72.20年ほど、心の中に残っている作品で。トラウマとなって実はケヴィン・ベーコンの映画がずっと見れずにいる。あまりにもリアルだった実話だから。。。作品としては大変評価したいところです。 【HRM36】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2020-09-19 14:53:51) |
71.《ネタバレ》 月並みな言葉になってしまうが、罪とは?罰とは?正義とは?と考えさせられる作品である。 作中のヘンリーの「飢えた妹のためにやった5ドルの窃盗」の罪に対して「懲役25年」の罰はあまりにも不当であろう。獄中での拷問も理解不能な程に酷いが、それに対してグレン副所長が受けた罰は十分だったとはとても思えない。 また、作中でのジェームズ弁護士の働きは正義と言えると思うが、現実には詭弁を弄して荒唐無稽な無罪主張をする自称人権派弁護士も居るわけだから難しい。 今一つスッキリしない部分もあるが、後味は意外と悪くない。もぎ取った勝利を携えて、背筋を伸ばして歩くヘンリーの姿が印象的だったからだろうか。緊迫感のある法廷のシーンも良かったし、映画としては十分に楽しませて貰えた。 なお、視聴後に本作のモデルとなったアンリ・ヤングのケースでは、罪状は人質を取った銀行強盗であり獄死もしていないと知り、少し気が楽になった事を付け加えておく。 【alian】さん [DVD(字幕)] 8点(2017-07-20 01:04:25) |
70.アルカトラズを舞台にした3大アルカトラズ映画といえば、 アルカトラズからの脱出、ザ・ロック、そしてこの告発といっても過言ではない作品の一つ。 重い内容でいなが、ぐいぐい引き込まれる演出と演技力は、必見の価値あり。 【シネマファン55号】さん [インターネット(字幕)] 8点(2017-07-07 14:03:21) |
69.重い重い、社会問題にもなった作品。独房でのシーンは観てて思わず目を背けたくなる様な酷いシーンもある。出た後の法廷の話はよく出来ているが、独房のシーンがアタマから離れないので、記憶に残らない。 【SUPISUTA】さん [DVD(字幕)] 8点(2016-12-23 22:48:22) |
68.《ネタバレ》 俺個人は同じ刑務所&法廷劇なら「父の祈りを」の方が惹かれるが、この作品も一度は見ておきたい作品だ。 膨大なセリフと悲惨な場面で観客を殴りつけるこの映画は、「ザ・デッド/「ダブリン市民」より」の撮影を手掛けたフレッド・マーフィのキャメラによって観客に一切の退屈を与えず、画面に釘付けにする。釘付けにするが、落ち着きのない感じがイラつかせる。それだけマーフィもカメラを通して怒りに震えているのだろうか。 漆黒の画面から響く悲鳴、ニュースフィルムは看守を英雄として祭り上げ、人を襲った害獣のようにさらされる。 5分が10分以上に感じられるこの重苦しさ、刑務所の閉鎖的圧迫感が囚人を、看守たちをどんどん狂わせる。まして独房のすぐ外には家族がいる。家族には愛想を振りまき、そのストレスを囚人たちにブチまけざる負えないほど自分たちを追い込む。 髭剃りをミスッただけで鏡を割ってしまうほどキテいる連中ばかり。だが、独房に押し込められた囚人にはそれ以上の孤独と恐怖が圧し掛かる。裸で震えながら祈り、話し相手はクモとネズミとゴキブリくらい。 あれだけ痛められて必死に耐えて耐えまくり、裏切り者への復讐。だが本当に殺してやりたかったのは自分を痛めつけた看守たちだった筈だ。 脱走兵が自分達の家族に手を出したらどうなるのだろう。そんな危険はないとタカをくくる。護送中の看守が不意に子供に襲い掛からない保障など何処にもないというのに。その時点でアルカトラズそのものの傲慢を感じられる。 主人公を助けようとする弁護士もまた、助けたいという善意と大罪を暴いて勝利に酔いしれたいという欲望がせめぎ合っているようにも見える。 最後に主人公が見せる笑顔は、喜びと同時に「もういつ死んでもいいや」という諦めでもある。 あれほど高揚感を得られない勝利の瞬間があるだろうか。陪審員の描写の少なさも気になった。 弁護士と主人公がトランプをやる一時ももっと描いて欲しかった。 【すかあふえいす】さん [DVD(字幕)] 8点(2014-12-14 20:15:19) |
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66.《ネタバレ》 この上なく暗くキツイ話でありながら、役者陣が渾身の演技で観る者を最後まで釘付けにする。K・ベーコン、オスカー受賞おめでとう、とすら思ってしまった。え、獲ってないの?凄まじい作りこみ方だったなあ。人格すら破壊するアルカトラズの非道ぶりが彼を一目見れば分かるほどだ。なにしろ副所長がG・オールドマンだ うわー、出たー。公務員の風貌にしたところで、にじみ出る狂気。キレ芸は健在、さすがです。この副所長の出迎えに、自尊心を取り戻したケビンが淡々とながら啖呵を切るシーンには胸が熱くなる。目に光が宿って、背筋もできるだけ伸ばして。負け犬の如く処分されるのを待つのでなく、“勝ち逃げ”を彼は選んだのだなあ、と思った。思いを固めた姿は崇高ですらあった。 ほとんど満点かとは思うのだけど、どことなく画が新しくて30年代のクラシックな雰囲気に乏しい気がする。ちょっぴり残念。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2014-01-11 00:00:11) |
