323.この映画が好きな方には申し訳ないのですが、観ていて思わず「ブーーーーッ」と吹き出してしまいました。遥か遠い未来の地球では、(進化した)猿がずっと昔の人間のことば(この映画ではアメリカ英語)を話すんですか?そしてその時、人間は全くことばが使えないんですか?解剖学的に見て、あの猿の唇から喉までの構造では、人間の言語の複雑な音は作れません。 そしてアメリカ人の悪い癖で、すぐに神がどうの信仰がどうの、という話になってしまう。たとえ猿でも! 冒頭でアインシュタインの相対性理論なんか持ち出して、説得力を持たせようとしているけど、あの相対性理論の解釈は違います。今の理論では、ああいう事は起こり得ません。結局、映画は理屈で観るな、ということですか? ついでに、チャールトン・ヘストンって俳優としてはやっぱり大根ですね。 しかし問題提起としては意味があったと思うから、1点献上。 【ST】さん 1点(2002-02-24 02:44:08) (良:1票) |
322.結局バートンは理解できなかったみたいだけど、本来、猿の惑星のアイデンティティーは猿メイクじゃなく「人間以外の生物が支配する、人間が滅ぼしてしまった地球」という点と「その滅ぶ前の地球を知っている、たった一人の喋れる人間(というか、ほとんどたった一人の人間)」って2点なんだよね・・・。だから、最後の自由の女神のシーンでも、ヘストンが泣き崩れても隣の喋れない女はキョトンと「何が何だかわからない」って顔してて、結局、意思通達の手段の無い人間と一緒にいたって一人でいるのと何ら変わりが無い・・って事なんだろうね。この映画は。 【秘宝館長】さん 10点(2002-01-24 18:04:35) (良:1票) |
《改行表示》321.《ネタバレ》 この作品を最初に見たときの衝撃は今でも忘れられませんね。 いやほんと、なんて面白いんだ! なんという凄いアイデアだ! と、ただひたすら驚嘆していたことを思い出します。 まぁ、後になってよくよく考えると、猿が英語を喋ってる時点で気づけよ、て言いたくはなりますが(笑) そういうつっこみどころを忘れ去せるぐらい怒濤の展開にひき込まれます。 一言で言えば、「ショック」の塊のような作品なんです。 とある惑星にたどり着き、調査をしていると現れたのはなんと猿の集団で、 その見せ方及びジェリー・ゴールドスミスの音楽が、観る者にこれでもかという驚きを与えてくるわけです。 そして人間は虐げられているというショック。脳手術されているショック。 ラストのショック。そのような数々のショックを、一流のエンターテイメントに昇華させる希有な傑作です。 【あろえりーな】さん [DVD(字幕)] 9点(2001-08-04 17:01:45) (良:1票) |
320.映画は脚本が全てと思わせるSF大作。原作者は日本人を猿に見たてて書いたとか。そう言えばそんな気もしなくも無いが・・・ 【イマジン】さん 10点(2001-02-08 19:56:17) (良:1票) |
319.《ネタバレ》 さて、いきなり、宇宙船の内装がチャーミングです。床屋の赤と青がくるくる回るやつの小さいのが組み込まれ、近未来メカっぷりを主張しています。ハッチの開閉用に、緑、黄、赤のボタンがシンプルに並んでいます。手作りの温もり感が残るヒューマンスケールなSF感がとても懐かしい気持ちとワクワク感を与えてくれます。宇宙船が見知らぬどこかの惑星に墜落した後は、宇宙にいた時の狭苦しさとは、うってかわり、荒涼とした土くれの大パノラマが広がります。食糧を求める探検もまたワクワクです。そして、いきなり、猿に遭遇するのではなく、まずは半裸の人類に遭遇し、そのワンノブゼムとして巻き込まれていく流れが巧みです。学者カップルが、口をぶつけ合っているのがとても微笑ましかったり、女学者の、主人公を見る時の驚きと興味が混じった知性を感じさせる目の表情がとても素晴らしかったり。人類の牝(♀)ちゃんもかわいいです。そして、最後のシーンは、絵として鮮烈に心に残ります。後発作品で、厄災、終末、滅亡を表すアイテムとして、しばしば流用される程ですが、やはり、本家は素晴らしいですね。 【camuson】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2024-02-09 17:48:07) |
《改行表示》318.《ネタバレ》 リアルタイム時に、この映画を劇場で目撃した人たちが 「ショックでエンドロールが終わるまで立てなかった」 みたいなことを異口同音に口にしてたのですが、 この映画のエンドロールは画面が暗くなってから45秒で終わります。 エンドロールがしつこくないのは、ある意味で昔の映画の美点ですね。 あのラストのあとに、本編と関係ないハードロックを10分ぐらい聞かされたら また印象も変わってきたでしょうし、衝撃のラストでぶち上がった評価も 若干下方修正せざるを得なかったような気がいたします。 【伊予柑】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2023-10-28 04:28:49) |
