《改行表示》19.《ネタバレ》 -GHOST PROTOCOL-“存在しないもの(ゴースト)として扱う取り決め”。万が一の事態が起きたら、諜報員は今まで『捕まっても当局は関与しない』いわゆる“とかげの尻尾切り”だったけど、政府が『ウチにIMF(とかげ)なんて組織、無いですよ。』って事にしてしまおうと。 Ⅲで見事に立て直し、Ⅳのナンバリングを付けなかった本作。Ⅱで披露したイーサンのフリークライミング技術。Ⅲの読心術。過去作の設定を上手に活かした所に感心する。新たに披露した似顔絵の技術は、スパイらしく凄い能力。 そして前作のイーサンの結婚は、シリーズ化を考えると足枷だった新設定を、このように処理して、新メンバーのブラントを絡めて、最後あのように安堵させる。ブラッド・バード監督の腕の良さが光る。賛否両論のⅡ(イーサンの髪型もⅡ寄り)を含めて、このシリーズの過去作を大事にするバード監督の姿勢。 本作のヒロイン、ジェーン・カーター。トムのワガママか知らんけど、シリーズで2作続けて出たヒロインは居ない。そこを踏まえて次作に出る確率の低いジェーンを、前のミッションの時からイーサンと対等のチームリーダー格にしていたんだと思うと、もうバード監督の作品と登場人物への設定愛と言って良いかもしれない。単体作品ではⅠがベストだけど、シリーズ物としてはこのⅣがベストだと思う。 自爆しない公衆電話、壁登り手袋の充電切れ、フルマスク製造機の故障…これらはブラントの磁気スーツの不安を煽る演出だけど、同時にIMFのメンテ不足、予算不足を表している。更にベンジーのエージェント化なんて人材不足の現れとも思える。それでクレムリン爆破の際、政府は隠蔽工作より楽なIMF解体(ゴースト・プロトコル)を選んだんだろう。 メインはやっぱりイーサンの活躍なんだけど、それを支えるIMFのチーム活動が、最後まで活かされていたのが良い。序盤のハナウェイの活躍なんか、イーサンのチームだけでなく他チームも活躍してることが見えて嬉しい。 前作で少しハードな方向に振れた死のシーンを減らし、ベンジーをコメディリリーフとして近くに置くことで、作品の緩急のバランスが上がっている。 最後にチラッと出てくる皆勤賞ルーサー。無事な姿を見せたジュリアとの切ない別れもあり、シリーズ物として、続き物として、大変良く出来た作品なんじゃないでしょうか? 【K&K】さん [映画館(字幕)] 9点(2022-05-06 15:51:54) |
18.《ネタバレ》 このシリーズは大好きなので大変楽しめました。トム・クルーズはやっぱりカッコいい! 大迫力のドバイ高層ホテルシーン・よくできたスパイアイテム・適度なユーモアがある展開はとってもいいですね。今回レンタルで鑑賞しましたがBD買ってもいかも、とか今思ってます^^。今回はチーム戦でしたが、チームメンバーもとても良かったですね~、その中でもジェレミー・レナーはなかなか決まってました。やっぱりこういうスパイものってワクワクしますね、とても良かったですハイ 【Kaname】さん [ブルーレイ(字幕)] 9点(2015-09-02 07:57:47) |
17.《ネタバレ》 スパイアイテムや観客を楽しませるためのアイディアが豊富でいいですね。個人的に相手の顔に合わせて景色をカモフラージュする装置の動きがお気に入りで、壁に張り付く手袋もなかなか緊張感があってよかったです。JJエイブラムス繋がりなのかLOSTの彼が冒頭に出演してて嬉しかったですね。欲を言えばトム・クルーズとの絡みも見たかったですが。非常にテンポもよく満点つけてもいいかなと思いましたがもっと面白いものが見れる期待をこめて9点ということで 【映画大好きっ子】さん [地上波(吹替)] 9点(2015-01-13 10:59:23) |
《改行表示》16.《ネタバレ》 トム・クルーズが立ち上げたこのシリーズは今までブライアン・デ・パルマ、 ジョン・ウー、 J・J・エイブラムスと名立たる監督が手掛けてきた。 特にこのブラッド・バードが手掛けた4作目は最高傑作になるのではないだろうか。 ブラッド・バードとエイブラムスが組んだ「ゴースト・プロトコル」は、トム・クルーズにとっても最高の1本! 「Mr.インクレディブル」を初めとする数々の傑作アニメーションを手掛けたバードの演出が冴え渡る! とりわけバードのアニメーションを意識した演出は、「カリオストロの城」といった縦横無尽なアクションとパワーを感じさせるほどだ。 ビルを上から上に登ったかと思えば、下から下へとガラスの壁を這うように動くトム・クルーズ。 ロック・クライミングなら岩を掴めば済むし、ハロルド・ロイドの「要心無用」も窓の手すりを掴めば一安心。