スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明けのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。4ページ目

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スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け

[スターウォーズスカイウォーカーノヨアケ]
Star Wars: The Rise of Skywalker
2019年上映時間:142分
平均点:6.77 / 10(Review 94人) (点数分布表示)
公開開始日(2019-12-20)
公開終了日(2020-04-29)
アクションSFアドベンチャーファンタジー戦争ものシリーズもの3D映画
新規登録(2019-10-04)【にゃお♪】さん
タイトル情報更新(2023-06-15)【イニシャルK】さん
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監督J・J・エイブラムス
キャストデイジー・リドリー(女優)レイ
ジョン・ボイエガ(男優)フィン
アダム・ドライバー(男優)カイロ・レン
オスカー・アイザック(男優)ポー・ダメロン
ルピタ・ニョンゴ(女優)マズ・カナタ
ドーナル・グリーソン(男優)ハックス将軍
ケリー・マリー・トラン(女優)ローズ・ティコ
ケリー・ラッセル(女優)
リチャード・E・グラント(男優)
ビリー・ディー・ウィリアムズ(男優)ランド・カルリジアン
マーク・ハミル(男優)ルーク・スカイウォーカー
イアン・マクディアミッド(男優)パルパティーン
マーク・ハミル
J・J・エイブラムス
ハリソン・フォード〔1942年生〕ハン・ソロ
ヘイデン・クリステンセンアナキン・スカイウォーカー
サミュエル・L・ジャクソンメイス・ウィンドゥ
ユアン・マクレガーオビ=ワン・ケノービ
アレック・ギネスオビ=ワン・ケノービ(ライブラリー出演)
フランク・オズヨーダ
リーアム・ニーソンクワイ=ガン・ジン
永宝千晶レイ(日本語吹き替え版)
津田健次郎カイロ・レン(日本語吹き替え版)
小松史法ポー・ダメロン(日本語吹き替え版)
甲斐田裕子ゾーリ・ブリス/アイラ・セキュラ(日本語吹き替え版)
島田敏ルーク・スカイウォーカー(日本語吹き替え版)
若本規夫ランド・カルリジアン(日本語吹き替え版)
高島雅羅レイア・オーガナ(日本語吹き替え版)
青森伸パルパティーン(日本語吹き替え版)
岩崎ひろしC-3PO(日本語吹き替え版)
楠大典ダースベイダー(日本語吹き替え版)
津田英三ウェッジ・アンティリーズ(日本語吹き替え版)
壤晴彦スノーク(日本語吹き替え版)
浪川大輔アナキン・スカイウォーカー(日本語吹き替え版)
伊藤静アソーカ・タノ(日本語吹き替え版)
玄田哲章メイス・ウィンドゥ(日本語吹き替え版)
森川智之オビ=ワン・ケノービ(日本語吹き替え版)
多田野曜平ヨーダ(日本語吹き替え版)
白熊寛嗣ケイナン・ジャラス(日本語吹き替え版)
津嘉山正種クワイ=ガン・ジン(日本語吹き替え版)
磯部勉ハン・ソロ(日本語吹き替え版)
小原雅人(日本語吹き替え版)
出演キャリー・フィッシャーレイア・オーガナ(アーカイブ)
原作ジョージ・ルーカス(キャラクター創造)
脚本J・J・エイブラムス
音楽ジョン・ウィリアムズ[音楽・1932年生]
製作キャスリーン・ケネディ
J・J・エイブラムス
配給ウォルト・ディズニー・ジャパン
スーツアクターアンソニー・ダニエルズC-3PO
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【クチコミ・感想】

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34.《ネタバレ》 なんだか出来の悪いリレー小説でも読んだような気分です。 この新三部作で何をしたかったのか……もう少し慎重に考えてから作り始めるべきだったのでは……。 音楽と、前作より異星人のキャラクターがたくさん出てきたのはよかったと思います。
kiryuさん [映画館(字幕)] 4点(2020-01-02 20:26:50)(良:1票)