《改行表示》317.言わずと知れた名作です。 できるなら予備知識なく見たいところですが、オチを分かった上で見ても味わい深いです。 古いSF映画には、今となっては間違っている理論やチープな映像などがある場合もありますが、それについてとやかく言うのは何か違う気がします。 当時の評価を知る由もないことですが、リアルタイムに映画館でこの映画を見れた人を心の底から羨ましいと思います。 【めたもん】さん [インターネット(字幕)] 7点(2022-01-21 10:01:54) |
《改行表示》316.他の皆さんも書いておられますが、この映画はラストジーンの衝撃につきますね。 何十年かぶりで見直しましたが、子供の頃のワクワク感は感じられませんでした。 この映画が作られた同時期に、あの「2001年宇宙の旅」も公開されていたのですね。 この映画の古めかしい宇宙船内のシーンを見て、ふとそんなことを思いました。 【とれびやん】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-08-12 13:46:13) |
《改行表示》315.リメイク見た後だと迫力が落ちちゃうなー。 どうしても。 知的なアイデアは詰まってるのでそこはホント素晴らしいと思います。 |
314.《ネタバレ》 【好みが近いレビュアーさんからの抜粋おススメでコメントしてなかった作品】おそらくTV放映でオカンと観たと思います。ラストは衝撃的。。。。。ではありませんでした。知識のないガキですから自由の女神を観てもピンとこなかったのを覚えています。オカンに解説してもらって納得みたいな感じでした。子供ながらに宇宙に行ったら時間が進んでしまうのだなと解釈したものの何で?どういう理屈で?となったのを覚えてます。 【ないとれいん】さん [地上波(吹替)] 7点(2019-07-16 12:19:18) |
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313.《ネタバレ》 『サイコ』同様、あまりにも衝撃のシーンが有名すぎるため、結末までの流れが退屈に感じてしまう。惑星の真実を知り、自分と同じように嘆き悲しむ人間はもういない。神の能力を手に入れるまでに進化しすぎても、人間が猿よりも野蛮という皮肉。当時の冷戦を象徴させるようで時の流れを感じた。冷戦が終わっても、またしても核の危機が迫っており、本当にそうなってしまうかも。 |
312.猿の首領たちが、とにかく理解がないので、えー加減にイラッとする。あの人間の女の子の立ち位置が最後までよく判らなかった。作品としては名作の名に相応しく、面白い。ラストはなんじゃそら、そらそやわなーのオチですな。 【SUPISUTA】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2019-03-02 19:01:23) |
《改行表示》311.最後の衝撃を見るために視聴 もっと仲良くなれたらいいのに… 【Ren】さん [DVD(字幕)] 7点(2018-11-29 15:01:57) |
《改行表示》310.ちょっと古臭さを感じましたど、猿のキスとか笑えました。 落ちは知らなかったけど、衝撃はなかったです。 【へまち】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2018-03-30 18:50:21) |
《改行表示》309.《ネタバレ》 新・猿の惑星(1971年)が、テレビ東京で10/12(木)の昼に放送されたのを機に投稿します。 偶然に訪れた【架空の異種族の世界】での交流を通じ、人間性や社会を批判し問題提起する…ジョナサン・スウィフトの風刺小説「ガリバー旅行記」にも通じる風刺映画の名作。 私が猿の惑星シリーズで初めて観た作品は、小学生のときにテレビ放送された【続・猿の惑星:1970年】です。この1作目は、高校生のときに日本テレビの金曜ロードショーで放送されたものを観ました。映画評論家の水野晴郎さんが解説されていたのをはっきりと覚えています。実際に観てみて、2作目同様、この1作目にも【怖さ】を感じましたが…【怖さ】の質は全く異なっている印象を受けました。2作目はミュータント登場以降の場面が強烈で「気色悪い、流血まみれでむごたらしい」といった生理的な嫌悪感に基づくものだったのに対し、1作目の場合は【理知的なSF映画としての怖さ】を感じました。それを象徴するのは、やはりラストシーンでしょう。最後のオチはとっくに知っていましたが【文字情報】では表現し得ない【映像】ならではのインパクトがある名シーンだと思いました。また、ジェリー・ゴールドスミスの前衛的な音楽にも魅力を感じましたが、特にその曲の一部は【水曜スペシャル―川口浩探検隊シリーズ:当時のテレビ朝日で放送】で引用されていたとわかったのも、当時の私にとっては嬉しい発見でした。 その後、テレビ放送で何度も観ましたし、今回、レビューを書くためにDVDで再見しましたが、素晴らしさは全く変わりません。もっとも、公開当時の「他の動物は、生きるために(捕食で)殺すことはあっても、人間と違ってそれ以外の無駄な殺生はしない。人間だけが…」という【人間と他の動物との違い】に関する考えかたは、現在の動物の研究・調査では修正を余儀なくされています。しかし公開されてからほぼ半世紀近く経つのに、映画の冒頭で語られるように【戦争が絶えず、そのために飢えている子供達が数多くいる】という現状を考えると、当作品の存在意義は変わらないと思います。また、考えようによっては、まだ最終戦争をしていないという意味で、↓の【よしのぶさん】がおっしゃる通り「核戦争が避けられた理由の一つに、この映画が挙げられるかも」と言えるかもしれません。 さて、採点ですが…製作スタッフの皆さんへの敬意を込め、さらに、いつか「人類が戦争をしていた頃の時代遅れの作品」と評価される日が来ることを願いながら、10点を献上させていただきます。 【せんべい】さん [DVD(字幕)] 10点(2017-10-22 18:56:21) |