だが、全面ガラス張りの窓を割れば速攻で水の泡。 片手でぶら下がるシーンの絶望感、そんな場面なのにトムがいるだけで何故か物凄く安心してしまう不思議。 初代の「M:I」にあったシリアスな空気は何処に消えてしまっただろうか(良い意味で)。 トムが車ごと落下するシーンにしたって、起爆装置だけを奪い合う殴り合いにしたって、まったく余りに馬鹿馬鹿しくて逆に超清清しかったぜチクショウ! この映画は落ちるシーンが多いね本当。 偽の映像で見張りを突破するコミカルなシーンや、 駐車場でのアクション、 女性陣の殴り合い、 砂嵐が迫る場面の緊張とスペクタクル等々「スパイ映画の無駄なスケールのデカさ」はどうしてこうも楽しいのだろうか。 ラストで「さあ次は何処へ行こうかと」意気揚々に次の戦場へと赴く表情、そして愛する者のために何処か孤独に戦う哀愁も感じさせる後姿が良い。 【すかあふえいす】さん [DVD(字幕)] 9点(2014-09-23 22:39:41) (良:2票) |
《改行表示》15.いやー面白かったなー。 ここまでやるかと!スペクタクルだらけ!! トムが走りまくって、敵をボコボコにしたり、飛んだり跳ねたり。もう50近いのに(見えない!)、ホント頑張るこの人。 ただ、本作が面白いのは、それだけではない。トムだけがワンマンショーとして頑張ってるわけではなく、チーム物として、各キャラクターの活躍が描かれるのが旨味。 最近、人気上昇中のジェレミー・レナーさんがいい汚れかたで頑張ってるのが凄く楽しい。切れ味あるし。そして、前作辺りからちょい役で出てたサイモン・ペッグをチームに参戦させたのもナイスな判断!ボケ役として、最高の働きをしていた。 こんなにインポッシブルなミッションをクソマジメにやられても、白けてしまいそうなところを、本作はいい感じにコメディにしちゃってるのだ。 トムやジェレミーが「えー、これ、俺がやんのー?」ってとこが可笑しいんだな。 大作ってのはこうでなきゃ!っていう気持ちの良さのある快作。 シリーズで一番好き。 【すべから】さん [映画館(字幕)] 9点(2012-07-22 12:15:31) (良:1票) |
《改行表示》14.観賞直後は1>4>3>>>2だと感じたのだが、公正を期す為に4作品を全て再観賞した。 その結果としては1>>4>>3≒2だった。いずれにしても2位。かなり面白かった。 特にブルジュハリファのシーンは、相当面白かった。あれだけでも一見の価値あり。 また、今回はコンタクトレンズとかターゲットの視線に同期するスクリーンなど、小道具もかなり頑張っていて好感が持てた。ただ、あのおじさんが異常に強いのは少し気になった。 【MacGyver】さん [ブルーレイ(字幕)] 9点(2012-07-21 00:35:21) |
13.コミック/アニメの世界を実写で再現した傑作! バカバカしくもあるが、ここまで徹底されると痛快。高所恐怖症には厳しい場面もあり。 【kaaaz】さん [ブルーレイ(字幕)] 9点(2012-05-05 21:39:29) |
12.2はともかくとして、このシリーズはその時代のハリウッドアクション映画の最先端を感じさせてくれる映像の迫力とスタイリッシュさがある。とりわけ今回は次から次へと映像だけでも楽しめるような凝ったアクションシークエンスの連続。ストーリーもしっかりとスパイ映画しておりこれぞ大作娯楽映画。B級でもCG使ってやり放題の現代にアクション映画でここまで映像で楽しませることができるっていうのは思いのほか凄いかも。 【Arufu】さん [DVD(字幕)] 9点(2012-04-29 12:00:54) |
《改行表示》11.映画への愛情と好奇心が強すぎる故、「この作品は違うでしょ!」とツッコミたくなることが多いトムですが、このシリーズはやはり間違いなしです。本領発揮。 トムの映画人としての至上が嬉しい。 【こね】さん [映画館(邦画)] 9点(2012-04-23 23:07:09) |
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10.《ネタバレ》 4作目でこのクオリティは素晴らしい。スパイグッズにワクワクし、ミッション中にはドキドキする。続編を作るなら、このクオリティをぜひ維持してほしい。まさにエンターテイメントに特化したアクション映画である。それにしてもあの砂嵐はドバイでは日常なのでしょうか?旅行に行ってあんな砂嵐に出くわしたら腰を抜かしてしまうに違いない。 【いっちぃ】さん [映画館(字幕)] 9点(2012-01-20 17:53:29) |
