7.笑えるし何より植木等演じる平均が楽しい人物すぎて大好き。 何かと責任の言葉が出てくる現代人から見ると、ホッとする感覚になった。 責任ばかり考えてしまう人にはお勧めしたい映画。 【さわき】さん [地上波(邦画)] 8点(2016-10-13 15:46:32) |
6.《ネタバレ》 あの、ゴージャスだか、貧乏くさいんだか分からない、「♪ハイそれまでヨ」のシーンが私は好きです。「無責任野郎」の方が面白いんですか!楽しみです。 【なたね】さん [DVD(邦画)] 8点(2009-07-21 21:27:15) |
5.《ネタバレ》 時代と無責任という言葉のマッチングが絶妙。一見おちゃらけ映画だが、この映画におけるテーマ性は非常に面白いし、的を射ている。それに植木等の個性は素晴らしい。まさに俳優とは個性だな。 【TOSHI】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-10-25 16:20:30) |
4.この映画は疲れた一般サラリーマンへの励まし!毎日、毎日、朝早くから働くサラリーマン達への植木等演じる「平均」と書いてたいらひとしからの応援歌!つまり解り易く言うと「人間賛歌」そういう映画!少なくともこの映画を観て救われる。疲れが吹っ飛ぶ。気分が楽になる。そう思う男達、平社員が私も含めてこの世に大勢、いると思います。 【青観】さん [DVD(邦画)] 8点(2008-02-25 21:15:42) |
3.東宝のすべてのクレージー映画の原点となるこの作品。現実には絶対に有り得ないようなサクセスストーリーだけど、植木等演じる平均の能天気で調子がよくてプラス思考のかたまりのようなキャラクターを見ているとついついこちらも徐々に感化されていって、映画を見終えた後にはなんだかすごく元気が出た。上司役の谷啓とのやりとりは同じく谷啓が上司役の「釣りバカ日誌」シリーズの浜ちゃんと佐々木課長のやりとり見てるみたいだったけど、これを参考にしたのかも。 【イニシャルK】さん [DVD(邦画)] 8点(2007-08-21 12:49:53) |
2.とにかく話が転がる転がる。平均が結局どこに落ち着きたいのかという思惑も定かでないので、その転がりようを見守るしかないのですが、心地よいですね。 無責任だが、義理と人情は全うに備えている。このピカレスク・ヒーローの生き様に共感するか、どうかの代物ですね。 【カラバ侯爵】さん [地上波(邦画)] 8点(2007-08-12 07:43:14) |
1.「サラリーマンは~♪気楽な稼業ときたも~んだ♪」これはドント節だったかな? いまや懐かしき年功序列、サラリーマンの黄金時代。昭和30年代、日本は、戦後民主主義という名のもとに経済の高度成長へまっしぐらの時代だった。「無責任」というキーワードは、逆説的にサラリーマンという経済の担い手の職業意識を高らかに鼓舞するものであったといえるのではないか。つまり、そのココロは、戦前的なモラルの失墜と経済中心主義、そして消費文化のさきがけ。この映画はある意味で確信的な勤労サラリーマン鼓舞キャンペーンだったのだ。本来的な意味で戦後民主主義が大々的に花開き、国民全体が消費文化<による自己実現という虚妄>に浮かれまくるのは、それから20年以上後のバブル時代ということになる。実は僕が「ニッポン無責任時代」を観たのもそんなバブルの時代。「わかっちゃいるけど、やめられない!」なんて歌いながら仕事をスイスイとこなし、口八丁で出世して、女性にモテまくる平均(たいらひとし)こと植木等は、時代の先駆者のように捉えられていたのではなかったか。確かに植木等ブームが再燃したのもあの時代ならではのこと。まぁその反動は90年代以降にくるわけだけれども、ほんの10数年の間で、この映画もすっかり省みられることがなくなったような気がする。そんな「歴史」を意識しながら見れば、この映画もまた別の意味で面白く思える。 |