308.《ネタバレ》 もう何度もTVで観て、放送されるたびにまた観てしまう映画です。この映画、オチがわかっていてもなぜ何度観ても面白いのでしょうか。映画の感想よりもそちらの方が気になるくらいです。ありえない話だけれども、ひょっとしたらあり得るかもという「ゾンビ」に近い世界観への憧れというのが自分の中にあるのかもしれません。最期のテイラーの叫びは「人間の愚かさの代弁」ですが、このシーンは現代の世界状況を見ていると絵空事ではない気がしてきます。 【金田一耕助】さん [CS・衛星(吹替)] 10点(2017-09-25 15:43:39) |
《改行表示》307.《ネタバレ》 猿たちが英語を喋っている時点で地球とわかりそうなものだが、そんな些細なこと(?)はどーでもいい。 主人公を襲う次から次の困難に息つく間もない傑作SF映画。 【ガブ:ポッシブル】さん [地上波(吹替)] 10点(2016-09-18 17:10:47) |
306.子供の頃に見たら映画好きになること請け合いだ。 【さわき】さん [CS・衛星(吹替)] 6点(2016-07-09 17:27:06) |
305.《ネタバレ》 9歳の息子にもそろそろこの映画がわかるかと思い、自分も久しぶりに見てみました。でも息子にはちょっとまだよくわからなかったみたいです。自分の感想としては、今ならこういう作り方はしないなと思いました(延々と砂漠が続くシーンとか)が、やはり名作ですね。この映画が作られたころは、いつ核戦争が起きるかと人々が考えていたのですね。核シェルターを地下室に持っていたアメリカ人もいたと聞きましたが、本当でしょうか。もし大人の私がこの映画を結末を知らずに初めて見たとしたら、「何でほかの星に着いたのに、地球の言語である英語をしゃべっていて、英語を読み書きしているんだ。おかしいじゃないか」と思い、そこで見るのをやめてしまうか、そこで結末に気づいてしまうかもしれませんね。この作品はあまりにもラストシーンが有名で、そこしか覚えていない人とか、猿の惑星シリーズでこの作品しか見ていない人が多いと思います。でもこのシリーズの真の価値は「最後の猿の惑星」まで見て初めて理解できると思います。この作品を見た人には、これだけでやめずに、「最後の猿の惑星」まで見て、と言いたいです。「最後の猿の惑星」はこのサイトでは評価が低いですが、私は感動しました。 【チョコレクター】さん [CS・衛星(吹替)] 9点(2015-10-04 22:11:07) |
304.《ネタバレ》 間違いなく史上もっともネタばれしている映画です。「人類滅亡後の猿が支配する地球に帰りついた宇宙飛行士」なんて映画紹介を書くジャーナリストまでいるぐらいで、おそらく20歳以上でこの結末を知らない人はいないでしょう。でも公開間もない頃に何も知らずにこの映画を観てしまった時の衝撃ときたら、自分の中では未だに三大トラウマ映画のひとつに君臨しています。 昨今の邦画と違っていろいろなプロット上の謎を放置したまま物語は終わってしまいます。宇宙船は何を目的としていたのか、人間はなぜ言葉どころか声さえ出すことが出来ないのか、などけっこうあるんです。でもこういうあまり細かいところを追求しないストーリー・テリングも観る者の想像力をかき立てる効果がありますね。脚本上どうしてもクリアできなかったおバカな部分は多々あります。だいたい猿が使っているのが英語だという時点で、テイラーはここは地球じゃないかと気づかねばなりません。そりゃ広大な宇宙では生命体が存在する地球に酷似した天体があるでしょうけど、使われている言語まで一緒だなんてさすがにあり得ないです。洞窟の中で人形や眼鏡まで発見しているのに「これは地球の文明に良く似ている」なんて講釈たれるところなぞ、もうコントみたいな感じですよね。まあそこら辺はいきなり人間と猿が逆転している世界にほうり込まれたら、普通の人なら混乱して冷静な思考が出来なくなるだろうからということで、大目に見ておきましょう。 原作者ピエール・ブールの日本軍による捕虜体験(どうもこれはウソみたいです)をカリカチュアしたストーリーだと解釈する向きがありますが、猿の文明における進化論が出てくるところなど観ても、私には製作当時のアメリカ社会に対する風刺が色濃い脚本じゃないかと思います。あまりによく出来たプロットなので、色んな時代や社会の暗喩として捉えることができるのは、まさにこの映画の偉大なところでしょう。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2015-05-02 15:11:48) |