9.自分の中では、歴代アクションでもベスト3に入るであろう一作。スパイツールの魅力、アクションシークェンスの豊富さ、斬新さが全体を通してみた時には傑出している。シリーズ定番のシーンや軽いジョークを混ぜつつの演出勝ち。 【楊秀清】さん [映画館(字幕)] 9点(2012-01-17 18:53:56) |
8.《ネタバレ》 緊張感の中にすこしの笑いのバランスが非常にいい。そして嫁がでてこない理由も安易に別れたとかそんな理由でなくオチにまでもっていったのはさすがです。前半のドキドキハラハラぶりは半端ない。ビルでのやりとりはかなりやばかったです。後半ちょっとしりすぼみしましたがシリーズの中では一番好きです。 【とま】さん [映画館(字幕)] 9点(2012-01-14 02:40:03) |
7.《ネタバレ》 トム・クルーズ=イーサン・ハントがようやく自分の中で納得できる人物に見れました。もっと簡潔にいうと、イーサンの感情にここまで特化した内容のものは、シリーズ通して実はあったようでなかったと思います。前作を念頭に鑑賞を始めると、序盤から感じるのは奥さんは?という雑念が過り、次に思うのは「ハリウッドアクション映画シリーズ御得意のヒロイン取っ替え引っ替えか?」です。大切な女を一貫して守れないおっさんが、なにが国家を守るだ?アホか、と思わせてくれるわけです。それが、主軸の核戦争勃発を阻止するための行動と共に事情が徐々に明かされてゆき、物語とリンクして行きます。「イーサン、そんな過去が・・・でもなぜ、お前はそこまで強くいられるんだ」徐々にそう思わずにいられなくなります。それは、途中参加の分析官の彼の心情とまさにシンクロするわけです。そしてそれは最後に最大のネタバレに繋がって行きます。後出し!最後の最後にお涙頂戴展開だよ!って思ってしまう反面で、彼は一人いつも自分に課せたGhost Protcol「実在しない協定」の上で彼女を守っていたのだと思うと、否応なく心が震えました。もはやぼくの勝手な解釈になりますが、Ghost Protcolによって二人以外の人間が知りえないその悲しき関係性が物語の核とシンクロした瞬間、心がとても震えました。中盤でハントが言った「生き返らない=絶対に戻ることがない関係性」も観賞後に本来の意味になって響いてきます。つまりハントはこの先一生死ぬまで、Ghost Protcolの作戦を一人孤独に続けて行かなければならないのです。ぼくは想像してしまいます。今この瞬間も戦っているハントの姿を。 【ボビー】さん [映画館(字幕)] 9点(2012-01-04 02:11:29) (良:2票) |
《改行表示》6.《ネタバレ》 まず最初に「お見事!」と言わせて頂きたい。 冷静に観れば突っ込み所満載だが、エンターテイメント最優先のスパイアクション映画に対し真面目に突っ込むのは無粋と言う物。 チームプレーに徹した作品ながらいかんせん地味だった一作目、トム・クルーズとジョン・ウーの自意識が良くも悪くも暴走した二作目、方向性が定まらず中途半端だった三作目、賛否両論有ったであろうこれら過去3作を基本に、まさに大団円と言っても過言では無いまとめ方をした製作陣に対し素直に拍手を送りたい。 個人的にはアクションシーンを演じるトム・クルーズが明らかに乗り気では無いと思わせる演出となっていて、それに呼応するかの様に後継者か?と思わせる様にジェレミー・レナーが登場し、それが1作目へのオマージュとも言えるシーンに繋がる構成がとても嬉しかった。 次回作が有るのかどうかは判らないが、例えトム・クルーズが最前線で活躍しない構成で有ろうとも、今回の様なエンターテイメントに徹したスパイアクション映画らしいレベルの高いチームプレーを堪能させてくれるなら、私は喜んでお金を払って映画館に足を運ぼうと思う。 最後に一言、もし時間が有るのなら過去3作品を予習してから行くと面白さ倍増と思いますのでお薦めします。 【たくわん】さん [映画館(字幕)] 9点(2012-01-03 13:50:57) |
5.や っ た ぜ 、 ト ム ・ ク ル ー ズ ! エンターテイメント映画の最高峰! !!!!!! 【ようすけ】さん [映画館(字幕)] 9点(2011-12-27 22:24:20) |
