愛の母が行方不明となってしまう。直後から周囲で奇妙な現象も起きるようになり、いたたまれなくなった彼女は母を捜しに家を出る。彼女はスラムに暮らす孤児グループを頼り生活するようになるが、孤児たちを付け狙うギャングのメンバー殺害事件をきっかけに逃亡生活に追い込まれてしまう。そんな彼女の耳には時折り母の声が… 母は一体どこに?そして何を求めているのか? 世界各地の映画祭で受賞したメキシコ発ダークファンタジー。
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1.《ネタバレ》 全編を彩るモノクロと見紛う様な暗い色調。登場人物の表情に差す暗い影。実際にヒロインに見えているのかいないのか、ある時は彼女を追うように、またある時は彼女を導くかのように縦横無尽に走る血の筋と蝙蝠のような小さな生き物。そして、壁から動き出す絵や縫いぐるみのトラ。

主要な画面の殆どを個性豊かな子どもたちだけで演じていて、劣悪な環境・状況の中、明るく逞しく生きている姿が等身大にリアルに描かれています。

舞台は揃った、あとは肝心のストーリーをどう展開していくか?といったところですね。

比較的短い尺の中、描き切れていない部分(例えば母娘の暮らしぶりや少年とギャングとの関係性など)もあるように思えますが、逆にあまり丁寧に描いてしまって長尺になるのもいかがかな?とも思えます。個人的には適度に省かれていた方がファンタジー的には良かったのかなと。

ラスト、細やかな幸せを奪った憎きギャングを母の元に連れて来た愛娘に、一人でも生きていける強い子になったねとの思いを告げるかのように、大きくなったらあげると約束していた鳥のブレスレットが母の手首からエストレヤの手首に飛び立ちます。

救いようのないような暗く悲しい物語に一筋の光を与え、扉を開けた少女の行く先には緑に輝く草原が広がる。ホラー転じてヒューマンドラマとしての締めくくりは美しいものでした。

ちなみに、邦題は少々ホラーを意識し過ぎているかのように思え、ストレートに母親を持ち出さなくてもいいように思えます。さりとてスペイン語の原題は少々分かりづらく、少々思わせぶりな感はありますが英題が一番しっくりと来ました。
タコ太(ぺいぺい)さん [インターネット(字幕)] 8点(2022-11-17 11:08:54)
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【点数情報】

Review人数 3人
平均点数 6.67点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
6266.67%
700.00%
8133.33%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 4.00点 Review1人
2 ストーリー評価 Review0人
3 鑑賞後の後味 Review0人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人
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