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青春群像

[セイシュングンゾウ]
I Vitelloni
1953年上映時間:107分
平均点:6.53 / 10(Review 15人) (点数分布表示)
公開開始日(1959-05-30)
ドラマモノクロ映画青春もの
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監督フェデリコ・フェリーニ
キャストフランコ・ファブリッツィ(男優)ファウスト
アルベルト・ソルディ(男優)アルベルト
レオポルド・トリエステ(男優)レオポルド
レオノーラ・ルフォ(女優)サンドラ
フランコ・インテルレンギ(男優)モラルド
原作フェデリコ・フェリーニ(原案)
脚本フェデリコ・フェリーニ
エンニオ・フライアーノ
音楽ニーノ・ロータ
撮影オテッロ・マルテッリ
ルチアーノ・トラザッティ
カルロ・カルリーニ
配給新外映配給
美術マリオ・キアーリ(プロダクションデザイン)
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2.《ネタバレ》 フェリーニ初の成功作であり、あのキューブリックが“マイ・ベスト・フェバリット”に選んだことでも有名。フェリーニの作風もまだネオレアリズモの影響が色濃く、後の強烈なフェリーニ的世界観からすると淡白なストーリーでもある。北イタリアの海岸沿いに位置する田舎町で気ままな生活を送っている五人の若者たちのエピソードを繋いでゆく構成は、後の『アマルコルド』で再構築されます。五人のリーダー(なのかな?)格のファウストは仲間のモラルドの妹を孕ませて出来ちゃった結婚、演じたフランコ・ファブリーツィは髭を蓄えたところなんかは若き日の宝田明になんか似ている。五人の中で唯一インテリで劇作家志望のレオポルドは、『ニュー・シネマ・パラダイス』で神父を演じたレオポルド・トリエステの若き日の姿。そう言えば劇中でアルベルト・ソルディが労働者を侮辱するシーンも、『ニュー・シネマ・パラダイス』での上映映画として使われていましたね。まだ“フェリーニがフェリーニになる前”の作品とは言っても、カーニバルのシーンにはその片鱗が伺えます。けっきょくモラトリアム生活にどっぷり浸かっていた五人の中でもモラルドだけが故郷から訣別するのがラストですけど、自伝的要素があるというこの脚本の中でフェリーニは自身の姿をモラルドに投影していたのかな? 観終わってみれば、真底の悪人はこの映画の中には一人も出てこなかった感じがします。考えてみれば、これは後のフェリーニ作品群にも共通する傾向なのかもしれません。
S&Sさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2023-06-30 23:02:29)
1.《ネタバレ》 フェリーニが描く青春像とは何なのか?青春とは如何にして自分の思っていることをさらけ出すことが出来るか?ここに描かれている青春像、男達の馬鹿さかげんときたら男の本心のようなものに何だか男の弱さ、だらしさなを徹底して見せ付けられているようで怖い。きちんとした奥さん、しかもあれだけ美しく、心底自分だけを愛してくれている良き妻がいながらも次から次へと別の女にちょっかい出す女たらしと今の自分の置かれている立場について悩む男、更に妹の金を平気な顔して使いまくる駄目な兄やとにかく大騒ぎ、騒ぐのが大好きな男とここに出てくる男達の駄目ぷりは凄まじい。フェリーニはこの四人の駄目な男の眼を通して青春とは若さ故の大騒ぎであると笑っているように感じます。あの大勢の群集に混じって大騒ぎしながらサーカスを楽しむいい年した大人達、男も女もみんな同じ生きものであると語ってるように感じるこの映画を観て、フェリーニってサーカス好き、そして、ここでもまたチャップリンの「モダン・タイムス」の中で流れる音楽を使っているのを見て、チャップリン好き、そして、喜劇が好きな監督さんなんだと思いました。
青観さん [ビデオ(字幕)] 8点(2009-03-21 12:15:45)
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【点数情報】

Review人数 15人
平均点数 6.53点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
416.67%
5213.33%
6426.67%
7533.33%
8213.33%
916.67%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.00点 Review1人
2 ストーリー評価 6.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review1人
4 音楽評価 7.00点 Review1人
5 感泣評価 Review0人
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【アカデミー賞 情報】

1957年 30回
脚本賞エンニオ・フライアーノ候補(ノミネート) 
脚本賞フェデリコ・フェリーニ候補(ノミネート) 

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