65.暗い独房生活は昔見た「パピヨン」を思い出したが、それ以上である。弁護士スタンフィルの不屈な闘志がすばらしく、頑なな囚人ヤングと友情で結ばれていく過程もすごく良い。映画ではケヴィン・ベーコンの演技が高く評価されているけど、物語としてはこんなすばらしい弁護士はいないと思った。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 8点(2013-08-03 22:04:54) |
64.ケビン・ベーコンが相変わらず芝居がかっており刑務所モノとしては他の同種作品ほどではない。しかし何より弁護士の斬新な弁護の展開とその根底にある理念と信念は見もので、実話がベースということも相まって法廷モノの傑作の1つの優れた作品にまで昇華している。内容は重いが非常に考えさせられ、なおかつ見た後には心が洗われたようにスカっとする作品。 【Arufu】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-03-28 23:54:22) |
63.《ネタバレ》 オープニング間もなくから物凄いインパクト!音楽もなかなかの雰囲気を醸し出していました。 話が進むにつれ徐々に生温くなってきて竜頭蛇尾といった感もありますが、序盤のシーンだけで凄いものを見たという印象です。 監獄の中はもちろん、裁判での涙に至るまでケビン・ベーコンの存在感が圧倒的でした。 【午の若丸】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-11-07 22:12:26) |
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62.《ネタバレ》 勝利を得た表情は最高でした、ハッピーエンドでは無いところが心に残る。ケビンに何か賞をあげたい、良かったと思うのですがノミネートすらされていないのは残念ですね。 【ないとれいん】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-10-16 22:53:09) |
61.演技力は素晴らしいのだが裁判のシーンがいまいち。ラストはとてもよかった。 【ネネ】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-07-25 21:10:07) |
60.キャストがみんな良かった。最後、結局ああなってしまうなんて。余韻が長く続く映画。 【Michael.K】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2007-01-19 03:28:25) |
【アキラ】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-12-15 13:04:57) |
58.《ネタバレ》 「善悪とは一面的ではない」という前提で観ましょう。 でも、感情移入しましたねぇ。 いい映画です。 実話ってのが凄い。 最後、ヘンリーが独房に向かう姿がよかった。 【とっすぃ】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-12-23 01:00:17) |
57.ケビンがすごく良い。なんか強引じゃなくて。重くてやるせない内容なのにケビンの演技で救われる。 【さら】さん 8点(2005-03-28 11:42:07) |
56.先日、警察官のだんなを山口組のチンピラによって殺されてしまった奥さんが、山口組の渡辺総裁を相手に裁判をおこし、その判決が最高裁で下りたそうです。総裁は遺族に6千万円も賠償金を払うことになりました。ぼくはこのニュースを新聞で読んで、この奥さんはすげーなあって思いました。日本最大の暴力団のトップを訴えて、しかも勝ったんですよ。そして、こんな小さな一人の人間の叫びが轟き渡る司法制度にも舌を巻きます。そんなときにこの映画を思い出しました。この映画の言いたかったこと、日本ではちゃんと実現できているのだろうか。この前、囚人の告発をもみ消した刑務所職員のニュースがあって、よろしくないなあと思った。 |
55.同じ24歳で、ああも人生が違うものか、と。考えさせられた。ゲイリーオールドマンはさすがの演技力。確かに主役が浮いていた。 【あしたかこ】さん 8点(2004-09-14 11:21:57) |
54.グレン副刑務所長凄まじさに息を呑んでしまった。久しぶり怖いと思った役に出会ってしまいました。最初のシーンで警棒であんなに殴るところなんて考えられないぐらい凄まじかった。髭剃りで自分の顔を切ってしまった時とか鏡を殴るシーンとか引きまっくた。 【はりマン】さん 8点(2004-08-22 01:11:18) |
53.《ネタバレ》 世間では「感動作」として捉えられてる本作。前半は「これは俺にとっては感動というより法廷エンターテイメントかな」って思ってたけど(冒頭陳述のシーンとか、グレン副所長とかとの言い争いのシーンとか、良いシーンはあったんですけど)後半のヘンリーが「有罪にして欲しい」って頼む辺りから自分の中にも「感動作」としての重みが出てきた。当然の事だけど、俺は刑務所に入った事も独房に入った事も虐待された事もない。だけども、K・ベーコンの見事としか言い様の無い演技で、その全てを受け、苦しみ苦しみ苦しみぬいたたヘンリーの痛みは十分に伝わってきた(実話と思うと余計に残酷・・。)C・スレーターとK・ベーコンのコンビも非常にいい。ラスト、ヘンリーがどうして独房の中で死んだのか自分には分からなかったけども、基本的にはいい映画でした。それにしても、友情って本当に素晴らしいよな、と。ジェームスとヘンリーは、会ったのはたった一回だけだったにしても、その絆は何よりも深いものがあり、今でも永遠の友情で結ばれているのだろう。 |