《改行表示》4.50歳手前のトム・クルーズが、とにかく走りまくり、飛びまくり、吹き飛ばされまくる映画だ。 この映画に対して「どういう映画だ?」と問われれば、こう答えたいと思う。 正直言って、彼のそのパフォーマンスだけでも「脱帽」だと言えるし、必ずしもトム・クルーズのファンでなくともその部分だけでも観る価値はあると言える。 ハリウッドの映画スターとして存在し続ける彼の在り方は、まるで一流のベテランアスリートを見ているようだ。彼自身の俳優としての鍛錬と向上心が、“トム・クルーズ”というハリウッドスターの存在性と輝きを保持し続けているのだと、思わずにはいられなかった。 映画自体は、「ミッション:インポッシブル」というスパイ映画シリーズとして「面白い」としか評する言葉は必要ないと思う。PART2、PART3の出来が決して良くないので、そもそも質の高い映画シリーズとは言い難い部分はあるが、今作は、それらを補える程の面白味を携えたPART4として仕上がっていたと思う。シリーズ最高傑作と言っても間違いないと思う。 こういったシリーズ物の悪しき特徴として、最新作の設定において前作の苦労があっけなく水泡に帰してしまっているということが多々ある。今作にしても、前作で必死になって守り切ったものが、すでに喪失してしまっているというくだりがある。 それに対しては大いに難癖を付けたかったところだったが、今作はエピローグで見事に消化してくれている。 そのこともあり、ラストのシークエンスがより爽快感に溢れ、50歳を過ぎようがなんだろうが、トム・クルーズの更なる続編に期待は膨らんだ。 とにかく映画の中のあらゆることが超格好良くて面白い。それだけの映画だ。 【鉄腕麗人】さん [映画館(字幕)] 9点(2011-12-25 23:59:09) (良:2票) |
《改行表示》3.《ネタバレ》 期待どおりでした.最高です.前作のバチカンにも驚かされましたが,今回は,ドバイです.砂嵐のシーンもハラハラどきどきで,アイデアが素晴らしいです.ラストにはホロっとするシーンが待っています.Your job is not protector of my wife. It's mine.(聞き違っていたらごめんなさい).あんなに格好良く言ってみたいです.今年の見納めとしてふさわしい作品でした. 追記:我慢できず2回目を観に行きました.It's not your job to protect her. It's mine.でしたね.スマートフォンで机をトントンするところの演出がなかなか.とっさにあれは出来ませんね.ラストの2人の無言の演技も見事でした. 【ursla】さん [映画館(字幕)] 9点(2011-12-22 20:58:42) (良:1票) |
2.《ネタバレ》 これぞ娯楽アクション映画の王道をいくシリーズ最新作。今やお馴染みとなった「スパイ大作戦」のテーマに乗って、イーサン・ハントと彼のチームが最高の能力と最新のテクノロジーを駆使して、不可能と思えるミッションに果敢に挑んでゆく。変装や潜入といったお約束もきちんと入り、安心して観ていられる。ブダペスト、モスクワ、ドバイ、ムンバイと舞台を移し、複数の撮影ユニットによる大がかりな撮影がなされており、この点でも豪華だ。トム・クルーズも歳をとったなりに、アグレッシブなアクションに挑戦しており、役者魂を感じる。ストーリーの設定がスパイというより、テロ対策に(CIAよりCTUか?)重心が移っている感は否めないが、これはいたしかたないか。敵の大ボスが学者のくせに妙に手強いとか、細かいことは気にせず、次から次へ展開するサスペンスアクションに身を委ねるのがこの作品の正しい鑑賞法だろう。劇場での上映中、私の近くではポップコーンを頬張る音は全くなく、エンドロールになってから、ようやくポリポリ音が出てきた。こういう映画を素晴らしい娯楽作品と呼んでいいと思う。千数百円の鑑賞料は決して惜しく感じなかった。 【田吾作】さん [映画館(字幕)] 9点(2011-12-20 11:01:37) (良:2票) |
1.興奮しました。正月映画の本命として期待を裏切らない面白さでした。どこまでがCGなのか、どこまでがスタントマンなのかは分りませんが、主演が体を張って取り組んでいる熱が伝わって来ます。次々に繰り出されるハイテク装置というよりも、それらを使っても巻き起こるトラブルへの対処が見どころで、潜入ミッションもカーチェイスも捻り方が尋常じゃない。さらに、そのトラブル対処に登場人物たちの個性や感情が上手く織り込んであります。毎回監督が変わってそれぞれの持ち味を発揮しているこのシリーズ。本作は「Mr.インクレディブル」のブラッド・バード。初の実写作品ですが、彼のアニメ作品以上にエキサイティングでシリーズ最高だと思います。ドバイの世界一高いビルのシーンでは、慄いて思わず声を上げてしまうほどハラハラしました。ちょっと大袈裟ですが、エンタテイメントの領域で、ただのスパイアクションでは語れない次元まで行ってしまった作品だと思います。高所恐怖症の方は観ない方が良いでしょう。 【アンドレ・タカシ】さん [映画館(字幕)] 9点(2011-12-17 14:32:11) (良:1票) |