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33.《ネタバレ》  EP4劇場上映からずっと観てるファンですが、というか、映画ってこんなに面白いんだ! と、あんまり面白くていきなり2週観ましたが(当時入替制でなかったので)、その長大なシリーズがようやく無事完結して感無量というところです。   話としてはEP8のあれこれがバッサリなかったことにされて(酷)、EP9で元通りのベタな王道ストーリに戻ったということで、いつものスターウォーズのノリだとEP9の前半をEP8でやって、EP9の後半がEP9になるのではないか、というように思ったりしました(EP8は、あれはあれで好きですけれども)。   例のキスシーンについては、劇場では悲鳴が上がってましたが(笑)、いや、展開上これまでの親密度と展開から言ってそう行くしかないかなあ、ということで個人的には納得。しかし亡くなってしまうのは、よくある「女性向け物語で、都合よく死んだり別れる女性にとって都合の良いだけの色男」的で、どうなんだろうとちょっと思いました。予言が成就されるが実はそれこそが真のハッピーエンドなのだ! 的オチを一瞬夢想しました。   あと、個人的に、暗黒面レイが、アクションとかビジュアルが超絶かっこ良くて! もっと本格的に戦うシーンが見たかったなあと思いました(最終戦の心の中の戦いとかで(スピンオフまだ!?))。   そんなところです。
simさん [映画館(字幕)] 8点(2020-01-01 22:55:23)
32.《ネタバレ》 往年のオールスターに大満足でしたが、EP7〜9を通じ新世代のキャラを十分に熟成させずバトンタッチしなかったのは、これでもう終わりにしようという意図だったのでしょう。最後の「私はレイ・スカイウォーカー」という言葉が心に残りました。パルパティーンでなくて良かった! 今後は、こんな続編に期待します(^_-)-☆ →「STAR PEACE/もう戦わない♡」
windanceさん [映画館(字幕)] 9点(2020-01-01 18:34:39)
31.《ネタバレ》 とうとう最終作。主要登場人物は総出演と思いきやヨーダが出なかったのは残念。思えば長かった。最初はSF版チャンバラ劇だったのが風呂敷を広げ過ぎて今作でやっと回収といったところか。にしても映画史上に残る傑作シリーズ。ありがとうございました!
kaaazさん [映画館(字幕)] 9点(2019-12-31 00:25:45)
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30.《ネタバレ》 終わってしまった…まずはその一言に尽きる。 エンドロール冒頭で、with イアン・マクダミド and ビリー・ディー・ウィリアムズ と表示され感激。  内容としては、スターウォーズって、こんなガチャガチャしてて疲れる映画だっけ?という違和感満載。 アクションや戦闘シーンのオンパレードで、ヒューマンな部分が少ない。 これは、私の大好きなスターウォーズじゃないよ!  不満を感じながらも、最後は上手くまとめたのは評価できる。  結局、スターウォーズって、パルパティーンの物語だったのか… と自分なりの解釈をしてしまうくらいレジスタンスの存在感が弱く、パルパティーンの存在感が圧倒的。  とにもかくにも、私の40年に渡るスターウォーズ人生は幕を下ろした。そう思うと、感慨深い。 だがしかし、このゴチャゴチャし過ぎる内容、リアルタイムでスターウォーズを見てきたオールドファンにとっては、いささか疲れるのではないかな?
にじばぶさん [映画館(字幕)] 6点(2019-12-30 20:27:23)(良:1票)
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29.《ネタバレ》 前作(EP8)でフォースは何でもあり、というのを見たので、期待もせず、最終作としての今作を観ました。  でも、驚いた。 1:ジェダイに血統を持ち出すとはねぇ。レイ役が可哀想。 2:スカイウォーカーのライトセイバーが二本あったんだ、、、あんな利用法で、、、 3:あの消え方は、ジェダイになっちゃったの?  思い出補正もあってEP4~6は、何回か買い直すくらい好きだったけど、 それ以外の全ては、二度と観ることがないんだろうなぁ
hyamさん [映画館(字幕)] 3点(2019-12-29 20:09:47)
