3.《ネタバレ》 いかにも即興的なハイテンポの中で展開される、三角関係(実際は3.5角関係くらいかな?)が招く悲劇。
ギラギラと暑苦しくって、若き日の津川雅彦のおぼこ顔がさらに暑苦しさを増す。なんでしょうかこの顔は。って大きなお世話。北原三枝の一見純情そうな妖しさが、すべてを狂わせる。こりゃ罪だわ。
という訳で、刹那的な熱狂、そして死。ああ、こりゃ要するに夏祭りですね。
ある意味、普遍的なテーマかもしれませんが、若者の洋風でモダンな風俗に、和風の調度が映画の中で同居しているのが、独特の雰囲気になってます。時代を感じさせると言われればそうかも知れませんが。
あとできれば、空撮がもう少し安定していたらなあ、と。