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28.少年少女たちは、この映画を観て、ドキドキワクワクしただろうか。 フォースの共にあらんことを、と意味もなく一人でつぶやいたりするだろうか。 スターウォーズという映画の持つ世界観に、どっぷりハマることができただろうか。 自分がいったい何の映画を観ているのか、途中でわからなくなってしまった。 いろんなものが詰め込まれ過ぎている感じがして、消化不良気味で映画館を後にした。 シンプルな宇宙活劇が観たかったなあ。 スターウォーズよ、どこへ行く。 ジョージ・ルーカスに敬意を評して加点。  追加。 ふと思い立って吹き替え版を改めて鑑賞。 これが予想外に良かった。 母国語で観ないと、どこか響かない部分があるのかもなあと、何だか狐につままれたような気分になった。 ストーリーが頭に入ってる分、細部の作り込みも発見できたし、安心して観ることができた。 3度目観に行ったら、もっと良くなりそうな予感。 というわけで、JJエイブラムス監督にも敬意を表したい。
roadster316さん [映画館(字幕)] 7点(2019-12-29 01:05:16)(良:2票)
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27.《ネタバレ》 まず、娯楽作品としてとても面白かったです。視聴中首をかしげる部分も色々あったように思いますが、たたみかけるハッタリと演出に幻惑されました。 7作目の公開時から「前作の焼き直し・過去の設定にひきずられている」という批評をされているこのディズニー版3部作、完結させるにはこうするしかないという感じでした。ただ、戦争マニア、SFマニア、歴史マニア、フォース哲学マニアなどの人々は全然満足できないだろうな、と思います。これを見た子供たちが「窮地ではタイムリーに友軍が沢山来てくれる」し、「人は時間が全くなくても段取り組んでちゃんと仕事ができる」し、「死傷者が50%超えても勝てばみんなお祭り騒ぎで大笑いする」んだ、と勘違いしないように祈っています。
みみさん [映画館(字幕)] 7点(2019-12-28 19:05:10)
26.エピソード4を劇場で鑑賞したのは二十歳の頃、冒頭デストロイヤーがレイヤ姫の乗った宇宙船を追って画面上空から現れたのには度肝を抜かれた。以来SWの大ファンになり、エピソード4~6はハラハラドキドキワクワクさせられたものだった。それから数年後エピソード1~3ももちろん期待を持って劇場鑑賞した。が、確かにCGに見るべき進化は感じられたが作品自体に何か物足りなさを感じた。そしてエピソード7~8に至っては鑑賞後記憶にさえ残っていない始末だった。だから今回エピソード9を鑑賞することを躊躇ったのだが、まぁこれが最後なのだからしっかり見とどけるつもりで鑑賞した。この作品に至ってはもう何でもありのオンパレード。ハラハラもドキドキもワクワクも全くせず、最後は唯々お尻が痛いのを我慢するだけだった。私と同世代のルーク、レイヤ、ハンソロの年老いた姿を見るのは忍び難かった。老兵は去るのみ。唯一救いだったのはレイ役女優のハツラツとした若さを振りまいた姿だったか。それにしてもレンとの殺陣はもう少し頑張ってほしかったな。昨今の映画にはCGが行くとこまでいってしまった感がありもはやときめくことがない。CGばかりに頼らない役者が頑張る作品がもっと観たいものだ。
薩摩ゴンタさん [映画館(吹替)] 5点(2019-12-28 06:17:49)(良:5票)
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25.《ネタバレ》 感無量のなかで2度鑑賞。 J・J・エイブラムス監督は、世界中で熱狂的なファンを抱えるサーガ最終作のメガホンを取る、という誰もやりたがらない仕事を手がけ、ともかくもキャッチフレーズどおり「すべて、終わらせる」仕事をしてくれたことに感謝したい。 EP6以後のルーク、ハン、レイアの物語や、新世代のレイやフィン、ポーの出自と成長、カイロ・レンの改心、シスの終焉を示してくれた。  前作でのレイアの「手は打ってあります」の意味が、本作のクライマックスで明らかになるのもいい。  全編を通して描かれているテーマは「希望」であり「連帯」であり、出自がどうあれ、血統がどうあれ「人は変われる」というテーマだったのではないだろうか。  そして、ラストではっきりと示される「ライズ・オブ・スカイウォーカー」の意味。  恐らくは、レイを中心に新世代のジェダイ・オーダーが再建され(そこにはフィンや前作ラストシーンの少年もいるに違いない)、新たな銀河の平和が築かれていくだろう。 エピソード全編を俯瞰してみると、全時代を通して暗躍していたダース・シディアスを倒し、フォースにバランスをもたらしたのは、「スカイウォーカー」だったことに気づく。その意味では、EP1で「選ばれし者」アナキンを見いだしたクワイ=ガン・ジンの判断は正しかったのだ。(唯一アナキンの父はわからずじまいだったが)  改めて思うのは、小学生の時にEP4を劇場で観て衝撃を受けてからの41年間、私の人生はスターウォーズと「共にあった」ということだ。 ラストシーンからエンドタイトルの時間、これまで胸を躍らせた思い出が走馬燈のようによみがえり、涙が止まらなかった。 この時代に生きていて本当に良かったと思う。この「遠い昔、はるか銀河系の彼方で」の冒険を見せてくれたジョージ・ルーカスや、素晴らしいスコアを書いてくれたジョン・ウィリアムズ、そして全ての関係者に心から感謝したい。
田吾作さん [映画館(字幕)] 10点(2019-12-27 16:34:17)(良:4票)
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24.《ネタバレ》 最終3部作を通して感じたのは、何より”キャラの薄さ”です。 とりわけカイロ・レンの残念さ加減は最後まで引きずりました。  ストーリーは全体を通して、かなり”元祖”の遺産に頼っており、 本作単独でみれば至って”普通”でした これは褒め言葉です。  私はスターウオーズにはそれほど思い入れがありませんが、 そんな私にしても”元祖”はやはり偉大です。 あまりにも偉大なシリーズを普通に締めくくることがいかに難しいことか!  決着シーンがアベンジャーズシリーズのそれと被っていたように感じたのは気のせいでしょう・・・? とにもかくにも2019年ともにサラバ!そして、ありがとう
午の若丸さん [映画館(字幕)] 7点(2019-12-25 22:10:04)
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23.《ネタバレ》 天童よしみ似のローズが「わたしはここに残れと言われたの」とフィンに言った時 基地に残る人じゃなく全世界の人に言われたようなもんだなと思ってしまった JJはインタビューで「どんな意見も正解だ」とSWファンの重圧を受け止めるコメントをしていたが 正直気にしすぎ。 「スタートレック」のTVシリーズが軒並み終了になっていくなか、映画で「スタートレック」を復活させてくれた。 「スタートレック・ディスカバリー」や「ピカード」と今に続いているのはすべてJJのおかげ。 どんな大人な事情があるのかしらないけど9部作あるはずのSWをルーカスはep1~3の失敗のせいか「作らない」と言い出し それもJJが手を上げてくれた どんなカタチにせよ9部作観れたことに感謝しかない  遠い昔、はるか彼方の銀河系で、、、 やっと昔(過去形)になったよ
かのっささん [映画館(字幕)] 8点(2019-12-24 10:26:36)(良:1票)(笑:2票)
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22.《ネタバレ》 「キスもせずに死ねるか」by カイロ・レン(心の声※フォース)  “厨二病+童貞こじらせ系シス男子”の愛すべき悪役を、主人公の対となる存在として貫き、描ききったことが、この新しいSWサーガの最大の価値だったかもしれない。 決して揶揄したいわけではなく、そういう新しいキャラクター性と新しい価値観を、SWという伝説化した世界観の中で果敢に示し、新しい「時代」の物語として紡いだこと(もしくは紡ごうとしたこと)を、僕は心から称賛したい。  「エピソード7」からこの「9」までの三部作は、主人公レイと、彼女と対峙し続けるカイロ・レンの両者が、あたかも思春期の男女のようにひたすらに「自分さがし」を繰り広げる物語だった。 物語の構成上、彼らは「正義」と「悪」という立ち位置を与えられてはいるけれど、隠された“生い立ち”や“資質”も含め、二つの運命は入り交じり、まさしく「対」の存在として、激しく反発すると同時に、激しく惹かれ合い続けていた。  「スター・ウォーズ」というあまりにも壮大なスペースオペラの締めくくりを、ある種普遍的な若者たちの「成長譚」として描いた試みは、充分に、チャレンジングでありフレッシュだった。 だがしかし、このシリーズが本来目指した“到達点”は、もっと新しい境地だったのではないかとも思う。  賛否がぱっくりと分かれた「エピソード8」が、まさにシリーズとしても分岐点となったことは間違いない。 ある意味での“暴走”を見せた「エピソード8」に対して多くのSWファンは落胆し、激怒した。旧シリーズの定型的なクラシック性を愛するオールドファンほど、その憤りは大きかったようだ。 僕自身は、「エピソード3」の、あの絶望と希望が同時に生まれたラストシーンを目の当たりにしてようやくSWの面白さに目覚めた不埒者なので、「エピソード8」の定石に対する“型破り”なストーリーテリングはむしろとても好ましく、興味深かった。 「旧三部作(4〜6)」から「新三部作(1〜3)」に渡り、常に物語の中心に存在した“スカイウォーカー”という「名前」と「血脈」の束縛から脱却し、止めどなく続く光と闇の争いの根幹に存在する「真理」に到達するのではないかという期待感が「エピソード8」にはあった。  当たり前のように、レジスタンスが「正義」、帝国軍が「悪」かのように大別されているけれど、実際は両軍それぞれに若者たちの生と死があり、戦争に身を捧げる「理由」や「大義」があるという事実。 そして、“ジェダイ”と“シス”という物語の根幹に存在し対立し続ける二つの要素が、常にその曖昧で脆い境界線上で“悲劇”を生み続けてきたということ。 (ならば、その境界線など何の意味があるのか?) 「エピソード8」でのストーリーの積み重ねとキャラクターたちの描き方は、まさしくSWシリーズが培ってきた「光」と「闇」の関係性そのものを反転させかねない要素で溢れていた。  しかし、多くのSWファンにとって、それはやっぱり許容できない“暴走”だったようだ。 無論、その拒否感はとてもよく理解できる。 もしこの「続三部作(7〜9)」が、「エピソード8」の流れのままに、新しい時代の新しい価値観をSWの結末として描ききってしまったならば、到達したテーマは、そのまま旧シリーズに対する“アンチテーゼ”となっていただろう。 ルーク・スカイウォーカーやハン・ソロ、そしてレイア・オーガナが、決死の覚悟で獲得した「勝利の価値」を、年老いた彼らも登場する同じ物語の延長線上で、新しい「時代」の“ものさし”によって一方的に「否定」してしまうことは、乱暴だし、そんなことを望むSWファンはやはり一人もいないだろう。  だからこそ製作陣は、大多数のファンの“悲痛”を理解し、強引なまでの「方向転換」をすることを選んだのだと思う。 そうして描き出された今作のストーリーラインとその終着は、極めて普遍的で王道的なSWのスタイルそのものだった。 ストーリー展開にも、明らかになる真相にも、“驚き”と呼べるものは殆どなく、大スペクタクル伴った大団円と、収まりの良い美しいラストシーンによって改めて“スカイウォーカー”の名に帰着する。  そこにストーリーテリング的な冒険は無かったけれど、冒頭に記した通り、アイデンティティを模索する二人の若者を、善悪の両端に配し、SWの物語性の中で表現してみせたことは新しく、充分に価値があったと思う。 個人的には相当に好きだった「エピソード8」も勿論含めて、あらゆる側面的な“付加価値”や“別視点”も持ち合わせた(決して描ききれてはいないけれど)、色々な意味で見応えあるエンターテイメントシリーズだったと思う。
鉄腕麗人さん [映画館(字幕)] 8点(2019-12-24 07:35:31)
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21.《ネタバレ》 新三部作の締めくくりとしては満足できる出来であった。 前作で行く末が案じられたこのシリーズだが、JJは考えうる限りでうまくまとめたと思う。  さすがにパルパティーンの再登場は唐突だし、(なんとオープニングロールで登場させてしまう) どうやって生き残っていたのか合理的な説明はほとんどない。 「実はこの人は生きてました」的な展開はよくある手法だが、スター・ウォーズでは使ってほしくなかった。 レイがパルパティーンの孫(シスの末裔)という設定は、おそらくEP7の制作時から、いくつかある オプションのうちの一つとしてあったのではないか。レイの生まれつき強いフォースやライトセーバーの構え、 時折見せる激しい表情はそれをうかがわせた。 ただし、パルパティーンに孫がいるという設定はEP1~6の話の流れから無理があることは確かだし、 制作サイドでも当初からその設定は本線ではなかったのだろうと思う。 EP8のファンの反応を見て、やっぱりこのままだとマズイな、という感じで、思い切って路線変更した のではないだろうか。 レイがシスの血縁ということになり、皮肉にもEP8であっさり裏切られたレイの素性の解明としては、 考えうるベターなリカバリー策であり、スター・ウォーズのテーマの一つであるフォースのバランス という側面では、結果的に物語に深みを持たせることになった。 しかし最終的にスカイウォーカーの血筋が死に絶え、シスの末裔が生き残ったことに 納得できない人は多いのではないだろうか。  心配だったレイアの登場場面は意外にも多くあり、本人が死去したとは思えないぐらい奇跡的な シーン作りが行われている。本作での役割も重要性が高く、自らの命(フォース)をもってして カイロ・レンに「ベン」と語りかけるシーンはエモーショナルな場面だし、ハン・ソロの幻影がベンに やさしく語りかけ、ライトサイドに復帰させる場面はスター・ウォーズ唯一とも言える泣ける場面だ。  あと、ローズとフィンの余計な恋愛模様が描かれなかったことも、EP8の反省からだろう。 他にやや難点と感じたのは、ロケーションが目まぐるしく変わりすぎて、人名や地名についていけないし、 ラストの艦隊戦は、スピード感やスター・ウォーズらしさという面で、ローグ・ワンのほうが やや出来がよかったようにも感じた。 果たして、スターの輝きを失ってしまったランドまで登場させる必要はあったのだろうか。  総じて振り返ると、物語のアウトラインと人物設定がEP7~9で統一されていなかったことが悔やまれる。 これは監督の采配よりも、ルーカスフィルム、ディズニーがビジネス優先で一貫した制作体制をとらなかった ことが原因だと思う。ロード・オブ・リングのように、初期の構想から同じ監督・スタッフで 全作を通したシナリオを組んで進めていれば、もっと深く納得感のある物語にできたであろう。  しかし、JJは最後によくやってくれた。ありがとう。 そして全9作に出演したアンソニー・ダニエルズ、 素晴らしい音楽を聞かせてくれたジョン・ウィリアムズ、お疲れさまでした。
puta-ppさん [映画館(字幕)] 8点(2019-12-23 21:06:33)(良:4票)
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20.《ネタバレ》 10点満点は大甘のご祝儀として。 シリーズ史上最悪のつまらなさだった前作から、力技多発ながらよくぞここまで纏めきったと思う。 JJご苦労様。 私がレビューしたかった事は他の皆様が殆どUPされているので、重複感満載なれど以下にてレビューします。  1.ハックス将軍、憐れ也。 前作まではファースト・オーダーの二大巨頭をカイロ・レンと張っていた筈ながら、数多の失敗が影響したのか本作では中間管理職の様な扱いに。 言いたい事も言えずスパイまでしていたのに最期はあっけなく射殺って・・・ 新3部作で最も存在がコントの様な方でした。  2.まさかのウェッジ・アンティリーズ登場 銀河一の戦闘機乗り、コレリアンの生ける伝説。久々にお会いできました。  3.A-Wingファイター、大活躍 個人的にSTAR WARSの世界で最もカッコいい戦闘機だと思ってます。  4.反則のラストシーン ジェダイとシスにバランスをもたらしたのがパルパティーンの孫で有っても私は構いません。 エピソード4初見時、そう私は小学校5年生でした。 「スカイウォーカー」の意味を辞書で引き、「なんていい名前なんだ!」と感動しました。 この名前がこれからも受け継いでいかれるなら私には文句はありません。  ここはエピソード3「シスの復讐」観賞時に当サイトに記載したレビューをそのまま抜粋して引用すべきでしょう。 『ラストの二つの太陽。あのシーンで全てが昇華する。私は初めてスターウォーズを鑑賞した11歳に戻り、 映画という素晴らしい世界を初めて体験した感動の原点を思い出す。これぞ映画の醍醐味。』 約40年に渡る本作への思いがこのシーンに凝縮されています。 そう、これで良かったんでしょう。
たくわんさん [映画館(字幕)] 10点(2019-12-23 15:53:37)(良:2票)
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19.《ネタバレ》 特別思い入れのあるファンでもないけれど公開されれば観る程度には好きな私が全9作観てようやく気付いたのは、全部同じ話の繰り返しだなってこと。 壮大な一大叙事詩みたいな触れ込みのシリーズですが、どんどん新キャラが加わっていくだけで結局は最初のキャラと舞台とストーリー展開が一番大事なわけですね。「血」がなくてもジェダイになれるって思わせてくれた前作の新しい解釈があっさりひっくり返されたのも残念。そこまでオリジナルのファンに忖度しなきゃいけないなら新作なんて創る意味無くない? 死者と交信できるのも戦闘機破壊できるのも悪者退治できるのも全部フォースのせいってドラゴンボールかよ。こんな強引な設定が無い分、ジェダイの出てこないスピンオフの方が説得力があると思った。  とはいえ単品のエンタメ作品として観ればそれなりに楽しいです。 レンは主役張るには弱いビジュアルだなーとずっと思っていましたが、最後の優しい表情のために彼は存在したのだと納得しました。フィンとポーのレイを巡る掛け合いも微笑ましい。 何よりもレイの力強い眼差しが大好きです。全ての登場人物の中で一番好きなキャラクターかも。
denny-joさん [映画館(吹替)] 7点(2019-12-23 09:52:49)(良:1票)
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18.《ネタバレ》 今まで観てきた「スター・ウォーズ」シーリーズの中で一番期待ハズレな作品でした。  理由その1・・・結局レンとレイ、この二人ばっかりが物語の主導権を握り続け、他のキャラは添え物程度になってしまった。別にそれはそれで良しとしても、この二人の物語にそこまでの吸引力を感じられず、ダラダラと中二病同士の痴話喧嘩を見ているようで疲れました。それにレイが皇帝の孫だと分かっても、あぁ~そうなんだ~程度の驚きしかありませんでした。むしろレイの親、つまり皇帝の子供がなんでまた辺境の地に身を隠していたのか?なんで皇帝から逃げていたのか?そっちのほうが気になってしまった。  理由その2・・・戦闘シーン。まずはライトセーバーやフォースでの闘い。これもレンとレイの二人しかなく、ゆえにどんなに激しく格好良いシーンを作り上げようとも、ビジュアル的ワンパターンは避けられない。次に戦闘機や戦艦によるバトル。これもそこまで興奮するようなこともなく、大量に登場するスターデストロイヤーも、ただただそこにいるだけ。だからなに?だからなんなの?でした。旗艦であるデストロイヤーにゲリラ戦を仕掛けるんですが、これがまた絵的に面白みのないことないこと。馬のような生き物で疾走したら後は普通にドンパチ。艦内に入って壮絶な銃撃戦でもするのかと思ったらただただ外で、それも横スクロールの構図だけで、さらに空間が狭いから全くもって迫力がない!これ致命的ですよ。戦闘機の空中戦も狭い空間で、コピペでもしたかのような、ただいるだけの大量のデストロイヤーの群れの中で、満員電車よろしく状態で見ていて疲れまくりでした。  理由その3・・・新しいメカに魅力ないのと、新しいメカそのものが少ない。  理由その4・・・ころころと心変わりする皇帝ちゃん。だからあんたさ~、何がしたいのよ!  理由その5・・・CGまるわかりの若きルークとレイア。二人で特訓していて、実はレイアの方が強かった。ていう展開は好きなんですが、いかんせんCGがしょぼすぎ。せっかくの重要なシーンなのにあれはないですよ。はい。  批判的なことばかり言ってきましたが、単体の作品としてはごくごく普通には楽しめると思います。ただこれが最後の、完結編の、長き歴史の終焉の、ていう特別な想いのフィルター越しに見てしまうと、やはり物足りなさは感じます。  最後に、赤でも青でも、ダークサイドでもライトサイドでもない黄色いライトセーバーが出たシーンだけは、(;`Д´)<お゙お゙!お゙お゙!てなりました。 そして、エピソード1で言っていた、フォースにバランスをもたらすがやっと実現した瞬間に、このシーンは本当に胸熱になりましたね。 てか結局バランスもたらしたのが皇帝の孫って・・・スカイウォーカー家、関係ないんかい!w    さようなら「スター・ウォーズ」 ありがとう「スター・ウォーズ」 そして、永遠に「スター・ウォーズ」よ・・・。
Dream kerokeroさん [映画館(字幕)] 5点(2019-12-23 07:28:11)(良:2票)
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17.《ネタバレ》 これまでこの新世代の3部作については擁護派だったが、今作は正直かなり不満。 8で意図的に破壊した設定を、カイロ・レンのマスクよろしく一所懸命つぎはぎして直した印象。修復時何故か同席させられていたレン騎士団同様、なんとも言えない気持ちだった。 そんなマスクもレン君はまた脱いだりかぶったり、そういったキャラの行動に一貫性がないのが気に入らない。「アイツなんやねん」「これなんの時間?」というレン騎士団の休憩室の会話が聞こえてきた。 レン君に限らず、旧キャラも新キャラもみんな大事にされていない印象で、C-3POのメモリーを飛ばすシーンなんて相当イラついた。後であっさり戻せたからいいよね!じゃないよ。ならそもそもあの演出いらないよね。  結局「何を観せたいか」よりも、「ファンが何を観たいか」を過度に意識しすぎたと思う。 パルパティーンの血筋なんてその最たるもので、ハイパー安牌切った感じ。てか孫って、じゃあ子供(レイの親)は?大ボスから生まれてフォースなしの無能な聖人になるとか無理あるでしょ。これなら私は8のクズ親から生まれた突然変異説を推したい。フォースは誰の周りにも存在しているはずで、誰もが特別な存在になり得るという方が好きだ。  まあ、これだけ文句を言える程魅力的なコンテンツなので、噂されている今後のシリーズも絶対見続けますけどね!
けんじマンさん [映画館(字幕)] 5点(2019-12-22 23:47:09)(良:2票)
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16.《ネタバレ》 【注】私はスターウォーズ・サーガに何の関心もない一般のSFファンです。コアなファンの方は読み飛ばして下さい。 スターウォーズもこれでルーカスのシリーズとしてはひとまず完結。(ディズニーがすぐ新シリーズを始めるけど) この完結編を見た率直な印象は「ep4〜6の焼き直しじゃん」でした。最後はやっぱりパルパティーンが出てきてバリバリバリと電撃をかまして(今度は艦隊にまで打撃を与えてもはや無敵の能力)最後はやられて一気に帝国艦隊も壊滅。次のシリーズでもまた全く同じ事が出来ますね。 1〜9まで通してもう一度見たいと思うシーンの筆頭は駄作ep1のダースモールの剣劇シーンでした。個々の作品としては5と8が良かったですね。エヴァもそうだが、真ん中が一番伸び伸びと好き勝手が出来るからか?
ぴのづかさん [映画館(字幕)] 5点(2019-12-22 23:29:20)
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15.《ネタバレ》 前作で不評だったストーリーを、最初のタイトル後の説明文で全部なかったことにして、いきなりよくわからない話が始まるという今回。正直、シリーズの意味なし。 破綻したストーリーを紡ぐために、監督が頑張ったのはわかるけど、詰め込みすぎで、ごちゃごちゃしてます。 物語のキーポイントでオリジナルのキャラクター、ルーク、ハン、レイア、チューイ、3PO(今回R2の出番少なし)に頼る羽目になるということは、結局、何年もかけてきたこのシリーズで魅力的なキャラが一人も出なかった証拠。 でも、カイロ・レンの扱いは腑に落ちました。こちらのほうが、俳優さんのキャラクターにあってるね。  シスとジェダイについて一言だけ。どちらもフォースを力の源とする両者で、フォースの使い方に制限が無い分、強さは圧倒的にシス>ジェダイであり、シスを滅ぼすためにフォースを使えないという大きな矛盾がスター・ウォーズの世界観の根源にあったと思っています。 エピソードVIで、ルークは所詮ジェダイの見習い程度であり、とはいえ仮にルークがジェダイマスターだとしても皇帝には歯が立たなかったと自分では解釈してました。だから、ベイダーが、フォースを使うのでなく、力づくで皇帝をシャフトに放り投げてハイ、オシマイとなったあのシーンは、あっけなくはあっても、納得のいくものでした。 ところが今回は、そうですか、フォースでやっつけちゃうんですか。返し技のようなものではありましたが・・・  ま、作らなくてよい三部作でしたね。
Northwoodさん [映画館(字幕)] 5点(2019-12-22 19:40:44)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 94人
平均点数 6.77点
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100.00%
200.00%
333.19%
466.38%
51515.96%
61718.09%
72122.34%
81617.02%
999.57%
1077.45%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.15点 Review13人
2 ストーリー評価 6.05点 Review18人
3 鑑賞後の後味 7.62点 Review16人
4 音楽評価 8.87点 Review16人
5 感泣評価 6.46点 Review15人
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【アカデミー賞 情報】

2019年 92回
作曲賞(ドラマ)ジョン・ウィリアムズ[音楽・1932年生]候補(ノミネート) 
視覚効果賞 候補(ノミネート) 
音響賞 候補(ノミネート) 

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